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2008年5月12日、中国四川省でマグニチュード7.9の強震が発生する数日前に、ヒキガエル数十万匹が道路を覆いつくして大移動していた。(写真=中央フォト)
真冬にヘビはい出た後に地震、動物の予知力か偶然か(1)
http://japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=184137&servcode=400§code=400
2014年04月14日16時57分 中央日報/中央日報日本語版
人は未知の対象に恐怖を感じる。いつどこで発生するかも知れない地震への恐れもその1つだ。今月1日未明、忠清南道泰安(チュンチョンナムド・テアン)近郊の海上で歴代4番目に強いマグニチュード(M)5.1の地震が発生して人々を驚かせた。地震も、天気予報のようにあらかじめ見通すことができる方法はないだろうか。
1975年2月3日、中国政府は遼寧省海城市の住民たちに地震避難令を下した。真冬なのにヘビが土地の上にはい出てきて凍死するなどの異変が続出したためだ。翌日、M7.3の大地震がこの地域を襲い、1300人余りが亡くなった。避難令がなかっら、より大きな被害が発生しただろう。
2004年、インドネシアでは津波で15万人以上が亡くなった。一方、象のような動物はあらかじめ山に逃げていて被害を逃れた。人には分からない微細な地球の磁場変化などを感じたという推測が多かった。
一部では、こうした事例を根拠に「動物の叡智の能力を地震予報に活用すべきだ」と主張する。だが非科学的だという批判が多い。地震が発生した後「振り返ってみると動物たちが普段とは違う行動をした」という話が多いからだ。海城の地震1年後に唐山大地震(M7.8)が発生した時は、誰も予想できずに数十万人が命を失った。
科学者たちは、地震波の速度差を利用した警報システムを作っている。地震波の最初のP波は1秒あたり8キロ、次の横波(S波)は1秒あたり3キロの速度で広がる。先に到達するP波を分析し、規模を予想すれば破壊力がより大きいS波が到達する前に警報を出せる。日本はすでにP波到達4〜5秒以内に警報を発令するシステムを備えている。韓国気象庁も2020年までに10秒以内の警報システムを構築する計画だ。
真冬にヘビはい出た後に地震、動物の予知力か偶然か(2)
http://japanese.joins.com/article/138/184138.html?servcode=400§code=400
2014年04月14日16時57分 中央日報/中央日報日本語版
だが、このシステムにも限界がある。地震発生地から150キロ以上離れた場合にのみ効果がある。それより近ければ2つの地震波の到達時間は20秒の差も出ない。警報が発令されても避難する余裕がないのだ。1日に発生した西海(ソヘ、黄海)地震の場合、2つの地震波の間隔が25秒だった(ソウル基準)。
世界的な科学ジャーナル『ネイチャー』は1月、地震光(Earthquake light)を地震予報に応用できるという研究結果を紹介した。地震光は地下鉱物から分離した電子が地上の外に出てきて大気中の電荷と反応して光を出す現象だ。2008年、中国四川大地震(M8.0)、2009年イタリアのラクイラ地震(M6.3)の時にこうした光が目撃された。地下岩石の中のラジオアイソトープが崩壊して噴出するラドン(radon)ガスを感知して地震を予測できるという主張もある。だが全ては基礎研究レベルであるだけに、すぐに実際の警報に活用することは難しい。
こうした事情だと、時には学者が受難に遭うこともある。2012年、イタリアのラクイラ裁判所は2009年の地震をまともに予報できなかったという学者6人と公務員1人に最高で禁固6年、罰金900万ユーロの刑を宣告した。
人類が自然の秘密を全て明らかにすることが出来ていない状況で、科学者に地震予報の法的責任まで問うのは行き過ぎだという反応が多かった。今重要なのは、たった1秒でもはやく地震を感知して被害を減らす「尽人事待天命(人事を尽くして天命を待つ)」の努力でないだろうか。
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