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エルニーニョでも猛暑? 専門家が警告「おかしな気象続く」
http://gendai.net/articles/view/life/149196
2014年4月3日 日刊ゲンダイ
砂漠並みの猛暑はウンザリ/(C)日刊ゲンダイ
都心は桜が満開で、日中は汗ばむことも少なくない。この時季は気温がグンと上がり、毎年、GWごろには夏のように暑くなったりする。もう去年のような砂漠並みの猛暑はウンザリだが、気象予報士の森田正光氏はこう予想する。
「この夏は、南アメリカのペルー沖の海面水温が上昇するエルニーニョ現象の発生が予想されています。エルニーニョの年は、夏の暑さをもたらす太平洋高気圧の張り出しが抑えられて、日本の南に下がる。湿った南風が日本列島に吹き込みにくくなり、冷夏になりやすいのです」
予報通り冷夏になれば11年ぶりのこと。久しぶりに涼しい夏を楽しむのも悪くはないだろう。
しかし、2月に東京は2週連続で大雪に襲われた。気象の常識では考えられないような異常気象が起こる時代だ。通説が覆される恐れがあるという。
■不穏な「エルニーニョモドキ」
海洋研究開発機構アプリケーションラボ所長の山形俊男氏が言う。
「エルニーニョ現象の中心がどこにあるかによって、日本の夏は暑さが変わってくるのです。ペルー沖なら、確かに冷夏になりますが、日付変更線ぐらいまで西にズレると、逆に暑くなります。私は、この西にズレたエルニーニョを『エルニーニョモドキ』と命名して、一般的なエルニーニョと区別した。エルニーニョと発表された04年は、実はエルニーニョモドキで、関東から西は通説が覆され、猛暑になったのです」
山形氏は、世界で初めてエルニーニョモドキの年が猛暑になることを予想。その予想がズバリ的中した。今年も2月はエルニーニョモドキだったが、3月はエルニーニョで、どちらに転ぶか微妙な状況だ。仮にエルニーニョで落ち着いたとしても、インド洋の海面水温が上昇すると、夏に冷夏を生む大気の循環の仕組みが打ち消されるため、やっぱり猛暑になるという。
「今のところインド洋の海面水温はほぼ平年並みですが、この海域の水温が上昇してきたら要注意です」(山形氏)
ひんやりした夏であることを祈るばかりだ。
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