この3か月ほど、Ｍ７以上の地震が地球規模で起こっていず、Ｍ９規模は2004年のスマトラ島沖地震、2011年の東北地方太平洋沖地震と続いていて、次の地震が近未来に起こることが予測されています。

ただ、

＞米国西部では噴火によるガスで人間はたった５−７分で窒息死してしまうほか、米国の大部分の領域が火山灰に埋まってしまう恐れがある。

は、かなりデマレベルの話だと思います。どんなに濃度が濃い噴火ガスでも、基本的に拡散します。噴火ガスはもともと温度が高いため、上空へ拡散し、その後地表面に降下しますが、その時にはかなり濃度が薄くなっているはずです。

また、アメリカの国土は広く、火山灰がいかに大量であっても、地表面を広く薄く覆うことはあっても「火山灰に埋まってしまう」という感じはないと思います。

＞イエローストーンから流れ出た溶岩は世界全体に流れ出し、破壊力の強い津波が発生するほか、大気圏に放出された何百万トンもの火山灰で太陽光線がさえぎられてしまう。この結果、緯度５０度までが南極圏と化してしまう。噴火後、数ヶ月で地球上の３分の１の人口が死に絶え、唯一生き残るのはユーラシア大陸の中央部だけとなる。

こちらも、あまりに危機をあおりすぎです。イエローストンはかなり内陸にあります。いかに溶岩が大量に噴出しても、津波はほぼ起こらないはずです。火山灰と言うか火山ガスによる太陽光遮断効果はあるでしょうが、「緯度５０度までが南極圏」というのは言い過ぎでしょう。「噴火後、数ヶ月で地球上の３分の１の人口が死に絶え、唯一生き残るのはユーラシア大陸の中央部だけとなる」も、明らかに言い過ぎで、単なるデマのレベルになってしまいます。

どちらにしても、2004年以来、地球規模での大地震活動期に入ったことは確実です。原発は世界中で閉鎖する必要があり、使用済み核燃料の保管方法も改善の必要性があります。だからと言って、万能の解決策は見つかりません。国連で、現状の正確な認識とそれへの対応策を協議することから始めるしかないのではないでしょうか。

しかし、美しい！