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【東日本大震災3年】M7地震、今後も警戒を 地震調査委が発表
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140311/dst14031119310038-n1.htm
2014.3.11 19:29 産経新聞
政府の地震調査委員会は11日、東日本大震災から3年間で余震発生数は徐々に減っているが、大震災前より活発な状況は続いており、今後も大規模な地震が起きる可能性があるとの見通しを発表した。本蔵義守委員長は「防災の観点から、当面マグニチュード(M)7以上の地震を警戒すべきだ」とした。
本蔵委員長は2004年のスマトラ沖地震を例に挙げ、同じ地域で約7年半後にM8級の地震が起きたことから、「大震災から少なくとも5年は注意が必要だ」と話した。
調査委によると、余震域で発生したM4以上の地震の発生数は、大震災後の約1年間と比べて、その後の1年間で5分の1以下、2年後からの1年間で10分の1以下まで減少したが、大震災前の数年間の平均と比べ3倍以上で、活発な状態が続いている。
本蔵委員長は「大震災で、地震の規模や起こり方に多様性があることが分かった。今後もデータや資料を蓄積し、長期的な予測に生かしていく」とした。
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沿岸部や海溝付近で多発=東日本大震災の余震−気象庁「引き続き注意を」
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014031000787
気象庁は10日、東日本大震災の巨大地震(マグニチュード=M9.0、最大震度7)の余震について、全体的に減少しているが、震災前に比べると東北地方の沿岸部や日本海溝付近で多い状態が続いていると発表した。
青木元・地震情報企画官は記者会見で「沿岸近くの余震は揺れが強い場合がある。M7以上の可能性は低くなっているが、まれに大きな余震が発生することがある」と説明。海岸付近で強い揺れを感じたり、津波警報が発表されたりした場合は、直ちに高台に避難するよう呼び掛けた。
岩手沖から千葉沖にかけての余震域では、本震発生から1年目はM5以上が本震含め653回、最大震度4以上が242回だったが、2年目は84回と45回、3年目(10日午後5時まで)は56回と32回に減った。震度1以上の総合計(同)は1万602回。
本震は日本海溝で海側プレートが陸側プレートの下に沈み込む境界付近が大規模に滑って起きた。その反動で日本海溝の外側(アウター)にある海側プレートの盛り上がり部分(ライズ)が引きちぎれる「アウターライズ型」大余震が懸念されており、実際に昨年10月には福島沖でM7.1、最大震度4の余震が起きて津波も観測された。
青木企画官は2004年にインドネシア・スマトラ島沖でM9.1の大地震と津波が発生した後、12年にM8.6のアウターライズ型大余震と津波が起きた例を挙げ、「今後も起こらないとは言えない。引き続き注意してほしい」と述べた。(2014/03/10-19:56)
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