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「もし淡路や神戸に原発があったら、確実にその原発はやられていた:兵頭正俊氏」
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2014/1/18 晴耕雨読
https://twitter.com/hyodo_masatoshi
阪神・淡路大震災の恐怖はまだ消えていない。
頭上に落ちてきた浩瀚な美術書。
(その痛さといったらなかった)。
転がるテレビ。
滑り、移動したピアノ。
天井にぶつかるほど揺れていた照明。
倒れた冷蔵庫。
水屋からこぼれて割れたコップ、食器類。
「死ななかった」。
それが最初の言葉だった。
阪神・淡路大震災の体験からいえることは、もし淡路や神戸に原発があったら、確実にその原発はやられていたということだ。
直下型の地震ではビルがサイコロでも転がすように倒される。
どんなに頑丈に作っても配線や配管はやられる。
倒壊しないビルも、内部は亀裂だらけだったのである。
既得権益支配層が、福島第1原発事故を、津波のせいにするのは、頻繁に起きる地震に原因を求めると、原発が維持・推進できなくなるからだ。
阪神・淡路大震災の恐怖はまだ消えない。
日本に原発は無理であり、1%の利権のために99%に犠牲を強いる政策など、まともな神経の考えることではない。
もし、阪神・淡路大震災クラスの地震がきたとき、なかったらもっとも困るものは、次のどれだと思う? @電気 Aガス B水 C食糧。
さて答えは動物と同じもの。
つまり水だ。
水道はなかなか復旧しない。
生活用水も困るし、料理ができない。
病人がいたら、薬が飲めないのだ。
つまり原始状態に戻る。
大地震に備えて、今晩からも習慣づけること。
それは風呂の水を流さないこと。
水道が復旧するまで、トイレに役立つ。
飲料水は近くにローソンがあるって? そんなものは30分後にはなくなる。
わたしは山をめがけて車を走らせ、麓の農家の井戸から飲み水をもらった。
これを何日も続けた。
大地震の後には被災者差別が起きる。
阪神・淡路大震災のあと、期末試験を前にして、わたしは試験勉強の自習を1時間取った。
生徒たちは、それぞれ仲間の元に集まって勉強を始めた。
しばらくして、わたしは、はっとして机間を歩くのをやめた。
被災者と、そうでない生徒たちが綺麗に分かれて座っていた。
阪神・淡路大震災の悲劇は無数。
ある定年退職した教師の話。
定年と同時に退職金で家を建てた。
その直後に大震災が来て、住宅が倒壊した。
その教師は、定年後、講師に来られていたが、ちょうど高校で震災前から工事をやっていて、そのビニールシートを雨除けに貸してほしいと教頭に必死に頼まれていた。
阪神・淡路大震災の死者の数字は、公式発表とは違う。
震災のあと、九州や四国に避難して、そこで生活に行き詰まり、自殺した人などは、死者の数に含まれていない。
あるいは、神戸にいて自殺した人。
震災が原因の病気で死んだ人。
権力は失政を小さく扱う。
これは福島第1原発事故にも露出している。
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