http://www.asyura2.com/13/jisin19/msg/502.html
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上の図は防災科学技術研究所のサイトからの引用。
左が1906年からの1946年の昭和南海地震が起こるまでの40年間でM7程度以上の地震をマッピングしたもの。右が1956年から1996年の40年間の同じような地震を記録したもの。これを見ても分かるように、巨大地震、それも海溝型の大型地震が起こる前は内陸直下型の地震がある程度の数発生する。
ウィキの地震年表(日本)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8_(%E6%97%A5%E6%9C%AC)
から1995年の兵庫県南部地震以降の西日本の地震を抜き出すと次のようになる。
1997年(平成9年)5月13日 鹿児島県北西部地震 - Mj 6.4(旧Mj 6.3)(Mw 6.2)、川内市で最大震度 6弱。
1998年(平成10年)
5月4日 石垣島南方沖地震 - Mj 7.7(旧Mj 7.6)(Mw 7.5)、先島諸島で最大震度 3。一時津波警報発令。
2000年代
2000年(平成12年)
10月6日 鳥取県西部地震 - Mj 7.3(Mw 6.8)、鳥取県境港市、日野町で最大震度 6強。(日野町で震度 7相当を観測、防災科学技術研究所Kik-netの計測震度計による[89])
21世紀[編集]
2001年(平成13年)
3月24日 芸予地震 - Mj 6.7(旧Mj 6.4)(Mw 6.8)、広島県河内町・大崎上島町、熊野町で最大震度 6弱、死者2人。フィリピン海プレート内部の地震。
12月18日 与那国島近海で地震 - Mj 7.3(Mw 7.1)、与那国島で最大震度 4、西表島で最大高20cmの津波を観測。
2002年(平成14年)
3月26日 石垣島近海で地震 - Mj 7.0(Mw 6.5)、黒島、波照間島で最大震度 1。
2004年(平成16年)
9月5日 紀伊半島南東沖地震 - 19時7分にMj 7.1(Mw 7.3)、23時57分にMj 7.4(Mw 7.5)。23時57分の地震で奈良県・和歌山県・三重県で最大震度 5弱。一時津波警報が発令。
2005年(平成17年)
3月20日 福岡県西方沖地震 - Mj 7.0(Mw 6.7)、福岡県福岡市・糸島市、佐賀県みやき町で最大震度 6弱、死者1人。
2010年(平成22年)
2月27日 沖縄本島近海で地震 - Mj 7.2(Mw 7.0)[103]。沖縄県糸満市で最大震度 5弱。負傷者2名。沖縄本島地方に一時津波警報が発令された。南城市で10cmの津波を観測。
11月8日 沖縄本島北西沖で地震 - Mj 7.0(Mw 6.8[134]〜Mw 6.9[135])、深さ217km。沖縄本島地方で最大震度 4[136]。
2013年(平成25年)
4月13日 淡路島付近で地震 - Mj 6.3(Mw 5.8)[150]、深さ15km。淡路市で最大震度 6弱[151][152]。
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上の地震の半分以上が内陸の地震ではなく海域の地震であり、それも沖縄方面が多いため、高知県沖を震源とする南海地震や駿河湾などを震源とする東南海地震はまだまだ起こる可能性は少ないと思える。
以下は、防災科学技術研究所のサイトから、このページのトップに表示されているはずの地震マップに関するところの解説文の引用です。
http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/part1.html より部分引用:
このような大地震の繰返しに関連して,その震源域周辺のやや広い範囲において, 地震活動が活発化したり,静穏化したりする現象が認められる場合があります. 図7.11に示した地震のサイクルでいえば, 歪エネルギーを蓄積する期間のうち前半は,前回の地震で周辺部の歪エネルギーを放出しているため, 一般に大きな地震は起きにくくなり(静穏期),後半になると地下の緊張状態が高まり, 大きめの地震が起きやすくなる(活動期)という傾向があります.
=== 図7.12 1946年南海地震(M8.0)の発生前40年間(左)と最近40年間(右)における,近畿地方周辺の地震活動(M>6) の比較(「1995年兵庫県南部地震」,京大防災研より) ===
1946年南海地震の発生前40年間と最近40年間における,近畿地方周辺の地震活動(M>6) の比較
図7.12は,1946年南海地震(M8.0)の発生する前の40年間と, 最近40年間のそれぞれにおいて,近畿地方周辺で生じたM6を超える地震の分布を示しています (ただし,余震は除かれています). 両期間を比較すると,南海地震に先立つ40年間は確かに内陸の地震活動が高かった様子がうかがえます.
最近の40年間は大変に静かですが,1995年兵庫県南部地震に引き続いて, 2000年鳥取県西部地震や2001年芸予地震などが続いており, 西日本地域は次の南海地震に向けた内陸地震の活動期に入ったのではないかとの議論もなされています.
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