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16日の地震を1週間前に予見 「地殻変動解析」の専門家が警告する首都直下型地震
http://ch.nicovideo.jp/nk-gendai/blomaga/ar393470
2013/11/18 日刊ゲンダイ
「先月末に福島沖でM(マグニチュード)7・1の地震が発生したときから、今回の事態は予想できました」
元前橋工科大教授の濱嶌良吉氏(地殻変動解析学)がこう言った。
濱嶌氏は、先週10日に震度5弱の地震が茨城南部を襲ったとき、本紙で〈1週間後をメドに、再び茨城県沖、房総沖で地震が発生する心配があります〉と警告していた。 はたして、これが見事に的中。16日午後9時前、千葉県北西部を震源とした大きな揺れが発生した。深さ90キロ、M5・4で、茨城県坂東市、千葉市、横浜市などで震度4を記録。都内でも、千代田区、港区、新宿区などで震度3となっている。
濱嶌氏は、福島沖の地震の1週間前ごろから、宮城と茨城、北海道十勝地方でM5前後の地震が発生していたことにも注目。〈最近は、南下した茨城付近で規模の大きい余震が増えてきている〉と分析していた。濱嶌氏が改めて警告する。
「余震は北から南に移っていて、3・11でプレートが破壊しなかった茨城や千葉に下りてきている。房総半島南東沖は、相模トラフ、日本海溝、伊豆小笠原海溝の3つの海溝が接している。特に千葉と密接な相模トラフが動き始めているとみています」
相模トラフは、1703年の元禄関東地震(M7・9〜8・2)、1923年の関東大地震(M7・9)を引き起こしている。東京のサラリーマンにとっては無視できない存在だ。
「一連の地震は、“首都直下の引き金”とみています。東京直下の場合、M9クラスの揺れが起きてもおかしくないのです」(濱嶌氏)
週末の地震は重大なメッセージを発していたと考えるべきだろう。
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