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1週間周期で中規模の地震「関東大地震」発生前に酷似 強い揺れも…
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131118/dms1311181534012-n1.htm
2013.11.18 夕刊フジ
ほぼ1週間周期で中規模の地震が起きている。16日夜、千葉県北西部を震源とする最大震度4の地震があったほか、10日、3日にも茨城県南部が震源の揺れに見舞われた。専門家は1923(大正12)年の「関東大震災」に着目。首都圏で相次ぐ地震は、当時の発生プロセスに「似たものといえる」というだけに危機感が募る。
気象庁によると、16日の地震は震源地が千葉県北西部で、震源の深さは約90キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・4と推定される。茨城、埼玉、千葉、神奈川各県で震度4を観測した。
10日には茨城県南部を震源とする最大震度5弱、M5・5(推定)の地震があったばかり。3日にも、同じく茨城県南部が震源の最大震度4、M5・0(同)の地震が発生している。
首都圏を襲う揺れについて、武蔵野学院大の島村英紀特任教授(地震学)は、関東大震災が発生した経緯に着目。明治、大正期には首都圏で中規模の地震が相次いでおり、当時と「似たものといえる」と指摘した。
「1895(明治28)年の明治霞ケ浦地震(M7・2)を皮切りに、茨城周辺では関東大震災まで比較的大きな地震が相次いだ。関東大震災を起こした関東地震は200年以上の発生周期といわれるが、東日本大震災によって地下の状況は“リセット”された可能性が高い。次の関東地震まで100年以上の余裕があると油断はできない」
茨城県南部では1921年12月、M7・0、最大震度6弱とみられる「竜ケ崎地震」があった。22年5月にもM6・1、最大震度5弱の地震が発生。23年に入って1月にM6・0で最大震度5弱、同6月には茨城沖でM7・1、最大震度5強の地震が起きた。
そして23年9月1日。関東大震災が発生している。
「関東地震は大正時代のもの(M7・9)より、1703年の元禄関東地震(M8・2)の方が大きかった。次に起きる関東地震がどの規模になるのか、残念ながら予測できない」(島村氏)
大正時代の関東大震災どころか、さらに強い揺れに見舞われる可能性もあるようだ。
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