液状化で危険な土地に五輪施設建設の愚
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131103-00516659-sspa-soci
週刊SPA! 11月3日(日)9時21分配信

長年の誘致活動が実のり、2020年の東京オリンピック開催が決定した。8年間で3兆円という膨大な経済効果も期待され、明るい話題ばかりだ。しかし、その陰では――

◆液状化で亀裂が入った土地に水中競技施設を建設！

「液状化は本当にひどかった。目の前の広大な芝生のグラウンドは池のようになり、地面に亀裂が走りました。この建物だって傾いて、ジャッキアップしたくらいです」

　こう語るのは、東京都江東区にある辰巳の森海浜公園（約17ha）の公園事務所の男性職員。2年前の東日本大震災は、東京都の東部沿岸地域に被害甚大な液状化現象をもたらし、同公園ではトイレが地面にのみ込まれたほどだ。職員の言う「この建物」とは公園事務所のこと。

　公園を歩くと今も地面が多少の波を打っていたり、施設の土台が地面からずれているのがわかる。

　この公園に建設されるオリンピックの水中競技施設は2つ。

　一つが、公園事務所の真ん前に広がる芝生に建てられる水球会場の「ウォーターポロアリーナ」。もう一つが、芝生に隣接する林（植樹用の樹木を育成する用地で立ち入り禁止地区）に造る「オリンピックアクアティクスセンター」。水泳やシンクロナイズドスイミングに使われる。ポロアリーナは仮設の施設で閉会後に取り壊されるが、アクアティクスセンターは観客席2万を5000に減らし、閉会後も恒久施設として残す。

　液状化現象に詳しい東京電機大学理学部の安田進教授（地震工学）はネットでこう語っている。

「東京都の臨海部はほとんどが埋め立て地。一番の問題はまさしく液状化です。東京都の台場から千葉県の千葉市までの液状化は41平方キロメートルという世界最大を推計しました。M7.3の首都直下地震だと、東京湾の震動は東日本大震災より強く、液状化の可能性も高まります」

取材・文・撮影／樫田秀樹　斉藤清八　写真／権徹

コメント
01. taked4700 2013年11月03日 10:44:29 : 9XFNe/BiX575U : gByFtF1Iaw 貞観地震の時は9年後に相模武蔵地震が起こりました。2011年の9年後は2020年でありちょうど東京オリンピックの年。相模は神奈川県で武蔵は埼玉県。よって相模武蔵地震は東京首都直下地震でもある。 このままですと、施設を作って完成したころに地震が起こってオリンピックを返上と言うことになる可能性が強い。
02. 2013年11月04日 20:34:55 : nJF6kGWndY まだ暫く、高インフレになりそうもないから、 五輪前なら関連業者や雇用が公共工事で潤うだけ 五輪にぶつかる確率は、ほぼ０だが、まあ起こったとしても 歴史的な事件として記憶される分、面白いだけ
03. 2013年11月04日 21:05:32 : uPQKynh7AA しっかし、いつもおもうんだけど、 8年間で3兆円って、すすめの涙程度の経済効果だよね。 年間いくら？ え、３７５０億円　　へ〜 こんど消費税あげるのに使う経済対策が、たしか経済対策5兆円 だっけ。 でさ、阿部政権が既に使った経済対策って１０兆えんだっけ。 単年度で。 いまどき、オリンピックなんて金の持ち出し。 それでもって、こんあ液状化で危険な土地に五輪施設建設してさ、 どうかしているよ。全く。
04. 2013年11月04日 23:59:13 : suvcO3SHSw 財政規律（爆笑）

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