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台風26号の不可解な動きで大惨事となった伊豆大島
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2013-10-17 陽光堂主人の読書日記
台風26号による豪雨で、伊豆大島は大規模な土砂崩れに見舞われ、17日午前1時現在で17人が死亡、依然として43人の安否が確認されていません。台風被害としては、近年にない大惨事です。
伊豆大島は火山島で地盤が脆く、集中豪雨に弱いと言われていますが、何故異様な豪雨となったのか、避難勧告が何故出されなかったのかという点について検証する必要があります。
近年は集中豪雨・ゲリラ豪雨が発生しやすく、今回もまたかという感じですが、原因はよく判っていません。後知恵で気象庁は気圧や気流などで説明しますが、何故そういう異様な気圧配置ができるのか、不明のままです。
下の図は、気象庁が発表している台風26号の関東・東北付近の経路図ですが、素人目にも不自然な感じがします。
台風26号は、八丈島辺りで急に角度を北に変えて真っ直ぐに進み、三宅島と御蔵島の間で再び右へ急旋回し、房総半島沖を北上してゆきました。島々の間を縫って関東地方を避けるかのような動きを見せています。丸で誰かがコントロールしているが如くです。
たまたまそういう形になったと気象庁や専門家は説明するでしょうが、納得できるものではありません。気象コントロールしたのではないかという疑念が湧いてきます。もしそうなら、伊豆大島はとばっちりを食った可能性があります。台風が近くでモタモタしていたわけですから。
大島町長と副町長が揃って不在だったという点も気になります。それぞれ島根県と東京都へ出張していたとのことですが、関東地方への「10年に一度」の台風が接近しているのにのん気なもので、通常なら役所で待機していなければなりません。
東京都によれば、大島町を災害警戒地区に指定する直前だったということですが、言い訳じみているような感じもします。台風被害が生じ始めた時点で、地元の警察が大島町役場に2度も連絡したとされていますが、何故か役所は動かなかったようです。
「今更避難勧告を出しても危険を増すだけ」という尤もらしい説明がなされていますが、もう少し対応の仕方があったのではないでしょうか? 全体的に不自然で何かありそうですが、結局天災ということで蓋をされてしまうことでしょう。国や地方自治体などは当てにならず、自分たちの身は自分たちで守るしかないようです。
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