http://www.asyura2.com/13/jisin19/msg/292.html
Tweet |
首都圏1都3県別 「地震に弱い町」ワースト10
http://gendai.net/articles/view/syakai/144697
2013年9月21日 日刊ゲンダイ
20日未明に発生した震度5強の地震にヒヤッとした人も多いだろう。震源は福島県いわき市だったが、関東でも大きな揺れが観測された。そんな折も折、東京都が震度5〜7の地震が発生した際の「地域危険度」を公表。最も危険とされたのは荒川区の町屋4丁目だった。そこで日刊ゲンダイ本紙は千葉、埼玉、神奈川の各県が出している「地震被害想定調査」と各自治体の防災マップをもとに「危ないエリア」をまとめた。リスク管理の参考にしてもらいたい。
東京都は都内5123の町・丁目ごとに、建物倒壊と火災リスク、消防救助活動のしにくさを調べ、液状化予測を加味して危険度を5段階で相対評価したという。
災害危機管理アドバイザー・和田隆昌氏が言う。
「上位にランクされた荒川区、足立区、墨田区は木造住宅が密集し、細い道路が入り組んでいる場所が多いのが特徴です。古い町工場も多く、震災発生の時間帯によっては、大火災が予想されます。しかも、荒川、隅田川の河川敷は液状化の恐れがあり、緊急車両が消火と救助に向かいにくい。だから危険度が高いとされたのでしょう」
埼玉県で上位にランキングされた草加市、八潮市も理由は似ている。
「どちらも古い木造住宅が密集しているため、全壊率、焼失率とも高い結果となりました。さいたま市西区は住宅密集地域ではありませんが、消防水利が脆弱(ぜいじやく)と考えられています」(県危機管理防災部危機管理課)
千葉県の浦安市は大震災で大規模な液状化現象が発生した。歴史の浅い埋め立て地は地盤が緩く、液状化が起きやすいとされるが、5位にランクインした千葉市中央区も埋め立て地が広がる。
神奈川県の川崎市川崎区、横浜市鶴見区も埋め立て地が多いが、前出の和田氏は別の理由も指摘する。
「横浜市は老朽化した橋が多く、大地震で崩壊することで多数の逃げ遅れる人が予想されます。一部で架け替えが進んでいますが、ピッチを上げるべきでしょう」
自治体が「危ないエリア」を公表することで、地価下落を心配する人もいるそうだが、カネより大事なのは命である。
【危険度ワースト10】
東京都
1位/荒川区町屋4丁目
2位/荒川区荒川6丁目
3位/足立区千住4丁目
4位/大田区羽田6丁目
5位/江東区北砂4丁目
6位/足立区千住大川町
7位/墨田区墨田3丁目
8位/足立区千住龍田町
9位/足立区柳原2丁目
10位/足立区千住柳町
千葉県
1位/浦安市(弁天、富岡)
2位/習志野市(津田沼)
3位/富津市(富津)
4位/八千代市(米本)
5位/千葉市中央区(川崎町、富士見町)
6位/木更津市(久津間)
7位/市原市(八幡)
8位/千葉市稲毛区(小仲台)
9位/君津市(中野、坂田)
10位/市川市(中国分)
埼玉県
1位/草加市(瀬崎)
2位/八潮市(古新田)
3位/蕨市(南町)
4位/さいたま市西区(指扇)
5位/川口市(元郷)
6位/三郷市(彦倉)
7位/越谷市(東越谷)
8位/新座市(大和田)
9位/志木市(柏町)
10位/旧鳩ケ谷市(※川口市に合併)
神奈川県
1位/川崎市川崎区(扇町、水江町)
2位/横浜市鶴見区(弁天町)
3位/川崎市中原区(北谷町)
4位/横浜市港北区(日吉本町)
5位/川崎市幸区(塚越)
6位/横浜市西区(桜木町)
7位/逗子市(逗子)
8位/川崎市高津区(久地)
9位/横浜市神奈川区(栄町)
10位/横浜市中区(北方町)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。