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東スポWeb 9月11日(水)11時28分配信
2020年東京五輪の開催が決定し、日本中がお祭りムードだ。それはそれで大いに結構だが、誰もが感じていながら口に出せないのが「大地震や富士山の噴火は大丈夫?」という一抹の不安。政府、地震研は首都直下地震や南海トラフ地震が30年以内に70%の確率での発生を予測していたのだから、当然だろう。そこで「富士山の噴火は始まっている!」の著者でもある琉球大学の木村政昭名誉教授に、五輪までの7年間、東京を天災が見舞う可能性を詳しく聞いてみた。
「国は首都直下や南海トラフ地震を予測していますが、私にはその方面で大地震が起きる“地震の目”は見当たらない」
阪神・淡路大震災や東日本大震災を事前に予測していたことで地震予測の権威として知られる木村氏はこう話す。国の予測が外れれば一安心だ。だが、木村氏は、東京エリアには“3つの不安”があるとも指摘している。
1つ目が伊豆諸島沖で13年からプラスマイナス3〜5年の範囲で発生が予測されるM8・5規模の地震だ。
「東京から200キロ離れ、フィリピン海プレート上ですので(北米プレート上の)東京に直接の揺れは少ないでしょう。むしろ心配なのは津波。この場所のプレートは低く、10メートル引っ張られれば10メートルの高さの津波が起きる。関東沿岸部や東京湾には、かなり大きな津波が来る可能性は否定できない」。選手村やいくつもの競技場ができるベイエリアに、巨大津波が襲い掛かっては大惨事になってしまいそうだが…。
2つ目は青森・岩手県沖だ。こちらはM9の東日本大震災の震源地から北へ100キロほどの位置で、19年プラスマイナス3〜5年で同じくM8・5規模の地震が予測されている。
「ここはM6・5以上が起きていない。東日本大震災も東北沖は中規模の地震がたくさん起きていて、ストレスが抜けていると国はみていたが、私は正反対。規模は小さいが密集して起きているところが危険」
福島原発は廃炉作業が進められ、汚染水問題で四苦八苦している最中に大地震や津波に見舞われれば、原子炉建屋や汚染水タンクの倒壊を引き起こし、最悪の事態を招きかねない。
そして3つ目が富士山の噴火。木村氏は13年プラスマイナス3年で、富士山噴火を予測する。
「富士山真下のマグマが上昇し、既に11年から水噴火といわれる地下水が噴き上げる現象が起きている。噴煙が上がったり、溶岩が流れるような現象はまだ見られませんが、富士山はもう活動期に入ったとみています。本格的な大噴火は先になる可能性はありますが、注意深く見守る必要があります」
噴火の規模にもよるが、内閣府は300年前の宝永噴火と同規模なら東京には2センチの火山灰が降り積もり、交通インフラは完全にストップする大災害と試算している。
不安材料ではあるが、「13年プラスマイナス3年」なら、とりあえずあと7年は大噴火は起きなさそう。
そうはいっても、天災は人間の予測を超えるものだ。“3つの不安”の1つでも降りかかれば、20年東京五輪の開催そのものに直結する事態となりかねない。もっとも、開催地がどこであろうがいつどんな災害が降りかかるかは、神のみぞ知るという話だ。必要以上に不安になることもないだろう。国や木村氏の予測が外れることもあるだろうし、最小規模での発生で済む可能性もある。2度目の東京五輪を世界に誇れる素晴らしい祭典にするため、今後造られる施設、道路などの安全性をより高め、万が一に備えて避難所を造るなど、できることをキッチリとすればいいだけだ。
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