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埼玉県越谷市では一夜明けても倒壊家屋は手つかずのまま=3日午前
竜巻から身を守るサバイバル術 トイレやユニットバスに逃げ込め! 大都市でも要注意
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130903/dms1309031209014-n1.htm
2013.09.03 夕刊フジ
2日発生した竜巻が“成長”する様子。最初は上空だけに見えたが(左)、徐々に地表近くに伸びていき(中)、最後は住宅街を直撃した(右)(埼玉県松伏町の住民提供)
http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/16148.jpg
埼玉県越谷市などを2日に襲った竜巻は、64人もの負傷者を出し、都市部の住民を震え上がらせた。3日から4日にかけても西日本から北日本までの広範囲で気候が荒れやすく竜巻が起きる恐れがあるというから注意が必要だ。同様の現象は東京、大阪など大都市圏でも起きる可能性はあるのか。不幸にも遭遇したとき、どのように身を守ればよいのか。異常気象多発時代のサバイバル術を検証する。
飛ばされる住宅の屋根、粉々になる窓ガラス…。埼玉県警は越谷市内で63人のけがを確認し、うち男性(40)が頭の骨を折り、女性(82)が右足を骨折し、いずれも重傷。千葉県野田市でも女性1人が軽傷を負った。建物の損壊は540棟を超えた。
気象庁は、3日から4日にかけても西日本から北日本までの広い範囲で雷を伴う非常に激しい雨が降る所があるとして、土砂災害などに警戒するよう呼び掛けた。竜巻などの激しい突風にも注意が必要という。
そもそもなぜ竜巻は起きたのか。2日は東京都西部から埼玉県、茨城県にかけて南風と北風がぶつかり、気温差が大きい地域が広がっていた。ぶつかった風が上昇気流を生み、回転する巨大な積乱雲「スーパーセル」が発生。竜巻は、スーパーセルに伴う上昇気流が何らかの原因で回転することで生じる。昨年5月、茨城県つくば市を襲った竜巻もスーパーセルが原因とされる。
「竜巻発生の要件は気象条件で、地域性は関係ない。巨大な積乱雲ができれば、東京や大阪などの大都市でも起こり得る。今回と同等のもの、あるいは昨年5月レベルのものが起きる危険はある」(気象学者)
危ない竜巻から逃れて安全を確保できるよう、気象庁は「竜巻注意情報」を運用。同庁は2日午後、埼玉、千葉の両県などにこの情報を発令していた。
ただ、竜巻注意情報は、同庁が運用を始めた2008年以降、適中率は5〜10%で11年は1%、今年は現段階で3%程度という。「適中率が高くないため、どうしても住民の危機意識が薄い」(同庁関係者)と、逃げ遅れによって負傷者が増えた可能性もある。
竜巻を目の当たりにしたとき、どのように安全を確保すればよいのか。
「自宅の中で発生を確認したら、飛散物から逃れるために窓から離れ、建物の奥に移動すること。うずくまって身を守るのは、地震と同じ要領。四方に壁や柱がある空間は吹き飛ばされにくいため、トイレは比較的安全といえる」(自治体の防災担当者)
越谷市などを襲った竜巻でも、トイレやユニットバスに逃げ込み、難を逃れた住民がいた。
屋外にいる場合は、頑丈なコンクリートの建物に避難する。建物がなければ、身を低くして頭や首を守るのはもちろん、「側溝などに逃げ込むといい」(同)という。
越谷市の中学校では体育館の屋根が吹き飛ばされ、割れたガラスなどで腕や頭を負傷した生徒8人が病院に搬送された。「先生方は生徒を校舎に誘導し、最後に残っていた生徒が負傷したようだ。代表的な避難場所の体育館も、突風に対しては強くないことがあらためて分かった」(同)と、今後の“教訓”になった。プレハブの車庫や物置なども強度が低いため避けた方がいい。
地球温暖化で異常な現象が多発しているだけでなく、9〜10月は竜巻が特に起きやすい季節でもある。どこに住んでいても気は抜けない。
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