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緊急地震速報の誤報の経緯を説明する気象庁の担当者=8日午後
緊急速報は空振りしても消えない巨大地震リスク 首都直下「いつでも起きる」
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130809/dms1308091211017-n1.htm
2013.08.09 夕刊フジ
まったくもって肝を冷やした。緊急地震速報の緊急アラーム音が鳴ったかと思ったら、「奈良県と大阪府で最大震度7程度、マグニチュード(M)7・8の強い揺れが起きる」と気象庁。正直、覚悟を決めた人も多かったはずだ。結果は誤報で事なきを得たが、安心はできない。巨大地震の発生リスクが収まったわけではないからだ。
最大震度7、M7・8。8日午後4時56分の緊急アラーム音に列島は凍り付いた。
実際に発生すれば、阪神・淡路大震災(同7、M7・3)をしのぐ大地震だけに、新幹線は軒並みストップ。JR西日本と京阪電鉄、近鉄で計約36万人に影響が出るなどパニックに陥った。
結論から言えば、気象庁の地震計のトラブルによる誤報で済んだが、『直下型地震 どう備えるか』(花伝社)などの書著がある武蔵野学院大学の島村英紀・特任教授(地震学)は「巨大地震の発生リスクを考えると、安心できる状態にはありません」と警告する。どういうことか。
「東日本大震災(M9・0)をきっかけに東日本全体の地下がリセットされて地震が起きやすい状態になっています。脅かすわけではないですが、先の震災による大規模な余震(最大でM8級)や首都を震源とする直下地震はいつ起きてもおかしくない状態です」
西日本を襲う南海トラフ連動地震も同様で、政府の地震調査委員会はここを震源とするM8以上が30年以内に60〜70%の確率で発生すると予測している。
「時間がたてばたつほど確率は高まるとも言えます。4月に兵庫県の淡路島付近でM6・3、今月は静岡県西部の遠州灘でM5・1の地震が起きました。この2つは、将来的な南海トラフ(連動)地震の先がけと言えなくもない。注意が必要です」(島村氏)。誤報をきっかけに気を引き締め直したいものだ。
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