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殺人熱中症 梅雨明けから10日間が「魔の期間」 惨事を防ぐ方法は?
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130709/dms1307091536016-n1.htm
2013.07.09 夕刊フジ
殺人熱波が日本列島を襲っている。総務省消防庁は9日、熱中症で1〜7日の1週間に救急搬送されたのは全国で2594人だったと発表、このうち3人が死亡したという。熱中症は外出中に限らず、室内で寝ているときも危ない。しかも、梅雨明け10日間は、バタバタと倒れる「魔の期間」とも言われる。身を守るために知っておきたい知識とは…。
蒸し風呂というよりオーブンのなかにいるかのような暑さだ。
気象庁によると8日は全国の観測点927のうち95地点で35度以上の猛暑日となり、山梨県甲州市で38・6度、甲府市で38・2度を突破した。
38度を超えたのは今年初めてで、同庁は9日、急激な気温上昇を見越し、関東甲信越や近畿などに「高温注意情報」を出した。
外出中は帽子をかぶったり、日傘を差したり、水分と塩分をまめに取るのが熱中症対策の基本。だが、この暑さだと室内でも安心はできず、特に睡眠中が危険という。新渡戸文化短期大学の学長で医学博士の中原英臣氏が説明する。
「寝ているときは思っているよりもたくさんの汗をかいている。扇風機やクーラーを使わずに横になるより危険度は増す。脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞と同じで、熱中症は、血液がドロドロになることで引き起こされる。睡眠中に水分や塩分が蒸発すると、血液の循環が悪くなる末梢循環不全を起こす」
温度変化を感じにくくなる高齢者はリスクがより高い。のどの渇きを覚える前に、水分不足で熱中症にかかっている場合もある。睡眠中のリスクを避けるにはどこに注意すればいいのか。
「脳梗塞、心筋梗塞と同じく睡眠前のコップ1杯の水が発作を防ぐ手立ての1つになる。起きがけにもさらに1杯飲む。寝るときの格好も大事で、通気性のいい寝間着を着ること。湿度が高いと洗濯物が乾きにくくなるのと一緒で、高温多湿の環境は汗が蒸発しにくく、これも熱中症の危険を高める。クーラーの除湿機能を利用して湿度を低く保っておくのが大事だ」(中原氏)
先週6日の関東甲信地方をはじめ、列島では梅雨明けが続いている。雨雲が去ったこの時期こそ最も気をつけなければならない。
「体が環境に順応していくことを医学用語で『馴化(じゅんか)』という。梅雨明けですぐに猛暑になると、この馴化が追いつかず熱中症にかかりやすい。8月に入ると体が暑さに慣れてくるが、梅雨明け1週間から10日は油断しないほうがいい」と中原氏。
注意してもしすぎることはない。
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山梨・甲州市で39度超す 今夏、全国で初めて
http://www.asahi.com/national/update/0709/TKY201307090090.html
2013年7月9日16時32分 朝日新聞
日本列島は9日も各地で暑さが続き、気象庁によると、山梨県甲州市で午後2時過ぎに39・1度を観測した。今夏、39度を超えたのは全国で初めて。岐阜県多治見市で38・8度、甲府市で38・2度など各地で猛暑となった。
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総務省消防庁は9日、1〜7日に2594人が熱中症で救急搬送されたと発表した。前週(729人)の約3・6倍で、65歳以上のお年寄りが全体の43%を占めた。死者は3人。各地で猛暑が続き、同庁が注意を呼びかけている。
都道府県別では、愛知の249人が最も多く、東京の214人、埼玉の182人、神奈川の160人が続いた。集計を取り始めた5月27日以降の搬送者総数は7091人に上った。
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9日も朝から夏本番の暑さになった。気象庁によると、全国927観測点のうち、正午現在で35度以上の猛暑日となったのは34地点、30度以上は541地点。岐阜県多治見市や愛知県新城市などで37度を超えた。
九州から関東にかけて、日中は強い日差しが照りつけ、最高気温が35度前後になるところが多くなる見通しだ。この暑さは、前線や湿った気流の影響で曇りや雨が予想される週末ごろまで続くという。
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