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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130520/dms1305201532007-n1.htm
2013.05.20 夕刊フジ
東海から九州にかけて未曾有の被害をもたらす南海トラフ巨大地震。その発生確率が見直され、南海トラフのどこかでマグニチュード(M)8以上の地震が30年以内に起きる確率が、60〜80%になる可能性があるという。政府の地震調査委員会が近く正式に公表する。30年とは言わず、いつ来てもおかしくないと踏まえ、準備だけは整えておきたい。
地震調査委ではこのほど、東海・東南海・南海の3地震を個別に評価する従来の手法を見直し、一元的に推計する方針を決めた。
駿河湾から九州東部沖にかけて延びる南海トラフでは、過去にM8級の東海・東南海・南海地震が繰り返し起きている。
地震調査委は現在、トラフ全体を3つの震源域に分け、過去の発生周期から個別に確率を予測しており、30年以内の確率は今年1月時点で東海88%、東南海70〜80%、南海60%と評価していた。
しかし、過去のケースでは東海を除く2つの地震がほぼ同時に起きたり、宝永地震(1707年)では3つの地震が連動するなど、規模や連動性は多様なことから、南海トラフ全体を一元的に予測する手法に変更。その結果、M8級は60〜70%となる見込み。60〜80%(20日付朝日新聞)との観測もある。
3連動の巨大地震が起きた場合の被害は甚大だ。沿岸部を中心に津波被害などで32万人が死亡し、都市圏の中京・京阪神では1060万人の帰宅困難者が発生。直接的な被害は東日本大震災の約10倍、経済被害は220兆円と想定されている。
被害は首都圏も免れず、地震の規模にもよるが、東京23区で液状化する地域が出るほか、江東区で最大2・48メートルの津波が到達する。
先の震災以降、日本は地震の活動期に入り、「大規模なものがいつ起きてもおかしくない」(地震学者)と指摘される。普段から防災意識を高めて生活したい。
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