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オクラホマシティー近郊のムーアは竜巻で建物が消滅(AP)
米で巨大竜巻、日本大都市も危ない!? 温暖化で巨大積乱雲できやすく…
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130522/dms1305221212012-n1.htm
2013.05.22 夕刊フジ
米南部オクラホマ州で20日に発生した巨大竜巻の被害は、一夜明けても全容は不明のままだ。州当局は24人の死者を確認しているが、91人死亡との情報が一時伝えられており、犠牲者は増える可能性もある。日本では昨年5月、茨城県つくば市などを襲った竜巻が記憶に新しい。地球温暖化にともなう異常気象の被害が国内でも急増しているだけに油断はできない。
米主要メディアによると、負傷者は200人以上。被害が集中したオクラホマシティー郊外ムーア市(人口約5万5000人)でプラザタワーズ小学校が壊滅的被害を受けたため、少なくとも7人の子どもが死亡した。米海洋大気局の暫定推計では、竜巻の規模を示す尺度は6段階のうち上から2番目。激しい風が吹き荒れた範囲は幅約3キロで、風速は80メートルを超えた。
竜巻は積乱雲の下で発生する。オクラホマ州周辺はカナダ方面から南下する寒気、カリブ海から北上する暖かく湿った空気がぶつかるため、巨大な積乱雲(スーパーセル)が形成されやすく、竜巻も発生しやすい。
日本では昨年5月6日、茨城県と栃木県で発生した竜巻により、1人が死亡、300棟以上の住宅が損壊した。
こうした巨大竜巻の発生について、帝京大の三上岳彦教授(気象学)は「発生の要件は気象条件で、地域性はあまり関係ない。地面付近の暖かい空気、上空の寒気によって積乱雲ができれば、人口が密集した大都市でも起こり得る。今回の米国ほど巨大な竜巻が国内で発生するとは考えにくい。ただ、昨年5月レベルのものが起きる危険はある」と解説する。
昨年5月の竜巻は今回の米竜巻より1段階低い規模だった。ただ、近年は国内でも竜巻の被害が拡大傾向にある。2006年には北海道佐呂間町で9人が死亡する竜巻が発生。元NHK気象キャスターの気象予報士、村山貢司氏は「温暖化にともなう海水温の上昇が一因。水温が上がればその分、空気にたくさんの水蒸気が補給され、低気圧などはより発達する。日本周辺では以前では考えられなかった現象が、簡単に起きるようになっている」とみている。
竜巻から身を守るにはどうすればよいのか。東京工芸大の田村幸雄教授(耐風工学)は「自宅にいて竜巻の発生を確認したら、飛散物から逃れるため窓から離れ、建物の奥に移動する。地震と同じ要領で、うずくまって身を守る。四方に壁がある空間は吹き飛ばされにくいため、トイレは比較的安全といえる」と説明する。
異常気象の発生リスクは以前より明らかに高まっている。米竜巻は決して“対岸の火事”ではない。
◇
米・巨大竜巻 死者24人、負傷者237人 警察当局発表
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00246476.html
アメリカ中部オクラホマ州などで巨大竜巻が発生してから一夜が明け、被災範囲の広さが明らかになっている。
オクラホマシティーの警察当局などは21日、会見を行い、今回の竜巻による死者は、現時点で24人確認しているとあらためて発表した。
このうち9人が子どもだという。
また、237人がけがをして病院に運ばれたが、地元の一番大きな病院も竜巻被害を受けているため、市の外の病院に搬送されている。
今回最も大きかった竜巻の幅は3,200メートル近くにおよび、40分間にわたって猛威を振るったとみられている。
この竜巻の通り道には2つの小学校があり、そのうちの1つのプラザタワーズ小学校では、7人の児童が犠牲になったとの情報がある。
2つの小学校には避難シェルターがなかったとのことで、被害の拡大につながった可能性がある。
商店街や住宅は、ほとんど骨組みしか残っていない店もあるほか、周辺では6万世帯で停電が続いている。
21日も時折雨が降り、雷が鳴るなどして、救出作業は難航している。
(05/22 06:34)
◇
米・オクラホマ州巨大竜巻 被害の爪痕を取材しました。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/category03.html
アメリカ・オクラホマ州で起きた、今回の竜巻の経路や規模が次第に明らかになってきました。州政府などによりますと、竜巻の幅は、最大およそ2km、最大瞬間風速およそ90メートルの勢いで西から東に進みました。壊れた建物の中には、小学校2校が含まれ、被害はおよそ27kmにも及びました。
被害の爪痕を取材しました。
竜巻の直撃を受けたエリアでは、木の電柱がぽっきりと折れていた。
また、倒れた木の電柱が、道路をふさいでいるところもあった。
巨大竜巻が通り過ぎた街。
道路には、がれきが散乱し、ショッピングモールの屋根は吹き飛ばされて、骨組みがあらわになっていた。
竜巻が通り過ぎたエリアを宇宙から撮影した衛星写真には、雲が分厚くなり、白い大きな塊がムーア市上空付近に固まる様子が映し出されている。
この竜巻が襲来する直前、自宅近くのシェルターに避難して一命を取り留めた家族もいた。
シェルターには、近所の人たち13人が避難していたといい、床は数cmほど冠水していた。
トレイシ―・ステファンさん(30)は、3人の子どもを連れて、シェルターに避難した10分後に、竜巻が直撃したという。
ステファンさんは「直前は静かで、何も音がしなかった。でも突然揺れがきて、マシンガンが放たれているような音がして、誰かが壁をずっとたたいているようだった。本当に怖かった。竜巻が通過している間、ドアが開きそうになったので、大人の男性が3人がかりで、ドアを押さえ続けなくてはならなかった」などと話した。
現地メディアは、オクラホマ州では、すでに100以上の学校に避難シェルターが設置されているとしているが、今回、大きな被害を受けた2つの小学校は、設置が遅れていたという。
オバマ大統領は「犠牲者の中には、幼い子どもたちもいた。彼らは、最も安全な場所だと信じている学校で避難していたのに。早急な救出作業や復興・再建に向け、国の全力をかける」と述べた。
カーニー大統領補佐官は、被害状況の把握を急ぐ一方、生存者のケアを専門とするチームを派遣する方針を明らかにしている。
(05/22 13:33)
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