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松川佑依子オフィシャルブログより
『テラスハウス』出演のグラドル・松川佑依子が“やらせ”“セクハラ”を告白!? 夜はベッドが怖くて…
http://lite-ra.com/2015/12/post-1759.html
2015.12.07. リテラ
今年2月に公開された映画『テラスハウス クロージング・ドア』に出演したOL兼グラビアアイドルの松川佑依子が、ブログでグラビア引退の理由を明かし、話題を集めている。
〈ちょっと暗いのだけど(笑)酷いことされて実家に帰って家から出れなくなった時期があったのね。会社も行けなくて。去年の今頃かな。でも撮影しなきゃみんなに迷惑かかるから行かなきゃって思って。〉
去年のいまごろといえば、ちょうど劇場版『テラハ』の撮影時期と重なる。実際、松川の昨年のブログを見ると、12月24日に〈テラスハウスに住んでいます(*^^*)〉と明かしており、劇場版『テラハ』の「撮影」の際に「酷いことされ」た、とも読み取れる。
さらに、松川はブログでの告白で、こうも言及している。
〈夜はベッドが怖くて車で寝たりしてた。そんなことしてたら心がおかしくなってきて、この人たちと関わる場所にいたくないって思って。〉
「酷いこと」「夜はベッドが怖くて」──。これらの告白からは、何かしらのセクハラを受けたのではないかと憶測を呼んでも不思議ではない。というのも、そもそも『テラハ』はテレビ版放送時から、グラビアアイドルの筧美和子が「バストを鷲掴み」されるなどといったスタッフによるセクハラ疑惑が囁かれていたからだ。
しかも、松川は『テラハ』映画版で“てっちゃん”こと菅谷哲也などの男性らを見事に手玉にとる“悪女”として登場していたが、今回のブログでは〈嫌な役もやったし嫌われてるかなーと思ったけど〉と、悪女という役回りを引き受けていたとも取れる記述も。つまり、「台本は一切ございません」という『テラハ』に演出があったことを匂わせているのだ。
だが、『テラハ』のやらせやセクハラ疑惑は、いまにはじまった話ではない。本サイトでは『テラハ』テレビ放送終了時にその問題点を追及したが、結局、何事もなかったように、劇場版が制作され、さらには現在も新シリーズが放送されている。
『テラハ』には、出演者である彼ら彼女らにやらせの強要やセクハラはないのか。それを検証するためにも、以下にその記事を再掲したい。
(編集部)
▽突如終了『テラスハウス』も?“やらせは当然“リアリティ番組の実態(2014年9月4日)
「台本は一切ございません」。──番組冒頭にスタジオ出演者のYOUが毎度このように断る、人気のリアリティ番組『テラスハウス』(フジテレビ系)。先日、突如として今月9月で番組を終了すると発表されたが、一部では「やらせ疑惑が持ち上がったせいでは?」と噂されている。
まず最初に『テラスハウス』のやらせ疑惑を報じたのは、「FLASH」(光文社)。ギャラは月に30〜40万円で、スタッフの意向を受けて告白したりキスしたりした際にはそれぞれ手当として5〜10万円が支給されているという内容だった。つづいて「週刊文春」(文藝春秋)は、「現場に複数いるスタッフの振り付けにより展開が決まる」とし、さらには過去の出演者であるグラビアアイドルの筧美和子は、スタッフから「バストを鷲掴み」されるなどのセクハラ行為も受けていたと伝えた。
こうしたやらせ報道に対し、フジテレビの亀山千広社長は「テラスハウスは(スタッフの指示が)ないと断言できる」と明言。だが、ネット上の反応は「やらせでしょ」「なにをいまさら」と冷ややか。まるで「リアリティ番組でのやらせは当然」という空気さえ流れている。
それもそのはずだ。古くは一世を風靡した『進め!電波少年』(日本テレビ系)内の「ユーラシア大陸ヒッチハイク横断旅行」での飛行機使用から、最近では『ほこ×たて』(フジテレビ系)の問題まで、テレビ業界ではリアリティショーにおけるやらせが横行してきたからだ。
まず、思い返されるのは、『テラスハウス』と同様に恋愛を扱ったリアリティ番組『あいのり』(フジテレビ系、1999〜2009年放送)だろう。こちらは男女7人が世界中を“ラブワゴン”なる車で旅しながら恋人を見つけるという内容で、『テラハ』と同じように10〜20代を中心に爆発的な人気を誇っていた。
だが、この『あいのり』出演者で、人気も高かったメンバー・通称“デヴィ”が、番組の“やらせ”を暴露。それを報じた「週刊新潮」(新潮社)05年2月24日号によると、成田空港を発つ前からディレクターからのやらせ指示が行われ、「(フラれたばかりの男性出演者と)カップルになって帰ってきてね」と言われたという。
もちろん、海外に行ってラブワゴンに乗ってからも「撮影中は毎晩、スタッフから翌日の行動を指示されました」と語るように、ディレクターからの"演出"はつづく。ひどいときは「最近、彼と仲よすぎるから、ちょっと殴ってみようか」と言われ、彼女が指示通りビンタしたところ、相手の男性に泣かれてしまったそうだ。──こんな話を読んでしまうと、『テラハ』における聖南さんの“トレンディ劇場”や、水球選手・賢也氏と遼子ちゃんの“泥沼バトル”も、もしかして……と邪推してしまったりもする。いや、台本ナシであれだけの展開が繰り広げられていたら、『テラハ』は世の中が怖くなるほどの強烈メンバー揃いであることは間違いないが。
さらに、TOKIOが司会をつとめ、1999〜2003年まで放送されていた高視聴率リアリティ番組『ガチンコ!』(TBS系)でも、やらせの実態が出演者によって内部告発されている。
問題となったのは、番組内の企画「ファイトクラブ」。ボクシング元世界チャンピオンの竹原慎二がプロボクサーをめざす少年たちを指導、プロテストを受けるまでをドキュメントとして追いかけ、番組の目玉企画となっていた。しかし、これも出演者がやらせであることを「FRIDAY」(講談社)01年10月26日号で告白。たとえば、番組内で「1週間の合宿」と銘打ちながらも、実際は「本当は1泊2日」しか行われていないことなどを証言しているが、加えて"台本の存在"までをも暴露している。
「もちろん、この番組は普通に台本とかあって、台詞は一から十まで決まってますよ。(中略)だから、間違えたら何回でも撮り直してます」「自分たち、いっつもガラ悪そうにヤル気なさそうにしてなきゃいけないんですよ。(中略)もう、そういうの、やっててホントいやなんですよ」(証言より)
すべての台詞が決められていた──。彼の証言が正しければ、一体、何が“ガチンコ!”なのかさっぱりわからないが、こうしたリアリティ番組のやらせ問題で最悪の結果を生んでしまったのが、『愛する二人別れる二人』(フジテレビ系、98〜99年放送)だろう。
この『愛する〜』は、素人の夫婦が登場して不満をぶつけ罵り合い、結婚を継続するか離婚を決意するかを選択するという内容。ときには夫婦が感情を爆発させてつかみ合いの喧嘩になったり、愛人が登場するなど、中身が過激になるほど視聴率はうなぎ登り状態となっていた。だが一方で、週刊誌では出演者やスタッフであるリサーチャーらによるやらせ告白も噴出。ニセ夫婦の"仕込み"から、妊婦という設定の女性がじつは妊娠していなかったりなど、疑惑のオンパレードだった。そして、ついには番組にやらせ出演していた女性が自殺していたことが発覚。このことがスポーツ紙で取り沙汰されると、フジテレビは番組打ち切りを決定した。……しかし、こんな大きな事態を招いても、フジテレビ側が打ち切りの理由として認めたのは、自殺した彼女が出演したとき夫婦ではない男性を「夫役」としたことのみだった。
本来、リアリティショーというのは、素人が台本のない状況でどんなふうに振る舞うかをドキュメントのように追いかける娯楽番組のこと。“やらせ疑惑”が巻き起こっても、いずれの番組も「やらせではなく演出の範囲内」という一言で片づけようとするが、演出を強要し、ましてや台本が存在すれば、それを“ガチのドキュメント”“リアリティ番組”と謳うのは視聴者を欺く行為だ。
ちなみに、前出の『ガチンコ!』の「ファイトクラブ」の内幕を暴露した出演者によれば、「一度FRIDAYに(ヤラセ疑惑が)出てからはスタッフも慎重になって、最近は俺らにも台本を渡さないし(中略)これ(台本の現物)が出たら、もう番組が終わる、って言ってましたよ」とぶっちゃけている。
放送開始から約2年、ようやく人気に火がついた矢先の『テラスハウス』終了も、やはり週刊誌によるやらせ報道が大きく影響しているのだろうか。果たして、『テラハ』はリアルなのか、やらせなのか。そして、番組終了後に出演者による暴露は展開されるのか。まだまだ目が離せない。
(水井多賀子)
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