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日本テレビ社屋
報道機関が身内のセクハラを隠して威丈高な「日テレ」バカ広報〈週刊新潮〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151125-00010004-shincho-soci
「週刊新潮」2015年11月26雪待月増大日号
日本テレビ社員が、交際女性に対する傷害容疑で逮捕された――。今月6日、そう報じられたが、この2人の交際を遡ると、別の日テレ社員による“蓋をされた”ひどすぎるセクハラと、バカ広報の存在が浮き彫りになったのである。
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視聴率でひとり勝ちの日テレだが、「勝って兜の緒を締めよ」という成句が存在するのも、好調なときこそ気がゆるみがちだからである。くだんの“傷害事件”に、そんな感想を抱いたムキもあるだろう。
5日に逮捕されたのは、日テレ編成局宣伝部主任の戸田聖一郎氏(44)。
「千葉県市川市内のマンションで9月19日早朝、同居していた28歳の女性を床に投げ倒し、馬乗りになって頭を床に数回打ちつけた、という容疑です。ただ、本人は、頭を床に打ちつけたことは否定しています」
とは社会部記者の話だが、この男女の間に、どんな経緯があったのか。
「彼は娘の婚約者でしたが、春先からDVを働き、婚約についても曖昧なことを言いはじめていた。その日はそんな彼の態度に疑問を覚えた娘と口論になり、挙句、暴力をふるったのです」
被害女性の父親はそう言うが、戸田氏の両親は、
「息子は会社の友人とゴルフに行く約束で、友人が迎えにきたのに、“行かないで”と執拗に迫られて、押し問答になったのです」
男女間のもつれの真相はいつも藪の中、ということのようだが、そもそもこの2人のなりそめや、いかに。被害女性の父親が語る。
「娘は昨年10月から、日テレ編成局宣伝部で契約スタッフとして働きはじめましたが、直後の11月、12月に、同じ部署の男性からセクハラを受けた。LINEで性的な誘いが執拗に届き、それを戸田さんに相談したのがきっかけなのです」
一例を挙げれば、〈会社でやっちゃったこともあるの?笑〉〈おれ、あるー!笑〉とか、〈○○と一度でいいからお風呂入りたい!〉といった内容だ。きわめつきは勃起した陰部の写真に続いて〈こんなかんじ〉〈どぉ?〉と書かれたもの。“見せっこ”だとして、一方的に送られてきたという。
■名前も名乗らない
猥褻メールを送った宣伝プロデューサーの玉造昌和氏(40)は、戸田氏が上司に報告したために厳重注意を受け、セクハラは止んだが、この件が今年8月、急に蒸し返されたという。
「娘は8月中旬から末にかけて計5日ほど、松本達夫人事部長と副部長に呼び出され、加害者が送った画像を消して合意書にサインするように求められました。娘は心労に耐えられずに8月31日、加害者からの100万円の“口止め料”を受け取り、LINEのやり取りを消去、セクハラについて他言しないことを約束する合意書に、仕方なくサインしたんです」
そう語る父親は、その後偶然、娘のカバンに「合意書」を見つけたという。
玉造氏と松本人事部長の名も明記された合意書には、〈メール(LINE)、画像データの一切(複製物を含む。)を全て削除したことを確約する〉〈本合意書の内容を第三者に口外しないことを相互に確約する〉などと書かれていたようだ。
ちなみに、直前の8月1日には、テレビ朝日バンコク支局長が、自身の下半身画像を誤ってLINEで大量送信してしまうという“事件”が報じられていた。
画像の消去とセクハラ事件の秘匿を、被害者に執拗に迫ったのなら、臭いものに蓋をしたと言われでも仕方あるまい。現在、玉造氏は出勤停止処分になっているが、理由は社内にも知らされていない。報道機関の姿勢としていかがなものか。松本人事部長を直撃すると自宅マンションに逃げ込み、追う記者を「不法侵入ですよ」と一喝。広報部は、
「事実関係を詳細に調査した結果、社員本人が被害者に謝罪したうえで双方が合意に至り、すでに解決済みと考えています。本人および上長に対してはすでに厳正に処分をしています。被害者の希望により、公表は差し控えていたものです」
と回答したが、被害女性が“希望”するまで執拗に迫ったのは誰なのか。
ちなみに広報部は、こちらの名は問いながら、自分の名は誰も名乗らない。それが決まりだという。しかも、「回答」は一言一句削らずに載せろと要求するのだが、日ごろ、取材相手の話を“断片”しか放送しないテレビ局が、なぜこうも威丈高になれるのか。岡田泰三広報部長を含め関係者一同、中学の道徳の授業を受け直すことを勧めたい。
「ワイド特集 ふとどき者ほどよく眠る」より
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