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NHK解説スタジアムを聞いていて、現実とのかい離があると思うこと
2015年9月21日のNHK解説スタジアムは安保関連法についてのことです。聞いていて、やはり、現実に向き合っていないと思います。軍事力とか経済力とかが問題とされていますが、今の社会の問題、多分1990年代以降からだと思いますが、一番の問題は国際社会における情報収集力と世論コントロールの力の落差なのです。アメリカ政府というよりも、アメリカ軍産複合体といったものによる情報収集力と世論コントロール力が抜きんでていて、日本政府を含めて世界中の国々が、ある意味意識するしないに関わらずアメリカ軍産複合体の支配下におかれているということです。
そうった事例は数多くあります。
例えば、2009年2月の中川昭一財務大臣による朦朧記者会見です。酔った原因として飲酒や風邪薬、痛み止めなどが挙げられていますが、そう言った事と関係なく、ああいった状態にあった財務大臣をそのまま会見に臨ませてしまった随行団が問題です。記者会見で同席していた日銀総裁をはじめとして、政府高官が複数同行していたわけで、彼らが中川昭一財務相の朦朧会見を事前に阻止しなかったという事態こそが日本政府の当事者能力のなさを明確に示しています。
同様に、2013年1月16日に発生したアルジェリア天然ガス精製プラントでのテロ事件も大変におかしなものでした。駐在していた日揮の社員10名が犠牲なったとされ、その氏名が公表されましたが、その他に多数いたはずの無事に帰国したはずの日揮関係者のインタビューは一切マスコミにあがりませんでした。そもそも、このガス田はアルジェリア国内シェアが10%以上あり、アルジェリア国軍が隣接地域に駐留していたのです。また、民間警備会社による警備も行われていました。周囲は数十キロ以上砂漠が広がっていて、当然監視カメラなどによる監視が常時行われていたはずです。テロ集団が車でガス田施設へ急襲をかけるということ自体があり得ないことであったのです。2013年1月16日という時期は、「2012 年 12 月に発足した第二次安倍内閣においては、前政権(民主党)の方針はゼロベースで見直すこととされた。その一方で、安倍総理が『地球儀を俯瞰する外交』を標榜して世界各国を訪問しつつ、原発輸出のためのトップセールスを展開しているとの報道が目立った。安倍総理は、2013 年1月 16 日にベトナムを訪問し、首脳会談において前政権の下で進められていた原発輸出の継続を確認した。」( http://www.sangiin.go.jp/…/backnumb…/2014pdf/20140303031.pdf )ということであり、本来であれば、この日のベトナム訪問で、「前政権(民主党)の方針はゼロベースで見直す」ために、ベトナムでの原子炉建設について、その危険性を知らせ、建設見直しがされるはずであったはずですが、見事にこのガス田テロで「原発輸出の継続を確認」することに追い込まれてしまったのです。
この二つの事件でのマスコミ報道は見事でした。中川昭一財務大臣のべろべろに酔った会見をくり返し報道し、そのだらしなさだけを際立させましたし、ガス田テロでは現地取材をし、テロ犠牲者の多さを伝えました。結局、この二つの事件の不自然さを指摘することはほとんどありませんでした。結局、日本のマスコミはほぼ完全にアメリカ軍産複合体のコントロール下に置かれていて、ほとんど全く当事者能力がないのです。単に宣伝工作をやっていて、その結果、社会がどんな影響を受けるかについてはまったく埒外に居られると思い込んでいる様子がうかがえます。
当然、こういった状況がおかしいと考えている方たちも数多くいるのです。しかし、どんどんとそういった人たちは少数化し、ものを考えずに、単に、「今酒盛りができるのだから、これでいいじゃないか」とする人たちが増加しているのではないでしょうか。目先の利権を与えられ、「これで利権が手に入る」と喜んでいる人たちがどんどんと増えていると考えています。結局、そうやってますます混迷状況が深刻化し、破綻から立ち直ることが出来なくなっているのですが、まだ危機が未実現、表面化しないからどうでもいいという態度が幅を気化し、実態に目をつむる結果になっているのではないでしょうか。
2015年09月21日13時15分 武田信弘
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