http://www.asyura2.com/13/hihyo14/msg/766.html
Tweet |
左・フジテレビ『直撃LIVE グッディ!』オフィシャルサイト/右・太田プロダクション公式サイトより
『グッディ!』土田晃之マジギレ事件でわかった、芸能人コメンテーターの限界とフジスタッフの頭の悪さ
http://lite-ra.com/2015/08/post-1377.html
2015.08.11. リテラ
1.1%という最低視聴率を更新したことで話題の『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ系)にまたもやトラブルが発生した。
8月7日放映の「グッディ」では、その前日の「女性セブン」(8月27日号)で歌手森進一が28歳年下のOLとの熱愛を報じたことを受け、7日早朝、散歩する森を直撃、散歩に同行する形で密着取材を行った。
自宅から出てきた森を発見するや、コメントを取ろうと必死に話しかける番組ディレクター。「幸せ一杯ですか?」「結婚は?」「(記事では)生活に潤いが出た、彩りを与えてくれたとありますが」「どのへんに彩りが出たのでしょうか」
ディレクターの問いかけに無言で歩き続ける森。それを必死に追うディレクター。こうしたやり取りが延々と映されるのだが、そのVTRが流れる中、スタジオからはMCの安藤優子やコメンテーターの土田晃之と思われる「どのへんと言われてもね」「うるせーこいつ」「バカみたいなこと聞いてっからだ」と取材するディレクターに対し非難とも思える声が被さった。
そしてVTRが終わり画面がスタジオに切り替わった途端、安藤と共にMCをつとめる高橋克実が頭を下げ、森に対する謝罪と取材に対する非難を口にしたのだ。
「森進一さん。本当に申し訳ありませんでした。(朝の)穏やかな時を何をしていたんですか、この番組は」
これに対し安藤も「心臓ドキドキしちゃいました」と苦笑しながら応えたが、しかし土田は露骨に不快感を表し、こう言い捨てたのだ。
「本当にくそみたいだね」「迷惑だよ」
確かに、長時間に渡り、早朝散歩をする森を追いかけ回したやり方はあまりに執拗だったし、そもそもそこまでやる相手か、という疑問は残る。しかしこうした突撃手法は芸能記者、レポーターにとっては一種の“お家芸”であり、過去スキャンダルや熱愛が発覚した芸能人に対して頻繁に行われてきたものだ。最近はあまり見かけなくなったが、「グッディ」はそれを復活させたともいえる。
実際、最初は無言だった森も、ディレクターの「人生に彩りをということで、ご飯食べる時はピンク色だったりとか」という捨て鉢な質問に、思わず失笑し、その後、ぽつりぽつりと質問に答え出したのだ。ある意味、芸能レポーターの本領発揮ともいえる直撃取材だった。
「グッディ」の直撃精神は今回の森だけではなく“マスコミタブー”であるジャニーズ事務所にも向けられたことがある。
それが今年5月26日の中居正広の囲み取材の場だった。この日「コカ・コーラ ゼロ」のイベントに出席した中居だったが、その直前ラジオで父親が亡くなったことを明らかにしており、主催者からは「プライベートな質問はNG」とのお決まりの説明がされていた。ところが、「グッディ」のレポーターだけは「(父親の死因である)ガンに対する思いは」などと執拗に質問をし、「安藤さんに聞いてこいっていわれたの」と返されている。
しかし、この中居の一件にしても、森のことにしても、それを取り上げたネットニュースや芸能マスコミは「土田が激怒」「執拗な取材に批判」「中居が大人の対応」「グッディがまたやらかした」などと「グッディ」を批判する形でこれを伝えている。
だが、はたしてそうなのだろうか。マスコミタブーである中居のプライベートを果敢に質問したことは芸能レポーターとしては賞賛に値する。むしろ、問題は芸能ネタを取り上げる番組コメンテーターやMCを同じ芸能人が務めているということだろう。俳優の高橋にしろ、芸人の土田にしろ、大御所歌手であり大先輩の森のスキャンダルに適切なコメントなどできるはずがない。実際、大御所だけでなく所属事務所や利権、人脈の関係から、彼らは芸能ネタにはいつも完全に腰が引けている。
さらに言えば、自分たちも「何かあればレポーターに追いかけられる芸能人」という身。そんな人物たちが同じ芸能人を叩くことはできないし、タブーを破ることなど期待できない。コメンテーターを務めること自体に無理があるのだ。
せっかくの直撃をこうしたMCやコメンテーターといった“身内”に批判されるのだから、スタッフもたまったものではないが、しかし、「グッディ」の場合はスタッフ側にも問題がないわけではない。
たしかに直撃取材やしつこい取材をやっていのだが、覚悟をもってやっているとは到底思えないのだ。森や中居のケースを見てもわかるように、ただただ、突撃しているだけ。直撃すべき相手、執拗に食い下がるテーマかどうかという判断がまったくない。
そのダメさが露わになったのが、事故死した萩原流行の夫人の2回の会見だ。5月22日に行われた最初の会見では生中継を禁止する約束にも関わらず、それを破り代人弁護士から注意を受けている。これに対しMCの安藤は「ちょっと現場の取り決めが、私達の解釈と違う部分があったのかもしれません」と仕切りや連携の悪さを露呈させた。
また7月1日に行われた妻の2回目の会見では、番組冒頭から「注目の会見が始まります」「生中継でお届けします」と煽りに煽っておきながら、その内容が警察批判だとわかると、すぐに生中継を打ち切り、話題さえも別なものに差し替えてしまった。
確信犯なのか、ケアレスミスによるトラブルなのか、万事こんな調子なのだ。何をしても一貫性がなく、戦略性もなくグダグダ。現場とスタジオの考えが統一しておらず、何をやりたいのかの方針も不明。現場もスタジオも常にドタバタしていて、統括する人物はいないのかと疑問に思うほどだ。
土田の芸能人利権を守る態度にムカついて、一瞬、スタッフを擁護しようと思ったが、やっぱり、この番組、頭が悪すぎるかもしれない――。
(林グンマ)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > マスコミ・電通批評14掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。