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TBS、CM直前の“煽り”テロップ視聴者裏切りに批判集まる「激怒!」「衝撃結末!」
http://biz-journal.jp/2015/07/post_10860.html
大小問わず、インターネット上には多数のニュースサイトが存在し、日々さまざまなニュースが配信されている。従来の新聞や雑誌とは違った切り口などに定評がある中、センセーショナルな見出しでクリックを誘ったり、本文とはかけ離れたタイトルで読者を“釣る”、いわゆる「釣りタイトル」が問題になることも多い。
こうした手法に「ページビュー(PV)稼ぎで、読者のことを考えていない」という批判があるが、「これは、今に始まったことではありません。例えば、テレビなどでも同じような方法が用いられています」(ニュースサイト編集者)という意見もある。
視聴者が見たい場面でのCMまたぎ、「○○(大物芸能人)が、この後すぐ!」とうたいつつ登場を最後まで引っ張る、番組表などでの過剰なあおり……といったものだ。これらの手法は、どのように生まれるのだろうか? 複数の番組で構成を務める放送作家は、番組制作の内情を以下のように語る。
「基本的に、制作関係者は『分計』と呼ばれる毎分視聴率を気にしていて、データを見ながら『ここ、分計弱くなっているね』という会話が日常的にあります。そのため、当たり前ですが、いかに自局にチャンネルを合わせてくれるかに腐心しており、例えば7時に一斉に番組がスタートする中、1局だけ6時56分に始まる番組があったりするのは、そういった意味がある場合もあります。中途半端な時間から開始することで、他局の番組が始まる前に視聴者を集めてしまおうというわけです。
また、他局の番組が終わるタイミングもひとつのチャンスです。番組を見終わり、視聴者がザッピング(チャンネルを頻繁に変えること)するタイミングで、多少“盛った”内容の番組宣伝VTRを流しておけば、そのまま観てくれるかもしれません。CMまたぎに関しては、『この後、AさんとBさんが喧嘩?』などあおるような内容にすることもありますが、よく見ると必ず『?』が入っており、逃げ道を作っているはずです」
■「衝撃結末」「大激突」の嘘
しかし、中には「その『?』も入っていないような、過剰なあおりも存在する」と指摘するのは、テレビ局関係者だ。
「例えば、5月放送の情報バラエティ番組『爆報!THEフライデー』(TBS系)では、CM前に散々あおっておきながら、実際はそうでないといった手法が顕著に見られました。覚せい剤使用で三度逮捕されたロックバンド・横浜銀蝿の翔が登場する際には、CM前に<テリー激怒!!『反省してない!』衝撃結末>、<このあと…激怒するテリー伊藤と直接対決>というテロップが出ていましたが、スタジオに翔が登場後は普通に演奏が行われ、テリーが『安心したのは、翔の声が出ていたこと』と語り、“衝撃の結末”でもなんでもありませんでした。また、その後には横浜銀蝿VS田原俊彦という構図で<35年前の因縁を大暴露 大激突!>とあおりましたが、CM後には、横浜銀蝿メンバーの昔の彼女が田原の大ファンで、それが原因で喧嘩したという“因縁”とは程遠いものでした。田原も苦笑いするしかなく、当然“大激突”もありませんでした」(テレビ局関係者)
ニュースサイトの編集者がPVを気にするように、テレビ番組の制作者は視聴率との戦いに日々手を焼いているようだ。
■視聴者に“気にさせる”ための手法
また、制作会社関係者はこう語る。
「プロデューサーやディレクターから、現場のスタッフに細かい指示があるわけではありません。番組表や番組宣伝VTRの内容、CMまたぎなどについては、放送作家などからも『こうしましょう』という意見が出ます。これらは、あくまで視聴者に『気にしてもらう』ためにやっていることで、やりすぎると反感を買うのも理解できます。ほかに、ラジオにも業界独特の宣伝手法があります。番組の最後にパーソナリティが次の番組のパーソナリティと会話をしたり、わざわざ番組名を言ったりしているのを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。番組のリスナーにそのまま後番組を聴いてもらうための策であり、いわばプロモーションのひとつです」
一切“加工”を施さないのが理想ではあるが、テレビにしろネットニュースにしろ、“素材”をそのまま提供するだけでは無味乾燥な場合もある。見る人の興味をそそるような演出は、「少しでも面白くしたい」という制作側の苦労の表れなのかもしれない。
(文=編集部)
[ビジネスジャーナル 2015/7/25]
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