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水族館からイルカが消える?世界動物園水族館協会と朝日新聞に共通の偏向
http://diamond.jp/articles/-/71989
2015年5月23日 降旗 学 [ノンフィクションライター] ダイヤモンド・オンライン
次に記す日付が何を意味しているか、皆さんはご存じだろうか?
四月一日、十八日、二〇日、二五日、二九日
五月六日、十二日、十五日、十六日、十七日、十八日、十九日 二一日
おわかりですね。これら日付は、朝日新聞が社会面に『お詫びと訂正』を載せた日の羅列なのです(五月二一日現在)。驚くだろ?
私は驚いた。昨夏のあの『大誤報謝罪』以降、朝日新聞は、社会面に『お詫び・訂正』記事を載せるようになった。だから目につくようにもなったのだが、今年の四月ごろから、やけに「××とあるのは△△の誤りでした。訂正して、おわびします」の文字が目立つようになり、調べてみると、わずか二ヵ月半で十三回も「お詫び・訂正」記事を載せていたことがわかった。
「お詫び」を載せるということは、以前の記事中に誤りがあったということで、それはすなわち「事実とは違うこと」を記事にしてしまったからごめんなさい。誤りを訂正し、本当のことを書くので許してください――、という意味だ。マスコミで禄をはむ者にとって、お詫びと訂正は、穴があったら入りたくなってしまうほどの失態なのである。
だから、実に驚かされた。大いに驚かされた。心の底から驚かされた。
驚愕に値する朝日新聞の「お詫びと訂正」掲載率に、だ。信じられないことに、四日にいっぺんの割合で、朝日新聞は「誤報」を飛ばしているのだ。天下の大新聞が四日に一回だぞ。大メディアなのに、こんなにミスがあっていいのかと思う。
換言すれば、朝日新聞は四日に一度の割合で読者に誤った情報を流し、記事の当事者に迷惑をかけていることにもなる。固有名詞や数字の記載を間違えたり、事実と異なる報道をしたり……、これだけの誤報を繰り返すということは、朝日新聞は記者さんの「質」がかなり落ちているのかもしれない。
あるいは、慰安婦報道のように、長きにわたり好きなだけ歴史を「ねつ造」してきた新聞社だから、「お詫び」なんざ屁でもないのかも。であれば、お詫びのオンパレードは『大誤報新聞社』の面目躍如ということにもなる。だから我々は気をつけなければならないのだ。朝日新聞の「誤報」には、故意と過失との両面があることを。そのむかし、サンゴ事件なんてのもありましたね。
『韓国、竹島で防衛訓練 非公開で実施、日本に配慮か』(朝日新聞五月十五日付)
私はこの記事を読んでブッ飛んだ。韓国軍と海洋警備安全本部は「非公開」で軍事演習を行なったが、非公開だったのは日本に「配慮」したからだ――、なんてことをこの新聞社は平気でタイトルにつける。竹島という「私たちの領土」で勝手に演習しておいて、それを日本に知らせなかったのは韓国政府の「配慮」によるものだと朝日新聞は書く。ばかなのかこの新聞社。あか……、もとい、ばかなんだろうな。
ばかでなければ、陰湿な確信犯だ。昨夏の慰安婦大誤報問題で辞任・退職した取締役や元局長らも、何故か、どーいうわけか、いつの間にか「非公開」で再入社・復職を果たしていた。強制連行をねつ造し、日本国民を陥れ、世界の評判を悪くしてごめんなさいお詫びしますと言っておきながら、とどのつまり、この新聞社では誰ひとり責任を取ろうとしなかった。実にわかりやすい新聞社なのだ。真っ赤っかかと思っていたら体質はブラックだった。
韓国に伝えず、自衛隊が竹島近郊で軍事演習を行なったら、天地がひっくり返ろうが太陽が西から昇ろうが、まかり間違っても朝日新聞は「韓国に配慮」なんて書かないぞ。総理大臣はじめ閣僚・議員が靖国神社を詣でれば、韓国政府や中国政府さらには毎日新聞と肩を組んで政府を叩く。
朝日新聞におけるジャーナリズムが「公正中立」でないこと、日本の国益というものに何ら「配慮」がないことは自明の理だ。朝日新聞社が「配慮」するのは我々日本人ではなく、韓国と中国のようでもある。っつーか、そうなんだけどね。
朝日新聞は、日本では「ねつ造新聞社」ですが、韓国では「良識ある新聞」と呼ばれているみたいです。朴槿恵大統領の「告げ口外交」とおんなじで、韓国が喜ぶような「告げ口記事」ばっか書いているからです。本多勝一なんて中国当局の言いなりに「南京虐殺は三〇万人」と主張し、中国では英雄呼ばわりされて悦に入っている(お年寄りは敬わなければならないから「老害」とは書きません)。中国の「南京大虐殺記念館」に行くと、本多氏の作品がずらりブースに展示されています。わかりますか、南京大虐殺記念館にですよ。それだけで、朝日新聞社が「誰の味方」なのか、よくわかるというものです。
五月十九日の『天声人語』は、大阪都構想の住民投票に触れ、橋下徹大阪市長について言及している。そこに、こんな一文がある。
『(橋下)氏にアクセルはあっても、ブレーキを欠いていたというべきか。スピード感も大切だろうが、時に減速して時間をかける知恵も政治には必要だ』
これを、こんなふうにアレンジしてみる。
『朝日新聞の慰安婦報道には、日本を貶めるアクセルはあっても、国益を守るブレーキを欠いていたというべきか。日本を悪者に仕立てるスピード感も大切だっただろうが、時に理性的に踏みとどまり、一連の慰安婦報道はねつ造だったと時間をかけて詫びる知恵と勇気も朝日新聞社には必要だ』
ついでながら、こんな一文も。
『是か非か、二者択一を人々に迫る。攻撃的な言葉で論敵を徹底的にやっつける。多数決で結果が出たら、もう文句は言わせない。争点を単純にし、そのぶん対立を深刻にする政治である』
これも、こんなふうにアレンジしてみる。
『謝罪か賠償か、二者択一を政府に迫る。恣意的なでっちあげとねつ造で政府を徹底的に叩く。中韓の協力を得たら、もう文句は言わせない。争点を強制連行と単純にし、そのぶん日韓、日中の関係を深刻にする新聞社である』
冗談のようだが、事実だ。朝日が慰安婦強制連行などというでっちあげキャンペーンを張らなければ、日韓関係はもっと別のものになっていた。本多勝一氏が中国当局の言いなりになっていなければ、日中関係も、もっと別のものになっていた。
朝日新聞社には、自分たちが何をしでかしたか、自分たちのでっちあげ報道が日本をどんな窮地に陥れたか、その自覚がないのだ。だから、一度はクビを切った社員を「非公開」で復職させたりする。これを、難しい言葉で厚顔無恥と言う。カエルの面に何とかである。
最近、朝日新聞の社説や天声人語を読む際、記事に書かれていることの「反対」を考えれば、それが一般的な「良識」になることに気づいた。さきの「配慮」記事しかりである。日本を二の次に、韓国と中国への「配慮」を怠らない朝日新聞は、これからは「バイアスペーパー」と呼んだほうがいいのかもしれない。とにかく偏っているのである。分度器で測ったら、かなり左に傾いてたし。
偏向報道に通じる歪んだ視点は朝日新聞の十八番でもあるが、朝日に劣らぬ偏向という厄介事が、日本にまた災いをもたらそうとしている。世界動物園水族館協会(WAZA)から日本動物園水族館協会(JAZA)への通達――、会員資格「停止」問題である。
面倒臭いから「世界協会」「日本協会」と略すが、何故、世界協会が日本協会の会員資格を停止(=除名処分)したかというと、日本の水族館は、和歌山県大地町で行なわれる「追い込み漁」で捕獲したイルカを入手しているから、というアンビリーバブルな理由からだった。
彼らは、大地町で行なわれるの追い込み漁が「残酷」だと言うのである。
日本動物園水族館協会に加盟している国内の水族館は全部で六十三施設(動物園八十九施設)。そのうちの三十四施設で三七九頭のイルカが飼育されているが、それらのほとんどが大地町から購入したイルカだ。売買されるイルカは毎年二〇〜四〇頭前後になるそうだが、それがいかんと世界協会は言うのである。
ご存じのとおり、大地町のイルカ漁は日本の伝統的な漁だ。が、ご存じのとおり、クレイジー・エコテロリスト集団「シー・シェパード(幹部はキャロライン・ケネディ駐日大使の従兄弟)が激しく批判し、現地での執拗な抗議活動(という名目の嫌がらせ)を続けていることでも知られる。彼らが隠し撮りで撮った『ザ・コーブ』という作品は、厄介なことにアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したりもした。
おそらくは、エコテロリスト集団(幹部はキャロライン・ケネディ駐日大使の従兄弟)の主張を支持しているのだろうが、動物園と水族館の国際組織・世界動物園水族館協会は、大地町のイルカ漁と、その追い込み漁で捕獲される野生イルカを日本の水族館が購入していることを「問題視」し、このたびの資格停止を議決した。
大地町の追い込み漁は、世界協会の「倫理規定」に反する、と言うのである。
で、私たちはあ然とするのである。偉そうに言うけど何なの、倫理規定って。
昨年の会合で、世界協会は向こう二年間、追い込み漁で捕獲したイルカの入手を停止するよう日本側に求めていた。しかし、日本協会はその提案を拒否。追い込み漁は国内法で認められ、水族館も法に従ってイルカを購入していることを説明したうえ、イルカへのストレスを軽減する目的で、追い込みの速度を緩めるなど改善策を採用したと報告していた。今回の資格停止処分は、そのさなかでのことだった。
「交渉中だったのに、唐突な通告で非常に残念」
日本動物園水族館協会の長井健生専務理事はこう言い、大地町立くじらの博物館・桐畑哲雄副館長はこう憤った。
「感情的な決定で、イルカの追い込み漁が槍玉に挙げられている。追い込み漁の見た目はインパクトが強いが、必要以上にイルカを傷つけることなく捕獲できる優れた方法だ。日本政府と和歌山県が許可している正当な漁業だ。追い込み漁で捕獲されたイルカを入手することは、何ら恥ずべきものではないと考えている」
仁坂吉伸和歌山県知事も、今回の資格停止を批判した。
「水族館は捕ってきたイルカを展示する。養殖して繁殖させたものだけなら、展示は何分の一かになってしまう。希少種なんて、養殖は絶対にできない。世界動物園水族館協会は考える能力のない組織かもしれない。これは世界中からのいじめだと思う。フェアに考えてもらいたい」
思わず同調してしまう。世界協会の本部はスイスに置かれているが、ほとんど知られていないとはいえ、スイスには、韓国同様に「犬食」の文化があるではないか。犬は食ってもいいが、イルカの追い込み漁は残酷だからダメ、とでも言いたいのだろうか。
犬食の是非はさておき、日本協会の資格が停止されるとどうなるか――?
これが、大問題なのである。資格がなくなると、日本の水族館と動物園は、海外から珍しい動物、魚を入手することができなくなるのだ。たとえば、スマトラトラやレッサーパンダ、アムールヒョウといった希少種だ。こうした希少種を含めた珍しい動物、魚を海外の動物園・水族館とやり取り(貸し借り)するには、世界協会のネットワークが不可欠になり、世界協会の仲介が求められる。
会員資格の停止は、今後、世界協会の仲介もネットワークも頼ることができなくなるということだ。だから、日本の動物園や水族館には、新しい動物、魚が入ってこなくなる。追い込み漁で捕獲したイルカを購入しているというただそれだけの理由で、世界協会は日本協会の会員資格を取り上げた。
大地町からのイルカの購入をやめなければ除名する――、なんてのは、私には「脅し」にしか感じられないが、自分たちの倫理規定に反するからとの理由は、朝日新聞も真っ青の偏り具合だ。
何故、追い込み漁が残酷なのか、日本協会は説明を求めたが、世界協会からの回答はないまま、資格停止が決められた。やり方が、実に姑息でアンフェアだった。
世界協会のエゴのゴリ押しは、しかし、日本協会にすれば死活問題にも等しく、日本協会は加盟する六十三の水族館と八十九の動物園に、世界協会から「離脱」するか「残留」するかのアンケートを行なった。有効票は一四二票。うち九九票が残留を希望、四三票が離脱と回答した。
結果、日本協会は、世界協会への残留を希望する旨を伝えた。
日本協会は、今後、加盟の水族館は大地町のイルカを購入しないことを約束した。しかしこの決定は、イルカを飼育する水族館に、自力での繁殖を強いることにもなった。イルカの繁殖は難しく、技術はまだ確立されていないというレベルだ。
バンドウイルカの寿命は平均四〇〜五〇年だから、いますぐに影響は出なくとも、繁殖できなければ、数年後には「イルカショー」がなくなる可能性もある。イルカそのものが水族館から消えることだって考えられる。大地町からイルカの入手を継続するため、日本協会を脱退する水族館が出てこないとも言い切れない。
昨年、大地町は小型のクジラを含め計九三七頭を捕獲し、バンドウイルカ四〇頭など八四頭が水族館や動物商に売られた。イルカ一頭の値は約一〇〇万円ほどだから、日本協会の決定は大地町の経済にも打撃を与える。
「追い込み漁は残酷な手法ではないと一貫して主張してきたが、残念ながら理解してもらえなかった」
日本協会・荒井一利会長が無念をにじませた。
静岡県「下田海中水族館」の湯川弘営業課長もこんなことを言って肩を落とした。
「追い込み漁で水族館用のイルカを捕獲するのは決して残酷な方法ではない。間違った外国の考えに屈するようなかたちになった」
私も、残念だ。この歪みは、いったいどこからくるのだろう。
追い込み漁に異を唱える人たちは、残酷だ、イルカが可哀想だというその口でニジマスを食し、サーモンに舌鼓を打ち、キャビアを珍味と言って喜ぶ。幼少時にテレビドラマ『わんぱくフリッパー』を見て、イルカを友だちだと思っているのだろう。
そして、朝日新聞のでっちあげ報道が日本をどんな窮地に陥れたかの自覚がないように、追い込み漁を残酷だという人たちは、自分たちの偏った視点と矛盾に気づかない。
何故なら、自分たちこそが正義だと思い込んでいるからだ。だよな、朝日新聞。
参考記事:産経新聞5月9日14日付他
朝日新聞4月1日〜21日付
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