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番組名が変わる?(『たかじん胸いっぱい』公式HPよりより)
冠番組も消滅し有名人も揶揄…『殉愛』百田氏&さくら夫人「四面楚歌」
http://dmm-news.com/article/925190/
DMMニュース 2015.03.10 15:50
2014年1月に惜しまれつつ亡くなったやしきたかじんさん(享年64)の妻、家鋪さくらさん(33)が、たかじんさんの長年の友人であるA氏に対して名誉毀損の訴えを起こし、3月9日に慰謝料1000万円を求めた裁判の第1回口頭弁論が大阪地裁で行われた。
A氏は自身のブログにて、2014年5月から11月にかけて、さくらさんが家鋪夫人になる以前にも結婚しており、重婚の時期もあったといった疑惑を掲載。さらには余命を宣告されたたかじんさんに、さくらさんはベンツや高級腕時計などを要求した、といったセンセーショナルな内容だった。これに対しさくらさんサイドは異議を唱え、今回の裁判へと発展した。だが、この日はさくらさん側の代理人のみが出廷し、わずか5分足らずで閉廷。次回公判は4月21日となっている。
『殉愛』をめぐっては昨年11月、たかじんさんの長女から出版差し止めを求めを提訴されたり、ネット上にはさくらさんが不利になる情報が飛び交っていた。しかし昨年末、さくらさんはたかじんさんの弟子・打越もとひさ氏を名誉毀損と損害賠償で提訴しており、加えてネット上に書き込まれたさくらさんへの誹謗中傷などにも断固とした措置を取ると見られていた。作家・百田尚樹氏を加えた『チーム殉愛』の反撃がはじまったと思われていたのだ。
■真相を暴いた本が出版され、芸人たちも苦言
しかし、2月に入ってその形成は一気に逆転。さくらさんや百田氏をめぐる数々の疑惑を追ったノンフィクション『百田尚樹「殉愛」の真実』(宝島社)が発売され、各方面で大絶賛されているからだ。同書は海千山千のジャーナリストと編集者が丹念に取材をした結果が書かれており、百田氏が『殉愛』で書いたことがことごとく覆されている。
そうしたなか、9日にバラエティ番組『たかじん胸いっぱい』(関西テレビ系)の番組タイトルから、『たかじん』名前が外されると発表がなされた。たかじんさん他界後、初めて冠が外されるこの決定に今後、他局も追随するものと見られている。
一連の流れにネットでは、
「この人ほんと、銭ゲバだね」
「怖い怖い」
「たかじんさんの名前に頼らず今のメンバーで頑張ってほしい」
と、訴訟を起こしたさくらさんへの批判がある一方、新番組名で挑む番組には好意的なコメントが多い。
さらにはたかじんさんを巡る騒動で、吉本の重鎮にも動きがあった。7日に放送された『ヤングタウン』(MBSラジオ)で明石家さんま(59)が、自身の関係者が書いた『さんまファミリー』という本が出版されることについて内容をチェックした際、著者本人にとって都合の悪いことが書かれていない、と苦言を呈した。その時、「やしきたかじんさんの奥さんと親戚の関係みたいになるから」と、『殉愛』(幻冬舎)を揶揄した発言もしている。
さらに浅草キッド・水道橋博士(52)も2月27日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)にて、“騙しの被害”について話を振られた際「最近だとですね、こっぴどく騙された経験は『殉愛』っていう本ですかね」と語っている。こちらの発言についても
「さんま GJ」
「ちゃんと笑いに混ぜて『暗に』揶揄してるところがさんまっぽい!」
「水道橋博士は嫌いだけど…これは分かる…騙されたって感じる人は多いよね…」
「テレビでよくぞいった!」
と、絶賛のコメントで溢れていた。
当初は一部ネット上でのみ炎上していた『殉愛』騒動だが、大物タレントが公の場で皮肉を発し、番組の“看板問題”にも変化が発生。さらにはこれまで沈黙を貫いてきた一般メディアも、裁判の様子を報じるなどようやく公の場で語られることとなってきた。さくらさん、百田氏もいよいよ“四面楚歌”となりつつあるようだが、果たして今後の展開は?
(取材・文/一樹守)
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