http://www.asyura2.com/13/hihyo14/msg/519.html
Tweet |
百田尚樹氏の『殉愛』に続々新証言 たかじん氏が前妻に頼んだ「看取り」〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141224-00000000-sasahi-ent
週刊朝日 2015年1月2−9日号
2014年1月3日に死去したやしきたかじん氏の闘病生活を描き、大論争を巻き起こしている百田尚樹氏著のノンフィクション『殉愛』(幻冬舎)。その後も本誌は、作品には書かれなかった新証言を入手した。
『殉愛』では1993年に結婚し02年に離婚した前妻について、たかじん氏がさくら氏にこう説明するくだりがある。
<「去年、ヨリを戻したいと言うてきた」><復縁なんてありえへん。はっきりその気はないと言うた>
だが、百田氏は前妻を一度も取材しておらず、「事実と異なる」と訴えるのは親族の一人だ。
「話は逆で、たかじんさんのほうから前妻に『やり直してほしい』と何度も言ってきていた。食道がんとわかってからより熱心になりましたが、その頃、前妻はすでに再婚。それでも『僕が死ぬまでだけでも一緒にいてくれ。今の夫と籍抜いてくれ。財産はお前に全部やりたい』と。私もたかじんさんに『あいつしか看取ってくれる人はおらん。なんとかしてくれ』と説得を頼まれた。13年8月頃までそういう連絡があったが、前妻には新しい家庭もあり、断ったんです」
13年8月といえば、たかじん氏のがんの再発後で、同10月にさくら氏と結婚。約3カ月後に死去した。
たかじん氏の遺言書には遺産のうち6億円を遺贈すると記され、前号では2億円の遺贈先「OSAKAあかるクラブ」に対し、さくら氏が14年10月、遺贈放棄を迫った際、百田氏が同席したことを報じた。1億円の遺贈先だった母校の桃山学院高校でも、こんなできごとがあったという。
「さくら氏は桃山学院の校長と会い、たかじん氏が生前、書いたとされる“メモ”を見せたそうです」(桃山学院関係者)
メモはたかじん氏の長年の友人、桃山学院高校の温井史朗校長に宛てられたもので、こう記されていた。
<桃山に寄付受口になってもらい(略)、さくらの生活にかかってきそうなら、戻してやってほしい>(13年12月23日付)
温井校長を直撃した。
「たかじん氏の死後、さくら氏からメモを見せられたことは事実ですが、それ以上はお話しできません」
たかじん氏の寄付はいまだ実行されていない。
闘病生活でも『殉愛』とは異なる新証言がある。
維新の党の衆議院議員で医師でもある伊東信久氏は06年からたかじん氏を治療し、ホームドクターのような存在で、闘病中も医師を紹介したり、経腸栄養剤を提供したりした。たかじん氏は伊東氏が立ち上げた株式会社に3分の1出資。その死後、14年3月の取締役会には代わりにさくら氏が出席し、取締役への就任も求めてきたという。
だが、『殉愛』エピローグではこう批判された。
<国会議員でもある某医師は、主治医でもないのに主治医のように言い、一度も診察もしたことがないのに間違った病状を週刊誌などで話し、(略)>
伊東氏がこう語る。
「さくら氏からは感謝の手紙ももらったのに、なぜああいう記述になったのか。たかじん氏はがん闘病中も2週間に1回ほど私のクリニックに来ていたが、普段はマネジャーと一緒で、さくら氏が来たことは一度もなかった」
ちなみに、『殉愛』にはさくら氏は1日24時間を看護に費やし、たかじん氏のそばを<3時間と離れたことがなかった>とある。
『殉愛』ではたかじん氏と長女(41)の不仲が強調されていたが、伊東氏はそうした話を本人の口から聞いたことはなかったという。前出の親族もこう首を傾げる。
「長女のことはずっと気にかけていて、一緒に食事に行ったことを話したら喜んで、『また娘を誘ってやってくれ。心配なんや』と言っていました」
たかじん氏の弟子、打越元久氏はこう証言する。
「長女は00年頃から数年間、中国・上海で暮らしていたのですが、たかじん氏が心配して上海の家まで様子を見に行ったことがありました。『娘を連れ戻そうと思っていたが、中国語がめちゃくちゃうまくなっていたので感心し、頑張れよ、と言い、帰ってきた』と話していました」
さくら氏の弁護士は「守秘義務があるのでお答えできない」。
百田氏は12月22日、自身のツイッターに<伊藤(本文ママ)氏の友人が問い質すと、本人は、自分はそんなことは言ってないと弁明してるらしいが、それは本当かどうかはわからない。 とにかく「週刊朝日」は、そんなウソまで書いて、私をおとしめたいのか!恥を知れ!>と記した。だが、本誌は伊東氏が発言していないことは書いていない。
(本誌取材班)
▲上へ ★阿修羅♪ > マスコミ・電通批評14掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。