http://www.asyura2.com/13/hihyo14/msg/495.html
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「本当の愛を知る物語」を上梓した百田尚樹氏(「やしきたかじんメモリアルサイト」より)
百田尚樹また大ウソ! 前は宮崎駿『風立ちぬ』を絶賛していたのに!
http://lite-ra.com/2014/11/post-632.html
2014.11.16. リテラ
たかじんNOマネーBLACK 百田尚樹を徹底解剖SP 2014年11月15日
あの人、(頭)大丈夫かな」は10分過ぎですが先頭からご覧ください。
「あの人、(頭)大丈夫かな」
『殉愛』(幻冬舎)をめぐって疑惑が噴出するなか、ネトウヨ作家の百田尚樹が宮崎駿監督のことを、こんなふうに斬って捨てたと大きな話題になっている。
15日放送の『たかじんNOマネー BLACK』(テレビ大阪)で「宮崎さんは私の原作も読んでませんし、映画も見てませんからね」とまくしたて、あげく「あの人」と言いながら頭を右手で指して、「○○大丈夫かなぁ、と思いまして」と小バカに。「○○」の部分は、オンエア上はピー音が入っていた。さらに宮崎の映画『風立ちぬ』について、「あれウソばっかりなんですね」と激しく批判したのだ。そして、このような主張を繰り広げた。
「私は徹底して戦争を、特攻を否定している」
「ぼくは単に愛国者なんです。ぼくが嫌いなのは、反日と売国奴なんです」
実は、ことの発端は、本サイトのエンジョウトオルの記事だった。昨年9月、雑誌「Cut」(ロッキング・オン)のインタビューで宮崎駿が具体名こそ挙げてはいないが、明らかに『永遠の0』について痛烈に批判していたことを報じた。
「今、零戦の映画企画があるらしいですけど、それは嘘八百を書いた架空戦記を基にして、零戦の物語をつくろうとしてるんです。神話の捏造をまだ続けようとしている。『零戦で誇りを持とう』とかね。それが僕は頭にきてたんです」
「相変わらずバカがいっぱい出てきて、零戦がどうのこうのって幻影を撒き散らしたりね。戦艦大和もそうです。負けた戦争なのに」
こうした宮崎の批判が百田の言うように「頭おかしい」ものかどうか、以下に再録するので一読していただきたい。
▽宮崎駿が百田尚樹『永遠の0』を「嘘八百」「神話捏造」と酷評
http://lite-ra.com/2014/06/post-50.html
それにしても今回驚いたのは、百田が宮崎駿の『風立ちぬ』を「あれウソばっかり」などと激しく批判したことだ。といっても、自分と主張のちがう政治家も、自作を批判する読者も“人間のクズ”呼ばわりする百田センセイのこと、口の悪さに今さら驚いたわけではない。
百田が『風立ちぬ』に対する評価を180度変えてしまっているからだ。百田がツイッターで反論しバトルと話題になっていたとの記事もあったが、それは間違いだ。当時百田は『風立ちぬ』のことも宮崎監督のこともまったく批判していない。『風立ちぬ』について、むしろ評価していた。
まず試写で鑑賞した際、「先日、アニメ『風立ちぬ』の試写を観た。ラストで零戦が現れたとき、思わず声が出てしまった。そのあとの主人公のセリフに涙が出た。素晴らしいアニメだった」などと同作を大絶賛していた。
では自分が批判された逆恨みから批判し返したのかといえば、実はそうでもない。エンジョウトオルの記事で宮崎による批判を知ってからも、百田は『風立ちぬ』に対する評価は変えなかった。
前述の記事が配信された昨年9月25日、百田はツイッターで、
「悪意に満ちた記事」
「宮崎駿監督が『永遠の0』を批判したという記事がネットに載って、Twitterの中のアンチ百田たちがおおはしゃぎ。リツィートの嵐。そこまで嬉しいか(^-^;)
とエンジョウトオルの記事や、自らの“アンチ”についてはこんなふうにディスっている。
しかし、宮崎による『永遠の0』批判について
「『永遠の0』はつくづく可哀想な作品と思う。文学好きからはラノベとバカにされ、軍事オタクからはパクリと言われ、右翼からは軍の上層部批判を怒られ、左翼からは戦争賛美と非難され、宮崎駿監督からは捏造となじられ、自虐思想の人たちからは、作者がネトウヨ認定される。まさに全方向から集中砲火。」
と残念な気持ちを吐露しながらも、『風立ちぬ』そのものについては
「しかし、僕は宮崎駿監督の『風立ちぬ』は面白かった。静かな名作だと思う。週刊文春にも、そう書いた。」
とツイート。自作を批判されても、『風立ちぬ』を名作であるとまで評価していたのである。
国民的監督を敵にまわすのは得策でないと判断したのか、“金持ちケンカせず”的余裕なのか、内心は知らないが、この大人の対応に百田ファンは「自身が批判されても、面白かったと言える百田さん、さすが!」などと持ち上げていたほどだ。
それがなぜ、1年以上も経ったこのタイミングで、宮崎駿を罵倒したのか。
その理由は明らかだろう。故やしきたかじんと未亡人の闘病を描いたノンフィクション『殉愛』にまつわる数々の疑惑と批判に、追いつめられ精神的に余裕を失っているのではないか。『殉愛』をめぐる疑惑については本サイトでも指摘してきたので、一読いただきたい。
▽百田尚樹がたかじん未亡人の代弁者になって娘を罵倒! その理由は?
http://lite-ra.com/2014/11/post-618.html
▽二股発覚! たかじん未亡人は人妻だった! 百田尚樹『殉愛』の嘘
http://lite-ra.com/2014/11/post-626.html
だいたいフィクションであることを明言している『風立ちぬ』に対して「あれウソばっかりなんですね」とは、笑わせる。本サイトでも紹介したが、百田センセイは『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に出演した際、「ノンフィクション書くとき、平気でいっぱいウソ入れてます。ほんまにそのまま書いたら、おもろない」と語っていたではないか。
人のフィクションに「ウソばっかり」などと難癖つけるまえに、「すべて真実である」と大見得を切った、ご自分の“ノンフィクション”『殉愛』のウソ疑惑について答えたらどうか。的を射た批判に追いつめられ苦しくなると他者を罵倒し始めるのは、お友だちの総理にソックリだ。
百田センセイ、アンタこそ、大丈夫か。
(編集部)
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