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文化放送『みのもんたの ニッポンdiscover again』公式HPより
みのもんたのバックに“芸能界のドン”が!芸能マスコミの豹変ぶりに唖然
http://lite-ra.com/2014/11/post-595.html
2014.11.01. リテラ
先日、みのもんたの復帰祝いパーティの様子がスポーツ紙各紙で大きく報じられた。
記事では、「芸能人から政財界まで大物がそろい踏み」「みの節健在」など、会の盛況な様子に加え、会見でみのが「日本を動かすような番組をやりたい」と報道番組復帰への強い意欲を語ったことを伝えていて、おおむね好意的なトーンとなっていた。
民放キー局の社長が勢ぞろいしたうえ、和田アキ子からアグネスチャンまで芸能人も多数参加。そんな中でみの自身が司会をするなど大はしゃぎだったのだが、この会がここまで大がかりなものになったことには、別の背景があるという。
「実はこの会の発起人は、芸能界のドンとも呼ばれるバーニングの周防(郁雄)さん、田辺エージェンシーの田辺(昭知)さん、イザワオフィスの井澤(健)さんという音事協の中心メンバーです。冒頭のあいさつを井澤さんがしましたし、中央のテーブルに陣取った周防さんをはじめとする音事協の重鎮に出席者が平身低頭して挨拶する姿が目立つなど、芸能社会の力関係が垣間見られるような会でした。マスコミも各社のB担が勢ぞろい。これでは息子の不祥事などの、みのに関するネガティブな部分に触れることもできないでしょう」(出席したプロダクション関係者)
つまりこの会、みのもんたを復活させようと“芸能界のドン”が画策した打ち上げ花火だったというのである。
「日刊スポーツなどは、記事にわざわざ発起人3人を紹介するクレジットを入れるなどの配慮がうかがえますし、業界的にはみののバックにドンがついたんだというアピールになっているようにも見えます」(同)
ちょうど1年前。自らの次男が起こした窃盗事件を受けてレギュラー番組『朝ズバッ!』を降板したみのにとってみれば、救世主にでも会ったような気持ちなのかも知れない。1千万円ともいわれるパーティーの経費を自腹で出したというのも、その表れだろう。
しかし、情けないのは、“芸能界のドン”がバックについたことによる芸能マスコミの豹変ぶりである。これまで、独立系だったみののことは書きたい放題。『朝ズバッ!』降板時にもバラエティ番組への出演を続けることへのバッシング報道まで重ねていたはずなのに、このパーティでは手のひらを返したように好意的な記事を書いているのだ。
みのは、昨年の降板会見で“バカヤロー”と次男を一喝するパフォーマンスを見せ、「文藝春秋」(2013年12月号)では、そもそも日テレ入社がコネだったと告白。“筆記試験が難しくて住所と名前しか書けなかった”などと自虐気味に語るなど、自らの子育ての反省を綴っていた。
「ところが最近になって、その次男が、みのの経営する会社『ニッコク』で働いていることが明らかになった。結局、いまだに親の庇護の下で生活を続けている訳ですが、会見でそのことに突っ込む気配はありませんでしたね」(週刊誌記者)
それどころか、スポーツ報知などは、「ニッコクに勤務する次男も、スタッフとしてパーティーの運営を手伝った」と、美談仕立てに報じており、親子のいびつな関係が社会的な騒動を引き起こしたという観点が皆無なのである。配慮どころか擁護に回ったわけで、その風見鶏ぶりには空恐ろしくもなる。
また、恐ろしいといえば、もうひとつ。過去の人のようにも思えるみのを支え、大々的なパーティまでやって復活させようとしているバーニングの思惑も気になる。
「これには、バーニングの台所事情が関係しているようです。これまで力を入れていた韓流アーティストの売り上げが、数々のトラブルもあって低調。一方、安定しているのが、系列の事務所所属である宮根誠司と羽鳥慎一。ワイドショーのような帯番組はギャラも高いうえに、番組に自社系列のタレントブッキングも可能になるなどのうま味も大きい。バーニングはこの機にみのを復活させて、ワイドショーをやらせようと考えているんじゃないでしょうか」(テレビ局員)
実際、みの以外でも、バーニングは今、系列のタレントを報道番組にどんどん送り込もうという戦略をたてているといわれる。
「視聴率低迷で打ち切りが噂される『モーニングバード』の羽鳥を、これまた来年3月で打ち切りともいわれる『報ステ』の後釜番組にねじこもうと画策しているとも言われています。その流れで、みのを『モーニングバード』の後番組に提案しているという話もあります」(前出・テレビ局員)
しかし、音楽番組やバラエティならともかく、政治家や闇勢力との関係も取沙汰される芸能界のドンがワイドショー、はては報道番組までを牛耳るというのは、「報道の自由」をおびやかしかねない事態ではないだろうか。
その力の膨張に手を貸してきた芸能マスコミの罪はつくづく重いといわざるをえない。
(田部祥太)
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