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「バレーボール“LIVE”問題」日刊ゲンダイの誤報に過敏反応のフジテレビ、そのウラにあった思惑とは?
http://www.cyzo.com/2014/09/post_18507.html
女子バレー「ワールドグランプリ2014」(8月20〜24日東京・有明コロシアム)を放送したフジテレビが、夕刊紙・日刊ゲンダイに激怒していたことが発覚した。攻撃型の新戦術「ハイブリッド6」で、日本は銀メダルを獲得。熱戦に沸いたが、そのウラで1本の記事が物議を醸していたのだ。
先月27日、日刊ゲンダイが自身のサイトで「画面は『LIVE』も1時間遅れ…女子バレーWGP“ニセ生中継”の全内幕」なる記事を掲載。20〜24日の試合は午後7時試合開始でフジが生中継したが、同紙いわく「実際の試合開始は18時。LIVEではなかったのだ」と断言した。
つまり、フジの中継は1時間のタイムラグがあるのにもかかわらず、生放送と銘打っていいのか!? と批判しているわけだ。これが事実であれば、視聴率低迷に苦しむフジが少しでも臨場感を出すために「LIVE」をうたったとも取れる。これでは、新手のヤラセ問題に発展しかねない。
ところが、この話、まもなくしてゲンダイの誤報だったことが分かった。
「試合は本当に午後7時開始。フジの中継スタイルに、なんら問題はなかったんです。当該記事をフジ側も発見し、ブチ切れ。そもそもゲンダイは、局広報に当てて(事実確認して)いなかったらしい。当然、ゲンダイには猛烈に抗議したようです。27日中にゲンダイは記事を削除しました。まあ、いまだネットにコピペ版が出回っていますが……」(フジ関係者)
別のフジ関係者も「ゲンダイは、記者を試合会場の有明コロシアムに送っていないはず。記者がいれば、試合開始時間なんて分かるでしょ。あまりにも低レベルな記事」と切り捨てた。
怒りも当然ではあるが、これまで週刊誌や夕刊紙が打つネガティブ記事をほとんどスルーしてきたフジテレビにしては、いかにも過敏な反応であった。週刊誌記者いわく「フジは低視聴率に苦しんでいるけど、他局に比べ、やっぱり断トツで華がある。女子アナも粒ぞろい。だからこそ、我々の標的になりがち(苦笑)」。しかし、今回のゲンダイへの対応は、今までのそれとまったく違い、迅速だった。
この背景には、視聴率低迷に苦しむフジだからこそのお家事情があった。
「バラエティやドラマは番組制作に労力がいるし、出演するタレントの事務所との折衝にも骨が折れる。そのわりに数字(視聴率)はなかなか取れず、割に合わない。でも、バレーはスポーツ中継の中でも、10%台の数字が期待できる優良コンテンツ。20〜30%を連発するサッカー日本代表戦ほどではないけど、視聴率は野球と並ぶか、それ以上の時もある。そもそもスポーツ中継は、基本的にそのまま放送すればいいだけの、言わば“撮って出し”。効率がいいんです。サッカーはテレビ朝日に持っていかれているけど、バレーだけは、局は手放そうとしないでしょう」(前出・フジ関係者)
フジは日本バレーボール協会(JVA)、国際バレーボール連盟(FIVB)との関係も蜜月。
「それをゲンダイが、同記事で、フジはJVAやFIVBとズブズブで結託しているといったニュアンスで書いたものだから、さすがに局も憤慨した」(制作会社関係者)
ゲンダイはフジ批判の急先鋒だった。5月には、安倍首相の甥がフジに入社、総理番記者にして、首相との関係を密にするといった内容の記事を掲載。「時の政権を批判できるのか」とチクリとやった。また、8月にはいち早く、平日昼帯の情報バラエティ番組『バイキング』について「最短で9月、遅くても来年3月いっぱいまでに番組を終了させる方向で調整が始まった」と書いていた。
今回の誤報騒動にフジは激怒する一方で、「今後の報道にクギを刺せた」(前出・フジ関係者)と、ほくそ笑んでいるという。
[日刊サイゾー 2014/09/02]
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