http://www.asyura2.com/13/hihyo14/msg/389.html
Tweet |
小保方さんパロディーで浮き彫り テレビ界の“センス枯渇”
http://gendai.net/articles/view/geino/150052
2014年5月9日 日刊ゲンダイ
「人権侵害」で抗議/(C)日刊ゲンダイ
再調査の必要なし──。
「STAP細胞」論文不正問題の再調査をしないことが決まり、窮地に追い込まれた小保方晴子ユニットリーダー(30)。リケジョの星が一転、まっ逆さまだが、そんな彼女をイジって猛批判を受けているのが「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)と「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)だ。
「阿呆方(アホカタ)さんが涙目で緊急会見」という予告文と小保方氏に扮した重盛さと美(25)がスリッパで叩かれるコントの予告CMを流した「めちゃイケ」は、小保方氏の代理人弁護士から「人権侵害」との抗議文を受けて3日の放送を見送り。一方、6日放送の「ロンハー」は“小保方スタイル”で登場した大久保佳代子(42)が「今話題のリケ女で」「STAP細胞は、ありません」と話した場面をそのまま使用した。
■フジは“王シュレット”の前科アリ
この騒動に関しては、田村淳(40)がツイッターで「流石ロンハースタッフ!」と喜び、脳科学者の茂木健一郎(51)が「不謹慎と秀逸な笑いは、常に紙一重です」とつぶやくなど反応が分かれているが、「パロディーの是非よりも、作り手側の無能さが問題」と憤慨するのは落語の立川流顧問で作家の吉川潮氏だ。
「才能のない放送作家やディレクターが作っているから、格好や発言をただ真似しただけの、何のひねりもないものになる。昔からコントでは事件や騒動をネタにしていましたが、風刺や批判を織り交ぜ、それなりの主張があった。ちゃかす対象も政治家や権力者といった強い者。小保方さんの場合、権力者どころか素人の学者です。『STAP細胞』騒動が社会問題になり、会見をした時点で注目されるのは仕方ないが、芸能人と同じようにイジるべきではない。今のテレビ局の人間は、何が面白いかを見極める能力すらないのです。大事なのは本人が見ても不快に思わないこと。相手が<訴えてやる!>と言ってきた時点で、パロディーとしては失敗なんです。例えば『SMAP×SMAP』の市川海老蔵のパロディー“市川カニ蔵”は本人と共演している。やるならあれくらいやらないとダメ」
フジには有名人パロディーで“前科”がある。03年に放送されていた「ワンナイR&R」のコント「ジャパネットはかた」のコーナー内で、当時ダイエーの監督だった王貞治氏の顔の模型を便器に仕掛けた“王シュレット”を売り込むというコントを放送。球団から抗議を受け、日本シリーズ中継をフジ系列で放送しないとペナルティーを食らった。のちに王氏はこう言った。
「野球界と芸能界を一緒にするからこういうことになるんだ」
テレビ界の才能枯渇が浮き彫りとなる結果になった。
▲上へ ★阿修羅♪ > マスコミ・電通批評14掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。