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株式日記と経済展望
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学生にニュースをどの媒体で見るか聞いてみるのだが、新聞、テレビと答える学生は
ほぼ皆無に近い。ニュースなどをスマホやタブレットでちらっと見て、それで終わり
2014年4月14日 月曜日
◆テレビのニュース番組が見られなくなった理由?元フジテレビ解説委員が指摘する4つの理由 3月10日 安倍宏行
http://japan-indepth.jp/?p=4129
テレビでニュース番組を、もはやほとんど見なくなった。
テレビ局に居た時は机の上のテレビが常時onになっているから、必然的に各局のニュースをザッピングして見ていたが、それが如何に特殊な環境だったか、今となっては思う。
大学で講義をする時、必ず学生にニュースをどの媒体で見るか聞いてみるのだが、新聞、テレビと答える学生はほぼ皆無に近い。Yahoo!ニュースなどをスマホやタブレットでちらっと見て、それで終わり、という学生がほとんどだ。何故、テレビニュースは見られなくなったのか?それは以下の理由によると思われる。
速報性でネットに負けている。
視聴率が取れそうな最大公約数的なニュースが先行し、個々の視聴者のニーズに対応しきれていない。
ニュースの詳しい解説や分析を放送できていない。
「キャスター」がコメントを流し続けている。
「1」は言わずもがな。逆立ちしたってネットにはかなわない。現場に記者やカメラクルーがいなければそもそもニュースを送れない。しかし、スマホを持っている人間がその場に1人いればネット中継が可能になってしまったのだ。数時間前にネットで見聞きしたニュースをわざわざテレビで見ようとは思わないだろう。
「2」だが、テレビの報道の編成というものは、ニュースの重要度よりも、視聴率が取れそうかどうかを基準に行う。例えば、世界的にはウクライナのクリミア半島にロシア軍と思われる勢力が展開したというニュースがトップ項目だが、その日、東京に大雪が降ったら、それがトップに来る、といった具合だ。
視聴率という基準で総ての番組が作られているのだから、これは必然であり、変わる事はない。そうした編成に対し、総てのニュースに誰もがフリーハンドにネットで触れることが出来る今、多くの人が違和感を抱いているだろう。
「3」は、実はテレビ局も気付いていて、記者がスタジオで解説したり、BSで本格的な報道番組を制作したりしてはいる。しかし、地上波のニュースに限って言えば、やはりニュースの解説に時間を割いている局は民放ではほとんどない。しいていえば、NHKは、ニュース番組の数が多いゆえに、解説コーナーが長めにとられてはいる。
しかし、せいぜい2、3分の事であり、視聴者の理解も不十分で生煮えのまま、次のニュースに移ってしまうことが往々にしてある。結局、背景や分析が知りたくてもそれに答えてくれないテレビに対し、視聴者は隔靴掻痒の感を抱いているのだろう。
さて「4」だが、そもそもジャーナリストでもない人間がニュースキャスター(英語ではニュースアンカー)という立場で、知った風なコメントを呟くのに、視聴者は辟易しているのではないか? そもそも英語でアンカーとは「錨(イカリ)」という意味で、番組の核となり、しっかりと進行させる要である。
ニュースの深層に迫る為、現地のリポートを引きとったら、それを専門家にぶつけて解説を求める、といった具合だ。現場を取材をしてもいない「司会者」がしったかぶりを決め込むスタイルを20年以上も引きずっていることも、視聴者離れを加速させているだろう。
ではどうしたらいいか? それは現役テレビ報道マンが考える事であり、ここでは論じない。がしかし、顧客のニーズに答えられない企業は市場から退場を迫られるという当たり前の市場原理がこれまでなかったからと言って、将来もそうだとは限らないのである。
(私のコメント)
私は食事の時にテレビを付けながらニュースを見ますが、最近はテレビで必ず見るという番組が少なくなった。それ以外はネットを見たりしている時間がほとんどだ。「株式日記」のネタ探しの意味もあるのですが、テレビのニュース報道がヘッドラインニュースばかりで解説番組がほとんどない。
小保方氏のSTAP細胞の事も、テレビや新聞では手に負えず、もっぱら小保方氏のファッションや割烹着などが話題になった。論文の何が問題なのかといった事はよく分からず事態で、テレビ局も新聞社も核心を突いた質問が出来ない。2時間半もの会見なのに再現実験がなぜ行われないのか説明が無い。
このような事は福島原発災害でも感じた事ですが、朝日や毎日やよみうりと言った新聞社は数千人もの職員が居ながら原子力の専門家がいなかった。原発問題は以前から社会問題でもあったのだから、原発の現場を普段から取材しながら記事をかける記者がいなかった。専門家を呼んで解説させればいいという事も、その専門家が水素爆発の事が分からなかった。
東日本大震災にしても、東海大地震の事ばかりが注目されていて三陸沖に大きな地震が来ることは予想もされていなかったのはなぜなのでしょうか。三陸沖にはプレートが沈み込む現象があり定期的に大地震が起きる。津波災害にしても最初は3メートルと言う予想でそれが6メートルに修正される頃は停電で伝わらなかった。実際に来たのは14メートルの大津波だった。
地震が起きた時点で10メートルを超えるような大津波が来ることが予測できていればより高台に逃げて無事だったのではないだろうか? マグニチュード9の史上空前の地震だったのだから大津波も予想できたはずだ。テレビ局は専らヘリコプターを飛ばして実況中継に終始しましたが、人的被害だけでももっと少なくできたのではないだろうか?
福島原発は、何がどうなっているのか分からないままであり、専門家も何時間後にはメルトダウンが起きる事が分かっていても、冷却水の電源復旧のニュースに終始して、冷却水が上がったの下がっただのと言ったニュースに終始した。しかし実際にはすでにメルトダウンしてメルトスルーしていた。
最近はようやく実態が検証されるようになりましたが、専門家たちは週に1時間程度の会合をするのみで、原発の事は素人同然だったようだ。確かに原子力工学の専門家なのかもしれないが原発が全停電したらどうなるかを検証した事も無かったようだ。テレビでは想定外と言う言葉が乱発されましたが、現場を知らないから想定外と言えるのだろう。
STAP細胞の事についても論文の形式はどうでも良くて、STAP細胞の実在が証明できれば論文の写真の取り違えや論文のコピペなどは二次的な問題だ。しかし小保方氏をはじめとして再現実験を行わないのはどうしてなのだろうか? コツのようなものがあると言っていましたが、実験ノートも4,5冊あると言っても秘密だから公開できないとされた。
だいぶ怪しげな記者会見でしたが、実験ノートをきちんとつけていれば再現実験もすぐにできるのでしょうが、日付も書かないような実験ノートでは、実験手順は小保方氏自身の頭の中に実験方法があるのだろう。問題の根幹はSTAP細胞があるのかないのかと言う問題であり、論文の形式は二次的な問題ですがテレビはその事ばかりに拘った。
問題は再現実験では誰も成功していないという事であり、小保方氏しか実験は成功していない。監督指導していた教授も姿を消していますが、近いうちに記者会見が行われるようだ。理研は論文の取り下げを主張していますが、本当にSTAP細胞はできなかったのだろうか? むしろ理研の管理のずさんさの方が問題だ。
安倍氏の記事は、テレビなどを見てもネット情報の後追いであり、問題の最先端を解説する事は出来ないのだろう。テレビに出ている専門家も怪しげなものであり、1時間にわたってインタビューを受けてもテレビに放送されるのは2,3分だ。これでは本当の事が分かりませんが、ビットコインの事もNHKで放送してすぐに取引所が破綻した。
真相は闇の中であり、ビットコインのような問題は、革新的過ぎて専門家でも分からない。本来はネット決済用の通貨の事ですが、為替投機などに使われて本来の趣旨とは違ってしまったようだ。国家の管理を受けない通貨の事だから中国など政情不安の国では投機の対象になりやすい。
「株式日記」は大きな問題が起きるたびにアクセスが増えますが、視聴者はニュースの解説を求めている。事件の背景は何なのかを知りたがっていますが、それにこたえられるニュース解説が無い。最近ではテレビで池上彰氏が解説番組を行っていますが、テレビではなかなか思い切った解説が出来ない。ネットならばそれが出来ますが、陰謀論でかたずけられる事もある。
現状のままではテレビや新聞はニュース媒体としての役割を終えて、大手総合紙は消えて行くだろう。テレビも無くなる事は無いが娯楽専門媒体になるだろう。新聞やテレビは紙面や時間といった物理的な制約があるから十分な報道が出来ない。ネットには時間や紙面といった制約が無いから、知りたいことが有れば視聴者はネットを見るようになるからだ。
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