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日本人の父親を犬扱いする不快極まりない企業も存在する。この企業に、牙を剥いて刃向かう犬もやがて生まれるかもしれない。
父親が犬のコマーシャルは、日本人の家族観を愚弄している
http://www.bllackz.com/2014/03/blog-post_6773.html
2014年3月24日 Darkness - ダークネス
テレビばかりを見ていると馬鹿になるというのは、テレビの番組がくだらないということもある。
しかし、それだけではない。コマーシャルもまた洗脳に次ぐ洗脳で構成されていたり、良識を疑うようなものが大量に放映されていて危険だ。
テレビのコマーシャルで、ずっと日本人の家族観を愚弄し続けていると言われているのは、父親が犬の設定になっているコマーシャルである。
日本人家族が出てくるのだが、「父親が犬」なのである。
このコマーシャルは「好感度ナンバーワン」と多くのメディアで自画自賛されている。しかし、数年前からこのコマーシャルの家族観に疑問を呈している人で満ち溢れている。
「なぜ、父親は犬畜生なのか?」
「子供たちは犬の子供ということなのか?」
今まで日本のコマーシャルの多くは一貫して日本人の父親を愚弄するような設定だったが、今や日本人の父親は「犬扱いが当たり前」になっている。
■父親を犬扱いするコマーシャルで洗脳される
日本人の父親が犬扱いされることに納得いかない人々はたくさんいる。そういった人々の意見は、検索で調べれば山ほど出てくる。実際に検索して調べてみて欲しい。
「父親が犬 コマーシャル」
これで検索すると、いかに多くの日本人がこのコマーシャルに関して疑問を持っているのかが見て取れる。
このコマーシャルはおかしな点は多い。たとえば、構成する家族は人種すらもバラバラである。よく知らないが、母親は犬と交わった上に、さらに不倫でもしたという設定にでもなっているのだろうか。
テレビを見るというのは、このような不快度100%のコマーシャルを強制的に見せつけられるということだ。
見せつけられるだけでなく、何年も渡って日本人の父親を犬扱いするコマーシャルで洗脳されるということでもある。
大人は単に「不快だ」で済むかもしれないが、こんなコマーシャルを子供のうちから見せられる子供たちはどうなるのだろうか。子供たちは洗脳された結果、無意識にこう思うのではないだろうか。
「お父さんは、犬だ」
コマーシャルとは洗脳であり、洗脳とは意識を超えた無意識への刷り込みである。根本的なところで、「父親は犬」という感覚が刷り込まれていく。
これがどんなに危険なことなのかは、考えるまでもない。「父親は犬」という刷り込みがなされて、日本人の子供たちは健全な家族観を持つことができるだろうか。
■家族観をズタズタにするようなコマーシャル
犬が「かわいい」かそうでないかという話を問題にしているのではない。
本来であればペットとして出てこなければならない犬が、「日本人の父親は犬」という設定で刷り込みが行われている非常識を問題にしている。
非常識であると共に、常軌を逸していると言える。
この企業は、莫大な金を投下して「日本人の父親は犬」という徹底的な宣伝をしているのだから、どう考えても感覚がおかしいとしか言いようがない。
こんなコマーシャルを平気で流しているテレビも企業も、感覚がどこか普通ではない。
「なぜこんな設定にしたのか」、あるいは「批判がある中で、それを執拗に粘着的に続ける理由が何なのか」は、この会社のトップしか真意が分からないことだ。
私たちに分かるのは、日本人の家族観をズタズタにするようなコマーシャルが、あたかも日本人の子供たちを洗脳するかのように行われているということである。
「日本人女性が結婚する相手は犬だ」
「日本人の男は犬だ」
その暗喩に侮蔑的な意味を感じる人は少なくないし、薄気味悪い感覚や、底知れぬ不快感を感じる人もたくさんいる。
このような刷り込みを続けるコマーシャルを、何年もかけて大量に流し続ける企業は本当に有益な企業なのか、私たちはもっと深く考えなければならないときが来ている。
決して放置してはいけないものであるし、見過ごしてもいけないものでもある。
■コマーシャルの持つ影響力は非常に大きい
日本人の父親を犬扱いするコマーシャルは、どうしても子供たちが見る。見せないわけにはいかないほどの物量でコマーシャルが大量投下されている。
だから、私たちは子供たちに、「父親を犬畜生扱いしたコマーシャルを見せない」という選択ができない。
そうであれば、このコマーシャルが出たときに、子供を持つ父親、母親は、子供たちにきちんと教えなければならない。
「このコマーシャルは、お父さんを犬扱いしているけど、この会社はひどいね。お父さんは犬じゃないのにね」
父親を犬扱いしているコマーシャルが出るたびにそうやって子供たちに教えていると、子供たちもきちんと「これは悪いコマーシャルだ」「この会社は悪い会社だ」と理解できるようになる。
コマーシャルが出るたびに、その家族観が間違っているということを子供たちに教育できる。
世の中には「得体の知れないもの」もあるということが分かるようになり、無意識に刷り込まれる前に、意識的に排除することができるようになる。
「お父さんを馬鹿にしているコマーシャルはひどい」と、たったひとこと教えるだけで、それは意識として残り、無意識の刷り込みが減らせる。
たかがコマーシャルだが、コマーシャルの持つ影響力は子供たちには非常に大きなものであり、無意識に刷り込まれる影響は計り知れないものがある。
子供たちが無意味なものに感化されないようにきちんと守るというのは、それ自体がとても重要な教育である。
しかし、子供に「おかしなコマーシャルがある」と教育するためには、最初に大人自身が「これはおかしい」という感覚をすぐに持てるようにならなければいけない。
日本のコマーシャルの多くは、一貫して日本人の父親を愚弄するような設定になっているのだから、気を付けた方がいい。そういったコマーシャルが大量に流された結果、日本人の家族観はすでに崩壊してしまっている。
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