http://www.asyura2.com/13/hihyo14/msg/306.html
Tweet |
表現の自由か人権か 日テレ「明日、ママがいない」のCMスポンサーを直撃!
http://ch.nicovideo.jp/nk-gendai/blomaga/ar444014
2014-01-24 日刊ゲンダイ
“明日ママショック”はまだまだ続きそうだ。
22日に放送された日本テレビ系ドラマ「明日、ママがいない」の第2話。1話ほどのショッキングな描写はなかったものの、三上博史演じる施設長が「おまえはかわいいトイプードルだ。お手でもしてみろ」と1話と同様、子供をペットに見立てたセリフもあり、猛抗議している慈恵病院や全国児童養護施設協議会の神経を逆なでするシーンがまたしても見受けられた。
そして、内容以上に注目を集めているのが番組のスポンサー問題である。第1話ではタイトルが表示された後「ご覧のスポンサーの提供でお送りします」というナレーションと8社の提供企業名が表示されていたが、第2話では字幕もナレーションもなし。エバラ食品工業、エネオス(JX日鉱日石エネルギー)、キユーピーの3社はCM放送を中止。代わりに非営利団体であるACジャパンのCMが流れた。
CM自粛を判断したエバラはこう言う。
「5、6年前から水曜22時のタイム枠として年間契約しております。これまでもそうでしたが、番組の内容には関知していなかったので、第1話が終わってから数十件のお問い合わせをいただいて、ACさんに切り替える判断をしました。今後の見通しは立っておりません」
同じく自粛したキユーピーは「日本テレビさんとは水曜22時の枠で契約させていただいていますが、現在は番組放映での提供自体を見合わせております。(消費者からの)お問い合わせでは、どちらかというと『提供をやめてほしい』という声が多かったので、今回の決断に至りました」と説明した。
一方、小林製薬は「ドラマは見ましたし、お客さまの声でも賛否がありました。弊社は日本テレビさんの水曜22時枠は2年ほどお世話になっています。ドラマでいえば8本目くらいでしょうか。もちろん、番組の詳細までは我々に知らされません。ドラマの内容を見て提供を決めたと思っている方も多いですが、それは違うんです……」とコメント。
各社が話すように、スポンサーは番組内容ではなく、放送時間帯に応じて契約する。提供企業は番組内容に介入できないため、騒ぎになってから対処するしかなく、戸惑っているのが本音のようだ。
しかし、多くの視聴者が「この会社はこのドラマを応援している」という認識のもとで見ていることが多いため、日清食品のように、「ホームページや電話を通じていろんな反応があることを知りました。水曜22時枠は昨年10月から今年3月までの提供。総合的に判断して、番組としては応援できないということで、クレジットを外すことにしました」という企業もある。
ここまで企業が対応に追われた理由のひとつは、ネットによる過熱報道だ。上智大教授の碓井広義氏(メディア論)はこう言う。
「『赤ちゃんポスト』だって、素晴らしいものみたいに映っていますが、もともとあのシステムだって賛否両論があった。正直、今回の騒動は過剰だなと思います。ドラマはあくまでフィクション。視聴者はもっと冷静に見ていると思います。過剰反応するのは、視聴者のリテラシー能力を信じていないということ。しかも、過熱しているのはほとんどがネット世論で、中にはドラマを見ないまま流れに乗っかって批判している人もいる。そういうのが一番良くない。だから、日テレには打ち切りと騒がれてもきちんと最終回まで放送していただいて、視聴者もそれから判断してほしい」
ドラマ終了後、CMスポンサーはどういう判断を下すのか。
▲上へ ★阿修羅♪ > マスコミ・電通批評14掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。