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(回答先: 養護施設協、日テレ系ドラマに抗議 「子への偏見招く」 朝日新聞 投稿者 ダイナモ 日時 2014 年 1 月 23 日 16:24:11)
日本テレビ系のドラマ「明日、ママがいない」が議論を呼んでいる。施設で暮らす子どもたちへの差別や偏見につながるのか。フィクション=作り物だと割り切って見ればいいのか。
■主役の女の子、あだ名は「ポスト」
21日、全国児童養護施設協議会が会見を開き「施設の子どもが学校で(ドラマを見た子から)『お前ももらわれていくのか』と言われた」と改めて抗議。施設の子どもたちへの影響について調査を始めたという。
同協議会は昨年12月、第1話の脚本を確認して日テレ側に改善を求めたといい、日テレからは「回を重ねる中で変わっていく」との説明があったという。同協議会は「状況が変わらなければ、放送中止の申し入れも検討する」としている。
ドラマの舞台は児童養護施設。15日に初回が放送された。芦田愛菜さん(9)演じる主人公は、赤ちゃんポストに預けられた過去から「ポスト」と呼ばれる。施設長は「お前たちはペットショップの犬と同じだ」とののしり、里親に「かわいげ」を見せるため、朝食の前に泣く練習をさせる。
放送翌日、赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」を運営する慈恵病院(熊本市)が抗議の声を上げ、放送中止を求めた。
蓮田太二院長はドラマについて「同じ立場の子が見たら傷つく。いじめにつながりかねない」。同院の赤ちゃんポストには昨年3月までに92人が預けられ、児童養護施設に入り、学校に通っている子もいるという。
児童養護施設は虐待や経済的理由などで親が育てられなくなった子を受け入れる。厚生労働省によると、2012年10月時点で全国に589カ所あり、約3万人が暮らしている。
自らも児童養護施設で過ごし、施設出身者の居場所作りを目指すNPO「日向(ひなた)ぼっこ」理事長・渡井隆行さん(34)はいう。「施設を経験した僕だから、あれはフィクションだと言える。笑えるほどあり得ない描写。でも、知らない人はどう受け止めるだろうか」
児童養護施設がかつて、迷惑施設とみなされたこともある。埼玉県加須市の「光の子どもの家」は開設直前の1985年春、「親のいない子が来たら非行問題が起きる」と地元住民の反対運動にあった。
職員が説明して回り、粘り強い交流を続け、地域に溶け込んでいった。いま36人が暮らし、養育相談に訪れる住民もいる。ドラマを見た菅原哲男理事長(75)は「言葉を選んでほしかった。乱暴すぎる」。
2010年末には、各地の児童養護施設にランドセルが届く「タイガーマスク現象」が巻き起こった。
支援の輪をブームに終わらせず、施設を巣立つ子の自立支援につなげようと発足した「タイガーマスク基金」の安藤哲也・代表理事は「施設への理解が進んできた中で、ドラマが描くイメージが固定化してしまうのは残念だ」と話す。
■視聴者の目を信頼する声も
一方、「視聴者はフィクションだと見極める目を持っているのではないか」というのは、テレビ評論家の丸山タケシさん。脚本監修が野島伸司さんであることについて、「世のタブーに触れたがる野島さんらしいお話。ただ今回は結末のつけかたが難しいのでは」。放送作家の町山広美さんは「いきなり、放送中止という強い言葉が飛び出したことに驚いた」。
テレビ評論家のこうたきてつやさんは「脚本作りの段階で脚本家やプロデューサーの間で議論が尽くされたのか」と疑問を呈する。
「ポストというあだ名に必然性があったのか。日テレは当事者の抗議を真摯(しんし)に受け止め、不用意だった言葉遣いについては謝罪するべきだ」とした上で、「今後の日テレの対応とドラマの展開を見届けたい」。
第2回の放送予定は22日。日本テレビは21日、朝日新聞の取材に、慈恵病院への事前取材はしていないと認めたが、「放送を中止する予定はない」と回答した。(岩波精)
http://digital.asahi.com/articles/ASG1P5GJRG1PUTIL020.html?iref=comkiji_redirect
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