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NHKが変だ!異常な秘密保護法報道 まるで政府報道官
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December 16, 2013 KABASAWA YOUHEI BLOG
安倍人事早くも影響か
NHKに今、何が?(赤旗12/16)
元NHKプロデューサーの永田氏「安倍首相の意を受けて入ってきた人が経営委員会に入ってきて、NHKは怖がっているのではないか」
永田氏は「問われる戦時性暴力」を制作したとき、安倍氏から圧力を受けた経験があります。
「安倍氏は放送局長を呼び出し、『ただではすまないぞ。勘ぐれ』と言ったのです。作り直せと言えば具体的な圧力になるから勘ぐれと言ったのです。」
10月、NHKの経営委員会に安倍首相が自らに近い人物を推しました。
百田尚樹(作家)、長谷川三千子(哲学者)、本田勝彦(日本たばこ産業顧問)、中島尚正(海陽学園中等教育学校長)の4氏です。秘密保護法案が衆院で審議入りする直前の11月4日、自民党、公明党、日本維新の会、みんなの党が賛成し国会で承認されました。
経営委員会は、会長の任免権や執行部の監督権限を持っています。会長選出は、12人の委員のうち9人以上の賛成が条件です。議決されるため、首相寄りの経営委員を送り込むことで、次期会長に安倍政権の息のかかった人物を据えることを意図したとみられています。狙いは、公共放送の支配にあります。
すでに自民党や財界からNHKの番組に不満の声が上がっていました。現在の松本正之会長(元JR東海副会長)のもとで放送された格差社会の問題を取り上げたものや震災復興予算の流用、原発事故を追及した番組がやり玉に上がりました。
右派勢力も加わって、歴史番組が「左翼偏向」「反日的」と攻撃されました。12月の衆院総務委員会で、日本維新の会の議員が「NHKは偏向放送を繰り返してきた」と質問。松本会長は「重要な番組については、一部門ではなく他部門も含めた形でチェックする」「考査部門も会長直属の組織にしてやる」と、引き締めの強化を打ち出しました。
あるNHK関係者は、秘密保護法と経営委員の任命を安倍政権が強引に進めていることに危惧します。「内部的自由が奪われてしまわないか。われわれにとって、公共放送にとって切実なことです」。永田氏も「安倍首相の狙いを断じて許してはいけません」と言います。
経営委員会では、退任を表明した松本会長の後任を24日までに議決するとしています。有力候補として三井物産出身で日本ユニシス相談役の籾井勝人(もみいかつと)氏の名前が取りざたされています。しかし、安倍首相の介入を懸念する一部委員から、反発の声が上がっているとされています。
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官房副長官時代からNHKに圧力をかけていた人が首相になり、平和憲法はめちゃくちゃなものと言う人が経営委員に入っている。
先日土曜日のASEAN記者会見をNHKで生中継させていたが、生中継でやるほどのものではなかった。秘密保護法で支持率低下に焦った首相が国民に中国が危険で集団的自衛権が必要になるということをPRしたい意図が丸見えだった。NHKは秘密保護法の報道は隠して、首相PRの政府広報放送局に成り下がっている。これでは権力の監視や公正な放送ができるわけがない。
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