http://www.asyura2.com/13/hihyo14/msg/200.html
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「通信メディアの検閲は占領直後からであった。1945年9月から49年10月まで、即ちCCDの活動期での郵便、電報、電話の検閲量は図2−1のようである。郵便は2億通、電報は1億3600万通開封され、電話は80万回も盗聴されていた。」(『GHQの検閲・諜報・宣伝工作』p39)
8000人あまりの日本人がアメリカの手先となり、検閲を行った。
なんと紙芝居まで摘発され、軍事裁判所で懲役刑を受けた。
メディアは全て検閲され、アメリカ、中国、朝鮮、ソ連、占領政策等を批判する報道・出版は全て禁止され、GHQの用意した番組や情報を垂れ流した。
自由平等の国アメリカの所業。
忘れてはならないと思う。
編集部からのメッセージから
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0291070/top.html
2013年6月,元CIA職員がネット上のメールを収集する極秘プログラムがあることや1日数百万件の通話記録を傍受していた事実を告発した.NSA(米国家安全保障局)による通信傍受の対象には,日本の政府機関も含まれている.そのニュースは,以前から,エシュロンなど巨大な軍事傍受システムの存在は知られていたのでさもありなんと受けとめた.だが,じつはアメリカはすでにGHQとして日本を占領していたときから,その精緻にして巨大な傍受システムを日本列島の津々浦々に張りめぐらしていたのである.そのことを山本武利先生の研究で知って,度肝をぬかした。
出版物の検閲をしていたことは,江藤淳の『閉ざされた言語空間』がすでに明らかにしている.でも,本や雑誌だけでなく,業界紙やPTAの会報や紙芝居に至るまで検閲をし,電話を傍受し,郵便検閲までしていたというのだ。それら検閲を掌るCCD(民間検閲局)で働く日本人は8000人余りもいたというのである。ならば検閲をしたことの事実は,その詳細に至るまで国民の常識となっていてもおかしくないのに,今日に至るまで,当時検閲に関わった日本人の証言はごくわずかしか得られていないのである.ましてや出版物が検閲されることは織り込まれていたとしても,郵便検閲や通信傍受までされていたこと,そこでの情報が盗聴され利用されていたことを知っていた日本人は極めて少なかっただろう。しかも,CCDの検閲は実に巧妙で,検閲をした痕跡を残すことや,検閲官の指示により手を入れたことが分かるような修正を決して許さなかった.その意味では,戦時中の伏字だらけの日本の出版物の方が,検閲をしていたことが分かるだけでも,書き手や出版社からすれば,まだ手の打ちようがあるということなのかもしれない。
そういえば黒澤明の戦後間もなく撮られた映画『素晴らしき日曜日』や『酔いどれ天使』には東京の雑踏が舞台だったにもかかわらず,MPが全く出ていなかった.これも占領しても軍事的占領の実態を可視化させないという検閲コードに依るものだったのかもしれない…….
馬場公彦
<参考リンク>
■GHQ主導ラジオ番組「真相はこうだ」の闇(ぼやきくっくり):アメリカは嫌いだが、日本はもっと嫌いな人達
http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/467.html
■「GHQ 検閲」検索結果
http://search.yahoo.co.jp/search?&ei=UTF-8&p=GHQ%20%E6%A4%9C%E9%96%B2
※マスコミ 検閲 プレスコード 洗脳
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