http://www.asyura2.com/13/hihyo14/msg/189.html
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問題は、読売新聞は、何故、あえて誤解を招くような表現の記事にしたのか? だ。
(1)読売A
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130912-OYO1T00765.htm?from=main3
呼吸用の穴誤って塞ぎ窒息死…看護師を書類送検
男性患者の喉に開けられた呼吸用の穴を誤って塞ぎ窒息死させたとして、愛媛県警松山東署は12日、県立中央病院(松山市)の女性看護師(27)を業務上過失致死容疑(医療過誤)で書類送検した。
発表では、看護師は2011年12月3日午後2時半頃、咽頭がんの摘出手術を受けた男性(当時70歳)の喉に開けられた「永久気管孔」と呼ばれる直径約2センチの穴を医療用テープで塞ぎ、約2時間半後に窒息死させた疑い。
* 「窒息死させた」なら殺人罪じゃないの?
(2013年9月12日 読売新聞)
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(2)読売B
http://news.infoseek.co.jp/article/20130912_yol_oyt1t00695
呼吸用の穴を誤って塞ぎ窒息死…看護師書類送検- 読売新聞(2013年9月12日13時57分)
男性患者の喉に開けられた呼吸用の穴を誤って塞ぎ窒息死させたとして、愛媛県警松山東署は12日、県立中央病院(松山市)の女性看護師(27)を業務上過失致死容疑(医療過誤)で書類送検した。
発表では、看護師は2011年12月3日午後2時半頃、咽頭がんの摘出手術を受けた男性(当時70歳)の喉に開けられた「永久気管孔」と呼ばれる直径約2センチの穴を医療用テープで塞ぎ、約2時間半後に窒息死させた疑い。調べに対し、看護師は「口や鼻で呼吸ができると勘違いしていた。汚れが穴に入らないようにしようと思った」と供述、容疑を認めているという。
* 「汚れが《穴に入らないように》しようと思った」ということは「永久気管孔」であることを知ったうえで、「汚れが穴に入らないようにしよう」とした、という表現ではないか。有り得ぬだろう。バカか。
* しかし「口や鼻で呼吸ができると勘違いしていた」というのと矛盾するね。どうなっているんじゃ?
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(3)時事通信
http://jp.wsj.com/article/JJ12376479107355753714816513431073901779241.html
男性患者の喉に開けた呼吸穴を誤ってふさぎ窒息死させたとして、愛媛県警松山東署は12日、業務上過失致死の疑いで県立中央病院(松山市)の女性看護師(27)を書類送検した。同署によると、「自分の行為で死なせてしまい反省している」と容疑を認めている。
送検容疑は2011年12月3日午後2時半ごろ、入院中の男性患者=当時(70)=の喉に開けた永久気管孔に通気性のない医療用テープを貼り、窒息死させた疑い。
同病院によると、男性は咽頭がんのため永久気管孔で呼吸する必要があったが、看護師は手術後の傷と勘違いした。男性は誤った処置の約2時間半後に死亡した。
[時事通信社]
* 「看護師は手術後の傷と勘違いした」・・それならあり得る。手術後の傷口の処置は看護師の仕事だろう。
* 永久気管孔というのは、手術後の傷と一見して区別できるような形状なのか、は知らないが、判断が難しいなら勘違いすることもあるだろう。もちろん、それを防ぐための申し送りがきちんと為されていたかも問題になる。申し送りのミスなら、その看護師だけの責任というわけでもないだろう。システムに問題はないか、判断ミスを誘発するような過重労働はなかったのか、とか色々考えさせられる。
* そうすると、本当にその看護師を書類送検することが適切な事案だったかさえも慎重に検討すべき事案ということになる。
* よく見ると、2年近く前の事故である。いままで病院側と折衝してきたのだろう。医療事故についての交渉について病院側(および遺族側)の対応に問題はなかったのか、というのも慎重に見て行く必要があるだろう。
* しかし、問題は、読売新聞は、何故、あえて誤解を招くような表現の記事にしたのか? だ。
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