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朝日新聞がワタミの死亡事故発覚翌日に広告を掲載
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/2925
週刊文春 2013年7月25日号
朝日新聞がワタミグループの介護施設での死亡事故が発覚した翌日に、同社の広告を掲載していたことがわかった。ワタミグループの「ワタミの介護」が運営するレストヴィラ弁天町では、5月7日の昼ごろ、73歳の女性が入浴中に水死。大阪府警は業務上過失致死容疑の可能性もあるとみて、施設の職員らに聴取などを行い、捜査をしている。
この事件が報じられたのは7月8日の夜。翌9日には朝日新聞は大阪版朝刊で報じたが、東京版朝刊には記事が掲載されなかった。「ワタミの介護」の広告が掲載されたのは同日東京版夕刊。ワタミの介護付有料老人ホームとして、レストヴィラを宣伝する内容だった。
「ワタミの介護」では、昨年2月にも、東京・板橋区にあるレストヴィラ赤塚で大場スミエさん(当時74)が、入浴中に死亡。警視庁が業務上過失致死容疑で捜査をしている。
朝日新聞東京版に掲載されたワタミの広告
また、朝日新聞とワタミグループを巡っては、参院選公示前の6月20日の東京版夕刊に朝日新聞と題字入りの「ワタミの宅食」の折り込み広告が入っている。また、2011年には同社広告局が主催する「朝日介護フォーラム」で、渡辺氏と北村晴男弁護士が対談。現在も朝日新聞HPには、当日のレポートと、「ワタミの介護」の問い合わせ先が掲載されている。
朝日新聞広報部は、「紙幅には限りがあり、大阪本社発行紙面で掲載した記事が他の本支社の紙面に載らない例は、お尋ねの件に限らず、毎日多数あります。個々の広告の掲載の是非についてはその都度、当社の広告掲載基準に基づいて判断しています」と回答。
6月20日の東京版夕刊に入っていた「ワタミの宅食」の折り込み広告
http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/15084.jpg
「今回の死亡事故を報じなかった背景として、ワタミという広告主への配慮が疑われます。また、今は選挙期間中は候補者に関する報道を自粛する傾向にある。しかし、本来は選挙期間中であっても事実を伝えることは有権者にとってプラスになることであり、今回のケースは健全とは言えないでしょう」(田島泰彦・上智大文学部新聞学科教授)との指摘もあり、今後の朝日新聞の報道姿勢が注目される。
文「週刊文春」編集部
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