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北海道新聞 高遠菜穂子 黒田理 2004年のブログ再録
2004年のブログから
04月17日(土)
イラク拉致事件の遠因としての北海道新聞 その1
札幌では週刊新潮・週刊文春は土曜日、つまり今日、発売される。新聞ではこれまでイラクで拉致された3人の家庭環境(背景)については殆ど何も報道されていなかったので、今朝になって週刊誌でいろいろなことを知った。
昨日の私のこの日記で、今井紀明(以下の文章も煩瑣を避けるため、敬称はすべて略させてもらいます)が所属する平和団体などは、社民党に繋がっているのではないかと記した。しかし、どうやら彼の背景は、週刊新潮を読む限り、共産党系の団体らしい。だから、昨日の日記は一部訂正した。
共産党というと、ああした『スタンドプレー』のようなことはしないという印象を私はこれまで持っていたのだが、どうやら今では随分と変化したようだ。
昨年の選挙(衆議院議員選挙)では、私は比例区は共産党に投票し、小選挙区は自民党の候補に投票した。よく考えた末の結論で、クズの民主党だけには投票する気にはなれなかった。
私は自衛隊のイラク派遣はアメリカとの同盟関係などすべて考慮すると是認せざるを得ないと考えている。やがて朝鮮半島が動乱になるかもしれない、台湾海峡が戦争状態になるかもしれない、中国は不当な領土要求をしている。日米同盟は、『小国』日本の国益を考えたものだと思っている。
しかし、共産党が自衛隊派遣に反対するのも理解できる。もし、自衛隊員の中に死者が出たのなら、撤退を考えるべきかもしれないとも思っている。だが、今回、今井紀明や高遠菜穂子らの行動を是認する、いや、賛美応援する共産党の考え方には全く理解できない。
あの2人の行動が正しいと思っているのなら、共産党は『子供』を利用しないで、自分達・幹部・国会議員がアンマンからバクダットに走る国道に旅をし、そこで人質となって自衛隊撤退を『命をかけて』訴えるといいではないか。
札幌の状況は呆れるばかりである。
以下は北海道新聞のホームページから。
『週刊新潮広告の一部にシール 札幌の地下鉄 2004/04/17 15:10
札幌市交通局は16日、市営地下鉄に張り出された4月22日号「週刊新潮」の車内広告の一部を掲載基準に合わないとして、シールで隠す措置を取った。
隠されたのはイラク日本人人質事件で十五日に解放された千歳市のボランティア高遠菜穂子さん(34)と札幌市西区の市民団体代表今井紀明さん(18)ら人質三人の家庭環境や経歴についての部分。
同交通局は「私人のプライバシーを極端にあばいている」として、広告代理店に削除か表現変更などを要望。それを受けて広告代理店が問題とされた部分にシールを張ったという。
広告は16日から19日まで、地下鉄の404両の車両に張り出されている。
週刊新潮の早川清編集長は「広告の削除は新聞ではあったが、電車の中つり広告では初めて。読者でなく他の機関が広告掲載の是非を判断するのは良くないことで残念だ」と話している。』
ホームページにアクセスすれば、中吊り広告の紙に大きなシールが貼られて一部隠されているのを見ることができる。これまで、同様の記事が週刊誌に出ていたことがあっても(札幌市民がそうした記事になっても)、札幌市交通局がそうした措置を取ったとは聞いたことがない。どうしてこうした『気配り』が『差別的』にされるのだろう?
今井紀明の父親が小学校の教師で、つまりは札幌市の職員だからだろう。労働組合などの意思も働いたのかもしれない。札幌市職員の『プライバシー』は、広告にシールを張らせてでも守る、というのである。
ちなみに、札幌市交通局の累積赤字は5000億円か6000億円という、殆ど庶民には天文学的な数字となっている。今年民間に委譲されて消えた『札幌市営バス』は、運転手の平均年間収入が約1000万円だった。赤字削減には全くの無能な交通局は、職員(仲間)のためにはかくも『率先的に』働くことができるというのだから、驚くしかない。
今井紀明の家族が、プライバシーを明らかにしてはいけない「私人」だろうか?
北海道東京事務所だけでも、一体どれだけの費用を負担したのだろう? 長時間時間外勤務をした公務員の給与は誰が払うのだろう? 外務省や政府が使った税金は何十億にものぼるだろう。自分達の無謀な行為から、それだけの税金を日本国民から毟り取っているのだから、国民としては、どうしてこれほどの損害を受けなければならなかったのか、知る権利はあると思うのだが、どうだろうか?
今朝の『道新スポーツ』(北海道新聞社が発行している地元スポーツ新聞)には、以下の記事がある。
『チャーター機 料金5000万円
3人をバクダットからドバイまで登場した政府チャーター機。気になる料金は…。
(中略)……から類推して5000万円程度だという。』
バクダットからドバイに飛んだ飛行機代だけで、5000万円である。
5000万円あったら、どれだけ『人道支援』に使えたころだろう、今井さん、高遠さん!
しかも、5000万なんてまだほんの『序の口』で、実際に政府が、国民が負担する金は総計すれば数十億円になるのではないだろうか?
いや、二人と二人の家族は、そして仲間の平和団体も、『人命が第一です』と傲然と言い放つのだろうが……。
今回、なぜ北海道の2人が退避勧告を無視した無謀な行為で国民に迷惑をかけ、『莫大な損害』を与えたか……それは北海道の状況に問題があるのかもしれない。
以下は、北海道内の全国紙3紙と北海道新聞の、昨日(4月16日)の新聞記事の『見出し』である。
見出しは、新聞社の意図するところを効果的に読者に植え付ける(洗脳しようとする)働きがある。
毎日新聞
日本人3人解放
バクダッド 8日ぶり無事に 聖職者協会が保護
首相、最悪の事態回避
待ちわびたこの瞬間 テレビに元気な姿 喜び抱き合う家族
(夕刊) 3人、18日にも帰国
日本中の皆様に感謝 高遠さんの母が心境「いさめるつもり」
朝日新聞
人質3邦人解放 日本大使館に保護
無事、信じてた 祈りが届いた
会見中 待ちわびた吉報 家族「感謝」繰り返す
(夕刊)3人あすにも帰国 イラク人通訳東西奔走
家族「反省させる」「イラク残る」発言に戒め
読売新聞
3邦人解放 8日ぶり全員無事 聖職者協会が保護
家族包む歓声と拍手 沈痛会見中の朗報 3邦人解放互いに抱き合う
高遠さんの母「おわびさせたい」
(夕刊)3邦人 あすにも帰国 自省促す家族ら 一夜明け心境複雑
「どれだけ混乱を招いたか」「世界に100回ごめんなさいと」
ところが、3人が拉致されるやいなや社説で『自衛隊を撤退させよ』という論陣を張った北海道新聞の見出しは以下の通り。
3邦人 無事解放 7日ぶり元気な姿 政府最悪回避に安堵
家族「祈り通じた」 朗報待った1週間
「発信」続けた家族 記者会見やテレビ出演 世界に生の声で
道内に拍手と歓声 「よく頑張った」「うれしい」
(夕刊) 解放の3人 18日帰国へ
戦争 肌で感じた1週間 米への追随遠因 「自己責任」賛否
「貢献」の行方 隊員自問 現地の「反感」懸念 「心の整理つかない」
北海道新聞は、読者に次のようなイメージを与えようとしている。
つまり、3人が拉致された原因はそもそも自衛隊派遣にあり(遠因)、3人の解放は家族が(!)世界に向けて生の声で発信し続けたからであり、米への追随をしている小泉政権は最悪を回避できてホットしているが、自衛隊員は貢献の行方を自問し、疑問を感じている、と。
北海道新聞とは、以前からこうした新聞なのである。
昨夕は、北海道新聞が出資している系列テレビ局(北海道文化放送・UHB)で、ニュース番組が流れた。その中に登場した札幌在住のフリージャーナリスト・林直光は、こう言い放っていた。
「日本が自衛隊を送っていなければ、こんなことにはならなかった」
つまり、北海道新聞社としては、拉致はそもそもが政府の責任であり、つまりはあの北海道の2人は悪くはない、ということなのである。
あの2人が北海道に戻ってきたなら、論理を一貫させるために、北海道新聞社は彼らを『英雄』として処遇しなければならないだろう。
そもそも、今井紀明を『舞い上がらせた』のも、北海道新聞社なのだから。
今週の『週刊新潮』には次のように掲載されている。
『今年1月には、高校生でありながら道庁の記者クラブを訪れ、会見まで開いている。地元記者によると、「劣化ウラン弾の危険性を訴えるNGOを設立したので報道して欲しいとのことでした。数社しか会見に出なかったのですが、幸いに北海道新聞が報道。」
つまり、会見に出て記事にしたのは北海道新聞社だけだったのである。その北海道新聞社は、今井紀明がイラクに入るのを知っていた。
(週刊文春の記事)『……突然、3月30日の北海道新聞に、『絵本を製作するためイラクで取材をする』という今井君のインタビュー記事が載ったんです。』
つまり、北海道新聞社の記者は、避難勧告が出ている危険なイラクに18歳の自称フリージャーナリストが行くことを知っていたのである。「がんばれよ」とでも励ましたのだろうか、それとも人質に取られたらスクープでもどうにかして貰おうとでも思っていたのだろうか? 恐らく、これまでの経過から考えれば、この少年を煽ったのだと私は思う。
北海道新聞は、地元では(少なくとも私の周囲では)、チラシ配達新聞として知られている。全国紙(朝日毎日読売)に挟まれてくるチラシの量は少ない。札幌(北海道)では、圧倒的に北海道新聞のチラシ量が多い。主婦にはチラシが必須である。どのスーパーが肉を何円で売っているかを知ることは、極めて重要なことである。だから、北海道の多くの住民が北海道新聞を購読する。決して記事の内容をいいと思っているわけではない。その証拠に、帯広で十勝毎日新聞が創刊され、地元に根ざした良質の新聞を発行するようになるや、帯広の多くの市民は北海道新聞から新しい十勝毎日新聞に購読を変えた。
北海道新聞は危機感を持った。同じように、函館で新しい地元新聞が発刊されるや、北海道新聞がやった新規参入妨害は、見苦しい、愚劣の一言に尽きるものだった。
北海道新聞、函館新聞、商標。この3つで検索をかけてみるといい、どれほど北海道新聞が卑劣なことをしていたか知ることができる。
以下は函館新聞のサイトから引用したもの。いかに、北海道新聞が下劣な行為をやることのできる『マスコミ』なのか、知ることができる。
・・・・
(つづく)
<参考リンク>
◆「教育基本法・憲法の改悪をとめよう!12・3全国集会」(JCA)<イラク邦人人質事件の今井紀明氏も参加>
http://www.asyura2.com/13/senkyo150/msg/787.html
◆<左翼と北朝鮮>北朝鮮を必死に擁護するピースボート高遠菜穂子<イラク邦人人質事件>
http://www.asyura2.com/13/senkyo150/msg/885.html
◆日本のNGO組織「ピースボート」と南京大虐殺犠牲同胞記念館が歴史的交流!!<鬼畜日本兵金子もピースボートでした>
http://www.asyura2.com/13/senkyo150/msg/115.html
◆朝日新聞とプロ市民とイラク人の自作自演(2ch)<辛坊治郎を批判する反日左翼の起こしたヤラセ>
http://www.asyura2.com/12/hihyo13/msg/865.html
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