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多くの身体上の病は、愛の喪失が主な原因です。
その有名な例が、E・B・ブラウニングです。彼女は、教条的に聖書を教えられ心身ともにがんじがらめの状態でした。繊細な彼女はやがて発病し自らの殻に閉じこもりました。
彼女にとって最も大事なことは、愛と同情と滋しみだったのですが、医者らは彼女を治すことができませんでした。
そんなある日、R・ブラウニングという男性が彼女の前に突然現れました。そして二人は恋に陥りました。
彼女は40歳で、すでに発病して20年経っていました。男性は34歳でしたが、二人は駆け落ちし、1年後にはイタリアの山中に住み、3年後には子どもを授かりました。そして驚いたことに彼女の長患いは一夜にして消えてしまったのです。
彼女は無意識のうちに病気を引き寄せ、愛の代わりに哀しみと同情で心の飢餓を潤していたのです。しかし、すてきな男性が現れ、本当の愛が芽生えたことで心は潤され、気を引くための病気は無意味となったのです。
【出所】ドリス・コリンズ著「私はなぜスピリチャリストとして生きるのか」ハート出版 H20年
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