★阿修羅♪ > 不安と不健康16 > 882.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
アルツハイマー発症リスク下げる「MIND食」 部分実践でも効果
http://www.asyura2.com/13/health16/msg/882.html
投稿者 rei 日時 2015 年 4 月 24 日 18:45:58: tW6yLih8JvEfw
 

http://jp.wsj.com/articles/SB11702692451560034542404580595980593135848?

アルツハイマー発症リスク下げる「MIND食」 部分実践でも効果
By
SUMATHI REDDY
2015 年 4 月 22 日 21:10 JST 更新
 米ラッシュ大学医療センター(シカゴ)の研究チームによると、同チームが開発した野菜中心の食事療法を実践することでアルツハイマー病の発症リスクが低下する可能性があることが分かった。
 マーサ・クレア・モリス博士ら研究者はMINDと呼ばれる食事療法を2年かけて開発。これを別の2つの食事療法と比較したところ、MIND食にアルツハイマー病の発症リスクを引き下げる効果があるとみられることが分かった。研究結果は医学雑誌「アルツハイマーズ・アンド・ディメンシア」に掲載された。
 比較対象となったのは心臓病に良いとされる人気の地中海式食事療法と、高血圧を抑制するためのDASHという食事療法。MIND食はこの2つの食事療法から多くの要素を取り入れており、野菜中心で高脂肪食品は少ないという点では3つとも同じだが、MIND食は緑色の葉物野菜やベリー類など「脳の健康に良い」とされる食品の摂取を特に重視している。
 研究では、3つのうちどれか1つの食事療法を厳格に実践した場合、アルツハイマー病の発症リスクは低下した。しかし、MIND食だけは部分的に実践しただけでも発症リスクが低下した可能性がある。
 研究は観察に基づいたもので、ランダム化比較試験は行われていない。そのため、研究結果はMIND食がアルツハイマー病の発症リスクを抑えた証拠にはならないが、アルツハイマー症の発症リスク低下とMIND食に関連があることを示している。
• アルツハイマー予防は30代から―食べ物にも注意
 専門家によると、遺伝的特徴だけでなく、生活習慣に関わる要素がアルツハイマー病の発症に大きく影響していることが理解され始めており、発症の可能性を下げる食事療法の考案は研究者の願いだ。米アルツハイマー病協会によると、米国には現在、推定で510万人のアルツハイマー病患者がおり、2025年には710万人に増加すると予想されている。
 この研究の筆頭著者でラッシュ大学神経疫学教授のモリス博士はアルツハイマー病と食事の関連の研究が「心臓病や糖尿病、栄養と比べて比較的新しい分野」と述べた。「解明が進めば、最新の研究結果に基づいて(MIND)食事療法を修正することになる」
 MINDは「神経変性を遅らせるための地中海式食事療法とDASH食事療法による介入」を、DASHは「高血圧を防ぐための食事によるアプローチ」をそれぞれ意味する英語の頭文字。
 MIND食では1日に少なくとも全粒の穀物3回とサラダ1回、さらにもう1種類以上の野菜を摂取する。ワインは1日グラス1杯。ナッツはほぼ毎日、豆類は1日おき程度に食べる。鶏肉とベリー類は少なくとも1週間に2回、魚は少なくとも1週間に1度摂取する。研究によると、アルツハイマーの発症リスクを抑えるには、指定された不健康な食品の摂取を制限しなければならない。例えば、バターなら1日に大さじ1杯未満、チーズ、揚げ物、ファストフードの摂取量は3つのいずれかを週に1回未満としている。
 モリス博士によると、MIND食では、認知低下の遅延や認知症防止の効果が認められたブルーベリーなどのベリー類を1週間に少なくとも2回は摂取するよう勧めている。これまでの研究で、緑の葉物野菜には他の野菜以上に脳を保護する効果があることもわかっており、MIND食では1日に1回、緑の葉物野菜と1種類か2種類の別の野菜を摂取するよう推奨している。他にもナッツ類や豆類、全粒の穀物やオリーブオイル、それに1日にグラス1杯のワインの摂取を勧めている。
 研究には開始当時に認知症を患っていなかった923人が参加。年齢は58歳から98歳までで、中央値は81歳。平均で4年半の追跡調査を行い、144種類の食品の中から何をどの程度の頻度で摂取したかを1年に1回、回答してもらった。その結果、MIND食を厳格に実践した参加者のアルツハイマー病発症リスクは53%低下したことがわかった。地中海式食事療法の実践者のリスク低減率は54%、DASH食は39%だった。
 重要なのは、MIND食は部分的に実践した場合でもアルツハイマー病の発症リスクが35%下がったことだ。地中海式食事療法とDASH食は部分的に実践しても、発症リスクに影響はなかった。モリス博士は部分的に取り入れるほうが楽だと考える人が多いため、この点は特に励みになると述べた。
 MIND食に関する研究が発表されたのは初めてで、研究者は研究内容に今後、若干の追加があるとみている。モリス博士によると、研究が進めば、例えばココアやカフェインがMIND食に追加されるかもしれないという。

MIND食は緑色の葉物野菜やベリー類など「脳の健康に良い」とされる食品の摂取を特に重視しているHarald Walker/Corbis
 研究では、認知低下との関連で緑の葉物野菜についても分析を行った。モリス博士によると、1日に1回から2回、緑の葉物野菜を摂取した参加者は摂取量が少なかった人と比べて、「認知低下の速度が劇的に低下」し、「年齢で言えば約11歳若かった」という。
 デューク大学医療センター(ノースカロライナ州ダーラム)の精神医学教授でアルツハイマー病専門家のムラリ・ドレイスワミー博士はMIND食について、認知症、脳卒中、心臓病のリスクを引き下げるという「3つの意味で思いがけない贈り物になるかもしれない」と述べた。ドレイスワミー氏は今回のMIND食の研究に関わっていない。博士はMIND食が認知症発症リスクを本当に抑えているか、運動や瞑想などライフスタイルへの介入と組み合わせた場合、プラスの効果があるかを確認するにはランダム化比較試験が必要と述べた。
[訂正]9段落目の「MIND食では全粒の穀物とサラダ、さらにもう1種類の野菜をグラス1杯のワインとともに1日に3回摂取するほか」を「MIND食では1日に少なくとも全粒の穀物3回とサラダ1回、さらにもう1種類以上の野菜を摂取する。ワインは1日グラス1杯。」に訂正します。
関連記事
• 老年期の性行動、認知機能を活性化する可能性も
• 自分を若いと思い込め―記憶力を維持する秘訣
• ストレスは物忘れの原因になるか
• スライドショー:アルツハイマー病患者と家族、その現在と過去
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2015年4月28日 18:55:27 : Tzx4b6CWkk
バターチーズヨーグルトを含む乳製品を控えるようにしたら
肌が綺麗になったわ
揚げ物ファストフードはいわずもがなアカン

ベリー類を推奨のようだが農薬ヤバイんだよな


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 不安と不健康16掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
不安と不健康16掲示板  
次へ