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緑茶ががん予防に効果がある?(C)日刊ゲンダイ
静岡県「掛川市」と「藤枝市」 なぜ“がん死亡率”が低いのか?
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/158779
2015年4月9日 日刊ゲンダイ
日本は今、世界に冠たる長寿国だが、47都道府県すべてが同じというわけではない。地域によってその差は大きいのが現実だ。では、日本を代表する健康長寿の町の人たちは、何を食べているのか?
これはとても偶然の一致とは思えない。
厚労省が発表する市区町村別の「がん死亡率」(別表=少ない順)。平均を100とした数値だが、がんによる死亡者の少ない自治体を並べてみると、奇妙な一致があった(枠内みどり色)。
男性の2位、女性の1位は静岡県掛川市。同じく静岡県の藤枝市、磐田市、浜松市もトップ10に名を並べている。また、埼玉県の所沢市の名もある。反対に、がん死亡率が高いのは、神戸市と大阪市だ。
もうピンときた人がいるかもしれないが、いずれも緑茶の産地として有名な場所である。国立がん研究センターが、緑茶が胃がんリスクを抑制すると言っており、お茶の産地の「がん死亡率の低さ」は、これを見事に証明している。緑茶に含まれるポリフェノールやカテキンが、がん予防に効果があるのだろうか。
「私の88歳になる父と86歳の母は、大きめの茶碗で毎日10杯のお茶を飲んでいますが、掛川ではごく当たり前ですね。小中学生も学校でお茶を飲んでいます。もちろん、ソフトクリームに茶葉を振りかけたり、料理に使ったりもする。東北大の研究では、緑茶が循環器疾患による死亡を減らすという報告もありますし、掛川市民の健康寿命が全国トップなのは、お茶に理由があるのだと思われます」(掛川市役所・お茶振興課の後藤直己氏)
長生きの指標として最近注目されている「健康寿命」。介護を必要としない健康な高齢者のことだが、全国平均は男性70.42歳、女性73.62歳(2010年)となっている。単純な平均寿命は男性80.21歳、女性86.61歳である。
掛川市のある静岡県はこの健康寿命で男性が全国2位(71.68歳)、女性1位(75.32歳)。がん死亡率の低い自治体同様、やはり、緑茶が長寿を保つ秘訣といっていいだろう。
■米と食パンの消費量も影響
実はもうひとつ、気になるデータがある。米の消費量と健康寿命の因果関係である。米をたくさん食べている町の人は、健康寿命も高いのだ。
1人当たりの米の消費量(2012〜14年の平均)の全国トップは、100.94キロの浜松市。2位が静岡市、3位には東北で唯一の長寿県である山形市が入った。
都道府県別の健康寿命を見ても、米を多く食べる愛知県、静岡県、群馬県の人たちは健康寿命が高い傾向にある。
一方、米の消費が68.18キロと少なく、食パンの消費量が26.8キロで全国1位の神戸市の健康寿命は、男性が70.1歳、女性73.3歳で全国平均を大幅に下回るのだ。
少々乱暴に言うと、日本人はやはりパンは合わないのかもしれない。11年にパンが米の消費を逆転したが、健康な老人になりたかったら、お茶とご飯だ。
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