〜万病の元、血管寿命を縮める元、動脈硬化の元〜

　あなたの寿命を縮めるグルコース・スパイクとは何か？

空腹時（血糖値が低い時に）
糖質の高い食品や飲料を摂取した後、
急激に血糖値が上昇する。
そして、次の食事を摂取する前の頃には、
空腹時の低い血糖値に戻っている。

このことを、グルコース・スパイクと言う。

糖質の多いものを摂取すれば、
血糖値が急上昇し、
赤血球が吸収しきれない、
（血糖は赤血球の為に存在している）
糖が血管内を血流に乗ってプラプラ彷徨う。

その糖が、血管の内皮を傷つける。

本来なら、
危険な大量の糖を、
インシュリンが、
その糖を、
血管内から追い出し、
糖を内臓や骨格筋に持っていき、
中性脂肪にしてくれるのだが、

過剰な糖の場合は、
インシュリンの能力をはるかに超える。

そもそも、膵臓は、
大量の糖質を摂取する前提で、
プログラムされていない。

さらに、このように、
過剰な糖質を摂取している人は、
ほとんどの人が、
インシュリンの分泌が、
日常的な過剰なる糖質の摂取で
緩慢になっている。
（膵臓のランゲルハンス島β細胞の疲弊）

この状態は、
人体にとって、実は、
一番あってはならない状態なのである。

人体の危険度を、
1〜10で危険度を設定すると、
レベル10の状態が、
このグルコース・スパイク状態なのである。

具体的に以下に記す。

三度の食事で、
ごはん、麺類、パン等の糖質の多いものを主食として
摂取すると、

一日、最低、三回はこのグルコース・ミニスパイクが
おきています。

そのたびに、インシュリンが大量に分泌され
人間の本来の代謝が乱れます。

インシュリンの基礎分泌（空腹時も持続的に少量分泌している）の
おおよそ30倍のインシュリンが追加分泌されるわけです。

これは、体調の実感や皮膚感覚で、
不調を感じさせるものではありませんし、

自覚症状も感じません・・

※人間は糖質を過剰に摂取して来たことがなかったので、
　インシュリンが大量に分泌されても
　自覚症状と言う脳の反応（リミッター）の経路ができなかったのです。

膵臓のランゲルハンス島β細胞は、
レッド・ゾーンを振り切っったような状態で、
インシュリンを分泌しています。

まさに、火事のような状態で、
火事場の馬鹿力のように、
膵臓およびβ細胞は、常軌を逸した亢進して、
インシュリンを分泌しているのです。
※（これが、継続すると、膵臓が嫌気的解糖作用を亢進して癌になります）

血糖値が180を超えると、
糖が血管の内皮を傷つけ始めますので、
それを回避する為に、
さらに、鬼の形相で、
インシュリンを分泌するのです。

この状態は、
通常の代謝を乱し、
免疫力を低下させ、
自然治癒力を低下させ、
アレルギーや生活習慣病の元凶になります。

もっと具体的に説明します。

高血糖になると、
体内の酸化ストレスが高まり、
体内の酸化反応と、抗酸化反応のバランスが崩れ、
酸化反応が優位になります。

酸化体質が、万病のもととなります。
さらに、喫煙や活性酸素等も、
酸化ストレスを増加させ、
これが続くと、
血管内皮の柔軟性が損なわれ、
弛緩、収縮を繰り返していた
血管内皮の働きが悪化して、
硬化してきます。

これが、動脈硬化であり、
脳卒中や心筋梗塞の原因となるのです。

※したがって、ＬＤＬコレステロールそのものの単なる増加が、
　動脈硬化の原因では決してないのです。

さらに、過剰な糖がたんぱく質と結びついて
ＡＧＥ（終末糖化産物）が形成されます。

ＡＥＧとは、糖が、血管内皮のコラーゲン等
様々なたんぱく質に糖化反応により付着し、
さらに、その付着した糖の一部は、
アマドリ化合物（変性ブドウ糖）となり、
これがさらに糖と結合してＡＧＥをつくるのです。

このＡＥＧが蓄積すると、
血管内皮細胞に障害を起こし、
様々な糖尿病合併症を起こす原因となります。

＜グルコース・スパイクまとめ＞

1.グルコース・スパイクは、
　普通の人でも、
　三食にごはん、麺類、パン等主食を食べる人には、
　少なからず発生している。

2.グルコース・スパイクが起きるたびに、
　血管が傷つけられ、膵臓が疲弊し、
　中性脂肪が増加し、代謝が乱れ、
　免疫力や生命力が奪われ、
　血管年齢を老化させ、
　その人の寿命を短縮させる。

3.グルコース・スパイクが動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞の
　主原因であり、ＬＤＬコレステロールそのものの、
　増加では、動脈硬化はおきない。

4.グルコース・スパイクが、体内を酸化体質にし、
　免疫力の低下、疲労、倦怠感、身体の不調や不快感、癌等の原因になる。

5.グルコース・スパイクが、血管内の糖化を推し進め、
　たんぱく質と糖をくっつかせて、アマドリ化合物をつくりだし、
　最終的にＡＥＧ（終末糖化産物）をつくりだし、
　血管内皮の障害を引き起こし、
　様々な糖尿病の合併症を引き起こす。

〜糖質の多い主食〜

ごはん、うどん、そば、ラーメン、スパゲティ等を
多く摂取すれば摂取するほど、
グルコース・スパイク（ミニスパイク）が発生し、

あなたの、血管を傷つけ、
あなたの、膵臓を疲弊させ、
あなたの、中性脂肪を増加させ、
あなたの、老化を促進させ、
あなたの、旅立ちを急がせるのです。

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