http://www.asyura2.com/13/health16/msg/770.html
Tweet |
川島なお美は人間ドックで発見/(C)日刊ゲンダイ
早期発見は3人に1人 斉藤仁氏の命奪った胆管がんの怖さ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/156574
2015年1月22日 日刊ゲンダイ
突然の病状悪化に、金メダリストも力尽きた。84年ロス五輪から男子95キロ超級を2連覇した斉藤仁氏(享年54)の命を奪ったのは、肝内胆管がんだった。懸命な治療も実らず、20日午前2時56分息を引き取った。
昨年11月の講道館杯全日本体重別選手権では、「やることが山積みだから、やせちゃったよ」と笑っていただけに、突然の訃報に耳を疑ったファンは少なくないだろう。しかし、このがんは、手術できるかどうかが大きな分かれ目。手術できないと、厳しい運命をたどることになる。
杏雲堂病院消肝内科科長・小尾俊太郎氏が言う。
「胆管は、肝臓から膵臓を経由して十二指腸をつなぐ管で、消化液や消化酵素を運んでいます。斉藤さんのケースでは、肝臓の内部にある胆管にがんができたので、『肝内胆管がん』。管は直径6〜8ミリですが、がんが小さいうちは消化液などの流れが阻害されず、自覚症状がほとんどありません。その場所は肝臓や十二指腸などの陰になり、エコー検査で捉えにくいため、手術できる早期のうちに見つかる人は全体の2〜3割。手術できない進行がんだと、余命は半年から1年です」
■20代で亡くなるケースも
昨年1月、女優・川島なお美(54)が同じがんで手術を受けていた。人間ドックのエコー検査で見つかったようだが、上述した理由で、「エコー検査は万全ではない。肥満で脂肪が厚いと、超音波の透過性が悪くなり、エコー検査の精度が落ちる」(西崎クリニック・西崎統氏)という。
発症は60代が多いが、小尾氏の知人の医師は20代で発症し亡くなった。2人が発症した50代は決してまれではない。厄介ながんが発症して、「助かる3割」に入る手立てはないか。
「患者さんの中には、<ダイエットをしていないのに、体重が落ちた><正常だった肝機能の数値が突然上昇した>と受診されることがあります。体重減は『3カ月で5キロ減』と急激で、肝機能の項目は『GOT』『GPT』『γ―GTP』など。これらの異常があって、(1)黄疸の症状が全身に回っておらず(2)リンパ節転移がなければ、手術できる可能性が高い」(前出の小尾氏)
西崎氏の患者は、突然の嘔吐と上腹部の不快感で受診したが、エコー検査では異常なし。それでも不快感が続き、3カ月後のMRI検査でがんが見つかり、手術できたケースもあった。2人の運命の違いを知ると、粘り強く検査を受けるのも大切かもしれない。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 不安と不健康16掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。