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写真はイメージ/(C)日刊ゲンダイ
60歳が20歳に若返る?話題沸騰“夢の長寿薬”のリアリティー
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/156428
2015年1月16日 日刊ゲンダイ
「平均寿命が100歳になる」「60歳で出産できる」という触れ込みの“夢の長寿薬”が話題を集めている。その正体は日清製粉子会社のオリエンタル酵母が生産した試薬「NMN」(ニコチンアミドモノヌクレオチド)で、4日放送の「NHKスペシャル」で紹介されて一気に火が付いた。
米ワシントン大医学部の今井眞一郎博士のグループの研究によると、老化して糖尿病を患うマウスにNMNを投与したところ、症状が劇的に改善。神経細胞を増やす働きも見られたという。
メカニズムはちょっと複雑だ。軸になるのが、「長寿遺伝子」と呼ばれるサーチュイン遺伝子。平時は休眠状態なのだが、飢餓状態になると増えるNADという物質の働きかけで活性化する。そのNADの原料となるのがビタミンB3で、ビタミンB3がNMNに変化してNADを作る。つまり、サーチュイン遺伝子を叩き起こすNADを量産するために、NMNの摂取が効くというワケ。米ハーバード大の実験では、生後22カ月のマウス(人間の60歳相当)に1週間NMNを与えた結果、筋肉細胞の働きが生後6カ月(人間の20歳相当)までよみがえったという。60歳が20歳に若返ったのだから、確かに“夢の長寿薬”である。
医学博士の米山公啓氏がこう解説する。
「サーチュイン遺伝子にスイッチを入れるアプローチは数年前から研究され、製薬会社が開発競争を繰り広げています。もっとも、平均寿命が約30年のサルを被検体にした実験では効果が見られなかった。長寿の大前提として健康体である必要があるため、生活習慣病に悩まされやすい人間を長生きさせるのはさらに難しい挑戦です」
STAP細胞騒動とは次元が違うものの、“夢の長寿薬”と冠がつくだけあって、実用化はまだまだ先の話らしい。
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