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サプリメントの裏ラベルはここをチェック!
ビタミン、鉄、亜鉛……「効くサプリメント」はこう選ぶ!
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141231-00014117-president-bus_all
プレジデント 12月31日(水)15時15分配信
普通の健康診断ではわからない病気の手前の“未病”段階での体の異常を見つけ出し、栄養バランスを整え直すことで、120歳長寿も夢ではない!? 驚異の検査と治療法を紹介する。
サプリメントは、特定の栄養を目的に応じて大量摂取できるのが大きな利点だ。食事による体質改善がベースになるものの、オーソモレキュラー療法(http://president.jp/articles/-/14111)では、体内の栄養バランスを短期間に変えられるサプリメントが病気や、その症状を治す強力な武器となっており、病気を治すために必要な体内栄養の濃度のことを「至適濃度」と呼ぶ。
そして、患者の健康状態に応じた至適濃度を想定し、それを達成するサプリメントをチョイスしていく。さらに、3カ月ごとに経過を観察してサプリメントの摂取量を調整しながら、健康量(健康を保つのに必要な栄養量)の維持を図っていくのだ。ただし、サプリメントの摂取量は、国が推奨している摂取量に比べて桁違いに多い。その理由について新宿溝口クリニックの溝口院長は次のように説明する。
「たとえば、ビタミンBの成人男性の摂取量について、厚生労働省は1日1.1ミリグラム以上を推奨しています。しかし、これは脚気を予防するための基準。つまり、欠乏症を起こさない必要最低限の摂取量であって、健康を保つために十分な量とはいえないわけです。オーソモレキュラー療法では、治療の早い段階で、患者さんにビタミンBを1日150ミリグラムとってもらうこともあります。『ビタミン過剰症にならないか』とよく質問されますが、経口摂取であれば、心配はいりません」
広く普及しているサプリメントだが、実は社会的信用を十分に得ているとはいいがたい。その原因の一つとして「天然由来の食品のほうが安心」といった根強い“信仰”があると考えられる。この点について溝口院長は次のように反論する。
「天然由来の食品への信仰は、思い込みにすぎません。食品でもとり方を間違えると害になります。最近、母乳だけで育てた赤ちゃんに、『くる病』が多発しています。くる病は骨の変形を引き起こす病気で、ビタミンD欠乏症の一つ。母親の栄養失調や紫外線対策によって、母乳にビタミンDがほとんど含まれていないのが原因でしょう。母乳にはメリットもあるのですが、人工の粉ミルクを飲んだ赤ちゃんはビタミンDを摂取できるのでくる病にかかりにくい。同じように必要に応じてサプリメントを活用すべきでしょう」
■あてにならない含有量の表示
また、社会的信用を確立できていない要因として、サプリメントの質がメーカーなどによって“玉石混交”であるという現実も大きく影響しているようだ。大手食品メーカーが続々と参入する一方で、トラブルを起こす悪質な業者も後を絶たない。サプリメントは食品扱いで、商品に表示されているビタミンなどの量が実際に含まれている量と違っていても、法的に問題とされない。サプリメントを作る際、計算上1カプセル当たりに含まれる“仕込み量”であればいいからなのだ。
「質の高いサプリメントは原価も高く、それなりの売価になります。極端に安いサプリメントの場合、効果は期待しないほうがいいでしょう」と溝口院長は指摘する。ただし、価格が高いからといって、質も高いとは限らない。あるメーカーは、「医師も使用している」という触れ込みで、高価なサプリメントを販売していた。しかし、表示していた栄養が全く含まれておらず、後に調査でそのことが発覚して行政指導を受けた。
ビタミン剤や鉄剤のように、保険適用となっている栄養素も一部にある。ところが、保険が利くものであっても、必ずしも有効とはいえないのが実情だ。たとえば、オーソモレキュラーで鉄欠乏の治療に使われる「ヘム鉄」は、保険適用の鉄剤には含まれていない。ヘム鉄はレバーや貝類などの動物性食品に含まれる鉄化合物。一方、保険適用の鉄剤に含まれているのは「非ヘム鉄」のみ。ヘム鉄に比べて吸収が悪く、女性が服用すると、悪心、おう吐などの胃腸障害や便秘といった副作用も起こりやすいという。
自分で市販のサプリメントを買うときは、「成分などが表示されている、商品の裏ラベルをチェックすることも、サプリメント選びのコツ」と、溝口院長は助言する。サプリメントの原材料は、ふつう重量の比率の大きい順に表示されているからだ。
本来であれば必要な原材料が初めに記載されるところが、製品によってはブドウ糖、果糖、液糖など味の調整に使われるものが先頭に書かれていたりする。また商品の名前にはサメ軟骨と書かれているものでも、実際の原材料には海洋生成物由来のものが検出できなかった例などもあり、業界自体で規制と基準を設ける動きが出てきている。
つらい症状を改善するためなど、積極的な健康レベルの向上を目的にする場合には、信頼できる医療機関が推奨するサプリメントを選択するのが賢明であるといえるかもしれない。
■オーソモレキュラー療法を受けられる主な医療機関
●北海道・東北
北海道―札幌スポーツクリニック
岩手県―さやかクリニック
宮城県―きたのはら女性クリニック、市川内科電力ビルクリニック
秋田県―あきたすてらクリニック
山形県―十日町ようこクリニック
福島県―青山医院
●関東
茨城県―廣瀬クリニック
栃木県―半田醫院、谷口医院
群馬県―佐藤医院、服部・えびすさまクリニック
埼玉県―大宮レディスクリニック
千葉県―目時クリニック、森永歯科医院
東京都―クリニークデュボワ、内山九段クリニック、みゆきクリニック、松倉クリニック、角田クリニック、小松川クリニック、ひめのともみクリニック、伴野内科クリニック、青山研美会クリニック、中目黒アトラスクリニック、アトラス心クリニック、新宿溝口クリニック、新宿OP廣瀬クリニック、優レディースクリニック
神奈川県―相模原中央病院、横浜心療クリニック、会田クリニック、千梨内科クリニック
●中部
石川県―小林クリニック、いこまともみレディースクリニック
山梨県―稚枝子おおつきクリニック
静岡県―じゅんデンタルクリニック、ティースエクセレントクリニック
長野県―グリーン歯科、たかはしクリニック
愛知県―高橋ファミリークリニック、滝歯科医院、こいで耳鼻咽喉科美容皮膚科
京都府―烏丸姉小路クリニック、せきにし歯科医院
大阪府―田中クリニック、かわい内科クリニック、リンダ女子クリニック、たにまちクリニック、はるなクリニック、むやスキンクリニック
兵庫県―井之上メディカルクリニック、ナチュラル心療内科クリニック、甲子園栗木皮膚科クリニック、大家神経科医院、里皮フ科クリニック
鳥取県―メディカルストレスケア飯塚クリニック
島根県―真理渡部歯科クリニック
香川県―桑島内科医院
愛媛県―きい麻酔科クリニック、久保皮膚科クリニック、北条医院
高知県―愛宕医院
●九州・沖縄
福岡県―古賀文敏ウイメンズクリニック、木村専太郎クリニック、やすだクリニック、水田ひふ科クリニック、大安部外科胃腸科医院、イトウデンタルクリニック、医療法人 けやき会 東病院
佐賀県―医療法人まごころ医療館
長崎県―大串歯科医院
熊本県―シャワー通り きさぬきクリニック
宮崎県―みきクリニック宮崎
沖縄県―新垣形成外科
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新宿溝口クリニック院長 溝口 徹
1964年、神奈川県生まれ。福島県立医科大学卒業。横浜市立大学病院、国立循環器病研究センターを経て、96年に辻堂クリニックを開設。2003年、日本初の栄養療法専門の新宿溝口クリニックを開設。
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野澤正毅=文 加々美義人=撮影 PIXTA =写真
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