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毎食120グラムの野菜と一緒に/(C)日刊ゲンダイ
野菜と一緒に1日300〜500グラム 肉を主食にすれば痩せる
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/155515
2014年12月6日 日刊ゲンダイ
肉はコレステロール値を上げ、動脈硬化を進めるからよくない――。
そんなふうに思われてきたが、最近は「体にいい」と見直されていて、肉をメーンにしたダイエット法も登場した。一体、どういうことなのか。
医師で、肉を主食とする食事法「ケトジェニック・ダイエット」の提唱者の斎藤糧三氏が言う。
「ケトジェニック・ダイエットは、米や麺類、パンなどの炭水化物をやめて肉を主食にする食事法です。なぜそれを勧めるかというと、人間はもともと肉食だから。肉中心の食事の方が、体の理にかなっているのです。この食事法にすると、体に蓄積された脂肪が燃えやすくなり、どんな方でも1週間で2〜3キロは楽にやせられます。理想的な食事法です」
肉がよくないといわれるのは、白くコッテリとした脂肪であって、赤身は悪くない。肉への誤解は、そこから生まれている。マンガみたいな赤身の塊を食らいつく分にはまったく問題なく、ケトジェニックが推奨しているのも赤身だ。牛、豚など赤身なら何でもいいが、ベストは牛だという。
横浜創英大名誉教授・則岡孝子氏(栄養学)が言う。
「牛の赤身には、体内では合成できない必須アミノ酸がバランスよく含まれています。ビタミンB群や亜鉛、鉄分も豊富です。栄養学的に優れています」
■ステーキよりうどんの方が太りやすい
赤身であれ、肉はカロリーが高い。高カロリーのメニューを控えるのが健康的とされてきたが、カロリー中心の食事管理も間違いだ。
「たとえば、うどんとステーキのカロリーを比べると、うどんの方が低カロリーですが、太りやすいのはうどんです。うどんは糖質(炭水化物)なので、消化の過程でインスリンを必要とし、最終的に中性脂肪として体に蓄積されます。ところが、赤身肉には糖質がほとんど含まれないため、インスリンが必要なく、ほとんど中性脂肪になりません。インスリンが“肥満ホルモン”と呼ばれるのはそのためです。肉の消化過程で生じるケトン体はエネルギー源になるので、体に蓄積されません」(斎藤氏)
アミノ酸は筋肉の材料になり、ビタミンB群は代謝に欠かせない。肉を控えていると、筋肉が減って、代謝も悪くなる。アミノ酸が不足すると、神経伝達物質の合成も悪くなる。中年太りで疲れやすく、気分もへこみがちなんて人は、肉を控えて、野菜と魚に米少々といった食事のせいかもしれない。
では、どうやって肉中心の食生活に切り替えればいいか。
「炭水化物をきっぱりやめて、肉にします。肉の摂取量は1日300〜500グラムが目安。肉の重さの20%がタンパク質の量で、300グラムの肉には60グラムのタンパク質が含まれています。毎日必要なタンパク質は、体重1キロあたり1グラムで、60キロなら300グラムの肉を食事の回数に分けて食べる。1日3食なら100グラムずつ、2食なら150グラムずつ。肉100グラムは、男性の手のひら1枚分です。このほかに、野菜を毎食120グラム食べるのが、ケトジェニック・ダイエットです」(斎藤氏)
野菜120グラムは、生なら両手いっぱい、温野菜なら片手分だ。1食を肉の代わりに豆腐や納豆などの大豆に置き換えてもいいが、付き合いで仕方ないとき以外はなるべく炭水化物を避けること。
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