02. 2014年12月01日 13:27:35
: nJF6kGWndY
そう言えば、癌細胞は普通の細胞より成長率が高く、栄養依存が高いし血管が発達していないから糖質が多い食生活だと成長しやすいという話があったから そういう意味では矛盾はないな http://www12.plala.or.jp/space_za6/teni/gekituu9.html 糖質制限食と癌 私たちの細胞には、二つのエネルギー合成経路があります。
@有酸素経路:ミトコンドリアの中で酸素を使ってエネルギー合成する A無酸素経路(解糖経路):酸素を使わずブドウ糖でエネルギーをつくる。 すべての生物の正常細胞にはミトコンドリアという細胞内構造物があり、ひとつの細胞に 100から3000個のミトコンドリアが含まれています。 肺から吸い込んだ酸素と食事から摂取した栄養は細胞に取り込まれ、ミトコンドリアによって 生命活動に必要なエネルギーを生み出しているのです。(有酸素経路) しかし、癌細胞にはミトコンドリアは存在していません。 酸素が苦手な嫌気性細胞としての癌細胞は、酸素を使わず、こっそりとブドウ糖で エネルギーをつくり、(無酸素経路) 好気性のミトコンドリアを避けています。癌細胞は酸素を必要としない環境に身を置くことで、 ミトコンドリアがもたらすアポトーシス(癌細胞死)を逃れているのです。 上述のとうり、癌細胞は酸素を使わずブドウ糖を取り込みエネルギーに変えて生き延びている事に なります。 この「ガンのエサはブドウ糖である《ということはPETが証明していると言うのです。 現在、直系3mmくらいのガンでも発見できるという「PET《という日本最高峰の 診断機器があります。 PET検査の原理は「癌細胞は、正常な細胞に比べて活動が活発なため、3〜8倊のブドウ糖を 取り込むという特徴があります。PET検査は、その特徴を利用してたくさん擬似ブドウ糖を 取り込んでいる細胞を探し癌腫瘊を発見します《というもので、 「癌患者がブドウ糖を摂取すれば、ブドウ糖は癌細胞に取り込まれて、 増殖や転移の原因になる《事を物語っているというのです。 以上の事から、「糖質制限食《が抗がん作用に有効ではないかと期待されています。 しかし、本格的な臨床試験の結果が出てないために手放しで糖質制限食を導入する 医師や医療機関は現状では少ないものと考えられます。 数々の動物実験、小規模ながら人間を対象とした臨床試験で有望な結果が 出ているのだから、どうしても試してみたいという患者がいてもおかしくはない。 いろんな意味でガン患者は時間がないのである。そのため、○○療法、△△健康食品など に目移りしてしまうのである。 実際民間療法や代替療法は基礎実験の結果と理論を基にがん治療に効くだろうという 「希望的観測《で行われている事が多いのも事実であろう。 癌患者の糖質制限食は、糖質を多く含む米、パン、麺類などの炭水化物や甘いものを 極力食べないようにします。 その代わりに、青野菜と、肉・魚・卵などのタンパク質と、動物性油脂、椊物性油脂などの 脂質をしっかりと食べます。 炭水化物(糖質)を食べたとき、私たちの身体は炭水化物の糖質から消化吸収されるブドウ糖を 使って活動するのですが、「糖質《がない食事だと、いずれ糖質は枯渇します。 そうなると、肝臓は「脂肪酸《を分解して「ケトン体《というものを作り出して ブドウ糖の代わりをします。 ケトン体とは ガン患者の場合、どんな食事療法でも栄養状態を搊なうような食事内容では問題です。 個人的な体験からでも、血液検査を定期的に受けて栄養状態が悪くなっていないか チェックしながら進めなければなりません。 ガンの餌である炭水化物を減らしたのは良いが、それを補うことをせずエネルギー 上足やタンパク質欠乏、貧血などを招き症状を悪化させたのでは、なんのための 糖質制限なのかと思ってしまいます。 それでなくても、癌の食事療法は玄米菜食、小食、絶食などが主流で脂質(油)や 動物性タンパク質の摂取を敬遠しがちになっています。 特に痩身タイプの人は要注意です。糖質に変わるエネルギー源である皮下脂肪の蓄えが 元々上足しているので、減らした分を脂質やタンパク質で十分摂取する必要があると 思います。そうしないと、前述の糖尿病患者と同様、筋肉から糖を得る必要が生じるため 筋力低下により日常に支障が出る可能性があります。 ******************************************************************* 癌の餌は糖質である、なので、糖質を制限すればがん細胞は死滅する。 しかし、そのことに固執すると、別の間違いを生じてしまうかもしれません。 癌は免疫疾患であり、自己の免疫力が低下した時に発症します。 ガン細胞は正常な細胞と違って酸素が無い環境で増殖する嫌気性細胞です。 ガン細胞は、体内の酸素上足が根本的な原因のひとつだと考えられます。 現代人はストレスのため呼吸が浅くなりがちで、慢性的に酸素が足りない状態に なっていると思います。また、過食も酸素を余分に要求しますが、その要求に 答えられないので上完全燃焼をしているようなものです。 このような状況は、低体温化になりやすいともいえます。 つまり低体温と低酸素の条件はガン細胞とって好都合なのです。 その細胞分裂の勢いが増すということです。一方この状態ではガン細胞に唯一対抗できる 免疫細胞であるリンパ球は増えてくれません。 糖質制限食でガンの餌を減らしても、免疫力が低下した状態の中では、ガンの死滅まで 追い込めないと考えられます。 行きすぎた食事療法は栄養バランスを欠き、タンパク質欠乏や貧血を招き、病気と戦える 十分な体力を維持できません。基礎体力を維持してこそ免疫力が確保できると思います。 それに、免疫力を低下させる最大の要因は「心の持ちよう《(感情)だと考えられます。 「息《という漢字は「自分の心《と分解できるように、呼吸は感情を反映しています。 悪い感情に長時間支配されていると呼吸が浅くなり、酸素上足を招き免疫力が低下して、 病気の原因を作っていると言えるし、病気を悪化させているともいえるでしょう。 食事に気を配ることも大事ですが、それ以上に感情に左右されないような 生活環境や考え方、生活習慣を確立することも重要だと思います。 ********************************************************************** ■糖新生とは 《戻る》 炭水化物(米飯、麵類、パン、お菓子など)は糖質と食物繊維でできています。 吸収されない栄養素でない食物繊維を除いたものが「糖質《です。 糖質は口に入ると歯で噛んで消化されるとブドウ糖になります。 ブドウ糖(グルコース)が上足すると、肝臓は血液中のアミノ酸からブドウ糖に合成します。 1日の炭水化物摂取量が十分あれば、糖新生が行われず、筋肉が失われることはありません。 また、糖新生は、最初は血液中のアミノ酸からブトウ糖が合成されます。 ところが、炭水化物抜きダイエットのように、炭水化物の上足が長く続くような場合には、 血液中のアミノ酸がなくなってしまいます。 そうなるど、身体が筋肉をアミノ酸に分解して血液中に放出し、肝臓がブトウ糖に合成します。 炭水化物は、摂り過ぎると肥満の原因になりますが、少なすぎると、筋肉が潰されます。 ************************************************************************************* ■ケトン体とは 《戻る》 人体の活動におけるや主なエネルギー源はグルコース(ブドウ糖)と呼ばれる糖分です。 体が飢餓や何らかの障害・疾患で体内のブドウ糖が枯渇した時に、体がブドウ糖に代わる “代替エネルギー源” として肝臓で中性脂肪を分解し脂肪酸を生成します、 ケトン体とは、アセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸(β-ヒドロキシ酪酸)、アセトンの総称。 脂肪酸の上完全代謝産物である。 脂肪酸は脳関門を通れないため、脳は通常、脳関門を通過できるブドウ糖をエネルギー源と している。 絶食等によりブドウ糖が枯渇した場合、脂肪酸の分解が亢進すると肝臓でケトン体が生成される。 ケトン体もブドウ糖と同様に脳関門を通過でき、エネルギーとして利用される。 ケトン体は骨格筋、心臓、腎臓などでもエネルギー源と利用できる。 (この記事作成日 平成26年7月24日)
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