★阿修羅♪ > 不安と不健康16 > 545.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
空腹はダイエットコーラを1日2リットルで…「摂食障害」の現実〈週刊朝日〉
http://www.asyura2.com/13/health16/msg/545.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 9 月 05 日 11:48:25: igsppGRN/E9PQ
 

空腹はダイエットコーラを1日2リットルで…「摂食障害」の現実〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140905-00000008-sasahi-hlth
週刊朝日  2014年9月12日号より抜粋


 思春期の女性に多い病気というイメージが強いが、近年、その裾野は広い年代に広がりつつある「摂食障害(せっしょくしょうがい)」。

 関東地方に住む会社員、山本美沙さん(仮名・31歳)は、大学時代、きれいになりたいとダイエットを始めた。食事を抑えると体重がみるみるうちに減り、家族から初めて「かわいい」とほめられた。達成感を覚え、徐々に行動がエスカレート。夕食は、こんにゃくや茹でた野菜だけになり、空腹は、ダイエットコーラを1日2リットル飲んで満たした。45キロあった体重は激減。25歳で自由が丘高木クリニック院長の高木洲一郎医師のもとを訪ねたときは、わずか30キロだった。

 高木医師は、神経性やせ症(拒食症)と診断。カウンセリングをしていく中で、原因は、単に痩せてきれいになりたいことではないことに気付いた。

「幼少期から家族の不仲を見ていて、『いい子』として振る舞ってきたこと、常に人の顔色をうかがい、親の命令に従ってきたことで、自己主張ができなくなってしまったことが背景にあることがわかりました」(高木医師)

 高木医師は心理療法士とともに、自分の意見を主張できるように訓練する「アサーション・トレーニング」を実施。嫌な思いをしたときにその気持ちを訴える練習や、自分の意見を率直に伝える練習をした。そのとき、達成感を味わい、喜びや自信を感じられるようにしていった。

 高木医師は同時に、家族関係の改善をおこなうことも必要と考え、母親に対して集団家族療法や個人カウンセリングをおこなった。「子どもの気持ちを受け止める」ことを目標とし、親が思い描いた展望に強制的に合わせるのではなく、娘の思いをすべて受け入れる姿勢を習得していくよう指導した。

「摂食障害は、食行動の異常という形はとっているものの、親子や夫婦関係がうまくいかなかったり、自分に自信がなく理想と現実の乖離に悩んだりと、心の葛藤が体形への関心に置き換えられていることが多く、内面的な問題に病気の本質があります」(同)

 そのため、単に体重を増やすような薬物投与だけでは根本的に解決しない。

「背景にある問題は個別に違うので、治療法は、一律ではうまくいきません。また、医師一人での限られた時間内の診療では限界があり、心理療法士、栄養士、患者の家族ら多くの人のサポートが必要なのです」(同)

 山本さんは、治療に5年を要したが、今ではすっかり回復。自分の思いを告げられるようになったほか、母親の考え方も変わり、家族関係も良好になった。


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。) ★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

▲上へ      ★阿修羅♪ > 不安と不健康16掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
不安と不健康16掲示板  
次へ