誰でもできる「ユマニチュード」　認知症の人に劇的変化〈ＡＥＲＡ〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140809-00000004-sasahi-life
AERA 　2014年8月4日号より抜粋

　ユマニチュードというフランス発の介護術が注目されている。認知症の人が劇的に変わるのだ。

　会場に女性の叫び声が響いた。

「なにをするの！？」

　今年5月、東京都内で開かれた第15回日本認知症ケア学会。スクリーンに映しだされた映像では、看護師2人が認知症の高齢女性の体をシャワーで洗おうとしていた。女性は水が冷たいと必死に訴え、助けを求めて声の限りに叫ぶ。お湯は温かい。もちろん乱暴にもしていない。

　ところが、フランス生まれのケアメソッド「ユマニチュード」を学んだ看護師が入浴介助をすると、女性は別人のように穏やかにシャワーチェアーに座り、お湯を浴びている。そして、「さっきはね、怖かったの」と看護師に心情を語った。

　認知症があって、攻撃的になっていた人が穏やかさを取り戻す。寝たきりで、話しかけてもほとんど反応しなかった人が問いかけに答え、笑顔も生まれる。

　ユマニチュードが奇跡のような変化を生むのは、根底に「人とは何か」「ケアする人とは何か」という哲学があるからだ。

　ユマニチュードの基本の柱は「見る」「触れる」「話す」「立つことを援助する」の四つ。

「見る」は、同じ目の高さで正面から、顔を近づけて長く（0.4秒以上）、見つめる。視野が狭まっていることもある認知症の人が、見つめられていることが分かるように。

「触れる」ときは、広い面積で触れる。手首をつかむなど狭い面積だと、痛みや驚きを与えてしまうからだ。優しく、ゆっくり、少し重みをかけるようにして安心感を与える。

「話す」ときは、やわらかな抑揚と低めの声で話す。嫌な気持ちにならないよう、ポジティブな言葉を選ぶ。入浴や着替えなどで触れるときは、反応がなくても黙って行わない。実況中継するように、次にすること、今していることなどを、溢れるほどの言葉で話しかけながら行う。

「立つことを援助する」のは、寝たきりでは筋力も認知機能もみるみる衰えてしまうからだ。

　暴言や暴力など、認知症の行動・心理症状と呼ばれるものは、認知機能が低下して状況の理解がスムーズにいかないために、恐怖や不安を感じて自分を守ろうとしている「表現」というのが、認知症ケアの考え方だ。

　ユマニチュードの柱は、ケアする人が認知症の人の恐怖や不安を取り除き、絆をつなぐコミュニケーションの基本ともいえる。だから、ケアする人が認知症の人を脅かす存在にならずに済む。しかも、習熟は必要だが、意識すれば誰でも実践できる。

コメント
01. 2014年8月12日 22:04:13 : uZ5YoCvw2s 　日本人は基礎が不理解で、稚拙のきわみ。すべからず、こんなことも分からない。 　だから、放射能が安全といわれて、騙されるんだろう。 　さて、認知症で注意しただけで暴れる・・・ 　（１）好意を踏みにじられて、自分が拒絶されたことへの怒り・憤り・・・ 　　世話になっている配偶者にお茶を入れてあげようとするも、零してしまう。 　　すると、犬の脳の配偶者は決まって、「だから、余計なことはしなくて良い・・」と叱る。 　　ボケてるのは認知機能だけで、感情は理解する能力があるので、 　　≪思いやりの行為を阻まれた、憎まれてるので叱られてる≫と受け取ってしまう。 　　これで、暴力的になったり、物を投げたりするようになる。 　　零しても構わないので、何をしたいか、好きにさせて、最後までやらせる。 　　お茶を入れてくれた上に、いつもありがとう・・・と口にする。 　　零してることは叱らずに、気持ちを受け取り、感謝をしてあげると、非常に穏やかになる。 　　注意されたことで暴れたり、物を投げたりしなくなるし、受け止めた後に注意（お願い）する 　　と、危ないので自分でお茶を入れなくもなる。素直になる。 　（２）出かけようとして制止されると暴れる、目を盗んで徘徊する 　　思い出の公園に行きたく、しかし、ことばでうまく表現できない認知症。 　　出かけようとしたときに、「また何処に行くの、危ないから勝手に出ないで・・」と叱ると、 　　状況を理解できないが、感情は理解できるので、虐められた、拘束された・・・と受け取る 　　から、目を盗んで徘徊を繰り返すようになる。 　　出かけようとしたら、付いて行ってあげるといい。 　　夫婦でよく行った馴染みの公園のベンチに座って、そのときの断片的不完全な記憶を思い出し、 　　かすかな思い出に浸って、相手の手をとって、穏やかな表情になる。 　　ここまで付き合ってあげると、二度と、勝手な徘徊をしなくなる。 　　つまり、一度、面倒でも、付き合ってあげると、その後が楽になる。 　　毎回、行方不明で探し回って大変・・・、目も離せない、疲れた・・・にはならない。 　 　書き出すときりが無い・・・ 　こんな初歩的なことも教えられない日本の阿呆な教育・・・、日の丸仰いで終わりかいぃ・・・ 　未だに、刑務所で木工作りやってる国だから、発達障害も見破れない鈍感な国民だから、 　越後屋と悪代官が、Ｂ層を騙せるわぁ・・・、脳が犬の越後屋や悪代官でさえ・・
02. 2014年8月12日 22:18:08 : pBipN2KXDo 　 ＞日本人は基礎が不理解で、稚拙のきわみ。すべからず、こんなことも分からない。 お言葉ですが、あなたは 日本語の基礎が不理解で、稚拙のきわみ。 「すべからず」の意味と用法すら分からない。 他人をあれこれ言う前に、まず自分の襟を正しましょう。
03. 2014年8月13日 01:55:24 : BwJHPvup8Y >>02 >>01が言わんとすることは理解できるが、あなたの意見は理解不能。

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