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アルコール依存症かどうかを判定できる、たった2つの質問とは?
http://irorio.jp/kamejiro/20140711/148327/
2014年07月11日 17時50分 IRORIO
たった二つの簡単な質問で、アルコール依存症かどうかを高確率で判定できる――そんな研究結果を英レスター病院の研究グループが発表した。
テストがよりシンプルになれば、実施する医療機関や患者の負担の軽減につながるのだという。
■依存症患者の9割弱を発見
その画期的な2つの質問は次の通り。なお、テストは薬物依存症患者のテストも兼ねている。
“How often do you have six or more drinks on one occasion?”
(訳)6杯以上お酒を飲む機会はどのぐらいの頻度でありますか?
“As a result of your drinking or drug use, did anything happen in the last year that you wish didn’t happen?”
(訳)昨年1年間のうちにお酒を飲んだりドラッグを使ったりした結果、起こって欲しくないことが起こってしまったことはありますか?
実験では、このシンプルなアンケートを5646人に実施。その結果、アルコール依存症患者を87.2%の精度で見つけ出したのだという。
また、アルコール依存症ではない人を79.8%の精度で発見することもできたのだとのことだ。
■簡便さと精度の高さを両立
研究グループによると、アルコール依存症を判別するテストはいくつかあるが、質問が多いものは精度が高い分、時間と手間が掛かり過ぎてしまうのだという。
そのため、簡単に回答、分析が可能で、かつ精度の高いテストを新たに発案するために今回の研究を行ったのだという。
テストがシンプルになり、より広く実施されるようになれば、発見される依存症患者の数も増える。
アルコール依存症は、本人だけでなく、近しい人や無関係の他人をも巻き込む。
こうしたテストの普及により、より多くの患者が治療を受けることを期待したい。
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